★ひとこと 「花背から雲取山を経て貴船山経由貴船口へ」
好展望の雲取山北峰
★行った日 2016年1月15日(金) 晴後曇 単独
★コース
阪急高槻駅6:51(阪急、京阪)=7:34出町柳7:50(京都バス)=花背高原BS9:02→9:39寺山峠9:46→凌雪荘横10:12→ハタカリ峠10:37→10:45雲取峠10:54→雲取山北峰11:01→(911.1m)雲取山11:15→11:31立命ワンゲル小屋11:55→三ノ谷出合12:12→旧花背峠分岐12:32→芹生12:36→芹生峠12:54→柳谷峠分岐13:06→滝谷峠13:33→14:00(716m)貴船山ケルン14:07→夜泣峠分岐14:38→貴船口分岐14:52→15:03貴船口駅15:21(叡電、京阪、阪急)=阪急高槻駅16:33
雪のない京都北山の雲取山だ。花背高原から雲取山を経て芹生(せりょう)へ下り、貴船山経由貴船口へ下る計画だ。積雪皆無の花背別所でバスを降りたのは僕一人だけだ。今の時期、例年だとスパッツをつけアイゼンを持って登り始めるが、何も用意せずにすぐスタートだ。
かつての花背分校の前から乾いた路面の地道林道を進む。大昔に単版のスキーを担いで峠下から通った懐かしいスキー場跡(当時のバスは積雪期には峠下-旧峠の登り口-でストップ)のススキ原を眺めながら登り、寺山峠の道標通りに杉林に入る。しっかりした山道を標識に従って30分ほど登ると寺山峠だ。直進は一ノ谷を経て雲取山へいけるが、右の尾根経由だ。稜線の西側は植林帯が多いが、東側は葉を落とした広葉樹林が続き、樹間や梢越しに別所の集落や滝谷山の山並みを目にしながら進む。P899東の鞍部で左下に凌雪荘を見ながらピークを過ぎて、方向を北から西に変えて下って上り返すとハタカリ峠だ。北斜面に薄雪の残る美しい落葉樹林帯の峠からブナ尾根を過ぎて鞍部へ下ると雲取峠だ。府大ヒュッテもある広々とした峠は休憩の適地だ。鞍部から南へ尾根を登ると落葉樹の疎林帯が広がる展望豊かな雲取山北峰だ。北山の彼方に比良山系が望める景勝地だ。北峰から少し戻って、一つ西の稜線を南へ登ると雲取山三角点だ。林間の山頂で視界ゼロだ。山頂から西へ下ると三ノ谷、南へ下ると二ノ谷だ。急な所もあるが概して下り易い美しい二ノ谷を山頂から15分ほど下ると立命ワンゲル小屋だ。小屋の庭先で陽光を浴びながら大休止、暖かいカップ麺とコーヒーだ。
(雪のない花背別所)
(スキー場跡に沿って登る)
(杉植林帯を登る)
(寺山峠、直進は一ノ谷)
(P899東ピーク)
(ハタカリ峠)
(ブナ尾根を西南へ) (府大ヒュッテのある雲取峠)
(展望の良い雲取山北峰)
(雲取山北峰から武奈ヶ岳方面を望む)
(展望のない雲取山三角点)
(二ノ谷を下る)
(立命ワンゲル小屋で大休止)
小屋から荒れた箇所もあるが、渡渉を繰り返しながらの二ノ谷下りだ。道床の流出した一ノ谷合流点から林道歩きとなり、三ノ谷合流点を過ぎて30分ほど進むと芹生で府道合流だ。府道をしばらく南下して芹生峠から右の稜線に取り付き、急坂を頑張るとピークの柳谷峠分岐だ。魚谷山(いおたにやま)を右に分け稜線を南下、見晴しのよいP760を過ぎて広葉樹林を下ると杉林の中の薄暗い滝谷峠だ。右にアズキ坂、左に奥貴船橋を分け、なだらかな植林帯の道を直進だ。峠から30分ほど進むと貴船山ケルン、杉林の中の最高点だ。さらに稜線を30分ほど下って夜泣峠を右に分け、ユリ道を二ノ瀬に向って下り、42番標識の大木の所から左へ急坂を下ると、約30分で貴船口駅だ。
雪のない冬の落葉樹林は明るく、日ざしを受けながらの稜線歩きは快適だ。ハタカリ峠から雲取山北峰にかけてブナなどの広葉樹林帯尾根が素晴らしい。山頂から二ノ谷を下るが、多少荒れた所もあるが美しい谷だ。滝谷峠から貴船口まで植林帯が続くが、真っ直ぐな北山杉が目を楽しませてくれる。
(一ノ谷と二ノ谷合流点) (一ノ谷と三ノ谷合流点)
(芹生で府道へ)
(芹生峠から山道へ)
(柳谷峠分岐) (展望尾根を滝谷峠へ)
(滝谷峠) (杉植林帯のなだらか尾根道を行く) (貴船山ケルン)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(1)花背高原BS〜芹生峠 (2)芹生峠〜貴船口駅
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 花背、大原
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