★ひとこと 「氷瀑を求めてモミジ谷から山頂散策後太尾道へ」
第6堰堤の凍りかけの氷瀑
★行った日 2016年2月7日(日) 曇時々晴 単独
★コース
高槻6:29(近畿道)=松原IC(府道31、府道170、R309)=7:56水越峠駐車場8:10→カヤンボ8:49→モミジ谷入口8:52→第6堰堤9:38→二俣9:48→仁王杉10:15→一ノ鳥居10:18→キャンプ場10:52→金剛山駅11:08→国見城跡11:40→11:53(1094m)大日岳12:13→六道ノ辻12:23→太尾塞跡12:36→石筆橋分岐12:59→13:22水越峠駐車場13:30(R309、府道170、府道31)=松原IC(近畿道)=高槻15:25
寒波襲来に近場の氷瀑を期待して金剛山の初めてのモミジ谷とツツジオ谷だ(結果的にツツジオ谷は中止)。水越峠を起点に林道からモミジ谷を経て金剛山へ登り、ちはや園地を経て国見城跡経由太尾尾根で下山の計画だ。富田林からR309を水越峠へ向い、トンネル手前から旧道に入り水越橋手前の駐車場利用だ。付近が薄く白くなっている程度なのでチェーンスパイク(結果的に使わず)を携えて出発だ。
水越峠ゲートから薄雪の林道を、先行者十人位の足跡模様を見ながらテクテク、カヤンボでダイトレとお別れしてカヤンボ谷入口を過ぎた林道のUターン部がモミジ谷入口だ。先行者2人の足跡を追って渡渉を繰り返しながら沢筋を進む。予想より歩き易い道だ。Ca850の第4堰堤を上がると小広場があって休憩の適所だ。Ca870の第5堰堤手前でこのコース唯一の岩場を越えて堰堤の左岸を上り、少し進むとモミジ谷のハイライト第6堰堤だ。堰堤手前の岩場から落ちる水滴が凍って見事な氷瀑が想像されるが残念ながら半凍結状態だ。溶け出した透明人間?に似た氷瀑のちょっと手前から右岸斜面のザイル付きの道を上り、堰堤を越えて谷筋を進む。ちょっと先で二俣に別れ、左右両方に赤布がぶら下がっているが、先行者の踏み跡のある右股へ入る。V字状の谷間を少し登ると右岸に左の小尾根に上がるザイル付きの道が現れる。すぐに小尾根上の道となり、急なザイル道を登ると笹原林床の薄く霧氷のついたブナ林だ。葛木神社の裏を通る道と合流してしばらく進むと仁王杉で参道に合流だ。ここまでカチカチの凍結面はなくチェーンスパイクなしで薄雪の谷筋や坂道もすべることはなかった。
(水越峠駐車場を出発) (水越峠から林道へ)
(カヤンボでダイトレ分岐)
(モミジ谷入口)
(全部で6基の堰堤を越える)(渡渉を繰り返してモミジ谷を行く)
(第5堰堤手前の岩場を登る) (第6堰堤手前から右岸を巻く)
(右岸の斜面を登る)
(正面の二俣を右俣へ) (V字谷をさかのぼる)
(左の小尾根へ取り付く)
(ロープのある急な小尾根を登る)
(霧氷のブナ林尾根を行く) (仁王杉で参道に合流)
標高約900メートルの第6堰堤でも半凍結なので、標高がそれ以下のツツジオ谷の一ノ滝や二ノ滝訪問は中止だ。代わりに通ったことのない山上園地のぶらぶら歩きだ。途中の展望台に立ち寄ってから大阪府民の森ちはや園地のキャンプ場だ。予約満員の張り紙のあるキャンプ場を初めて通るが、薄雪の山腹の斜面にバンガローや展望台が散在するなかなか雰囲気のよいキャンプ場だ。家族連れで込み合う園地を通り抜け、金剛山駅からなだらかな金剛山遊歩道を転法輪寺を経て国見城跡へ向う。事務所の温度計は0℃、氷瀑ができないはずだ。雑踏の山頂広場から霧氷の山腹を北へトラバース、途中でセト方面と別れて少し上り返すと大日岳の小広場だ。見晴しはないが人のいない山頂で大休止だ。ここから植林帯の急坂が続き、六道ノ辻、太尾塞跡、石筆(いしぶて)橋分岐を経て1時間強で水越峠駐車場下登山口だ。
モミジ谷は第6堰堤で半凍結した氷瀑が見られたが、完全凍結すれば氷の華咲く素晴らしい谷筋だ。若干危険な箇所もあるがザイルも張られ、予想より整備されたルートだ。残念ながらツツジオ谷を省略したが、雪化粧したちはや園地のキャンプ場から山頂広場へ通じる遊歩道も捨てたものではない。
(一ノ鳥居を南下) (展望台)
(雰囲気のよいキャンプ場)
(金剛山遊歩道を北上) (雑踏の国見城跡)
(城跡から北へ下る)
(薄雪の笹原を登る)
(大日岳で大休止)
(六道ノ辻を右へ)
(太尾塞跡を左へ)
(石筆橋分岐を右へ) (太尾尾根登り口へ帰着)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 御所
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