★ひとこと 「桑野橋から新雪の西尾根で蛇谷ヶ峰ピストン」
蛇谷ヶ峰本峰から西峰を望む

★行った日 2016年3月2日(水) 晴時々曇 単独
★コース
高槻5:23(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R367)=栃生(自転車デポ)6:52(R367)=7:04桑野橋トイレ駐車場7:21→8:22キノコ研究所(SS着)8:37→林道登り口8:50→猪ノ馬場9:05→中継局9:21→9:39大杉ピーク(小休止)9:47→展望ポイント10:17→反射板11:14→11:42(901.7m)蛇谷ヶ峰(大休止)12:17→反射板12:34→展望ポイント13:05→13:22大杉ピーク(小休止)13:31→中継局13:39→猪ノ馬場13:47→林道登り口13:52→14:00キノコ研究所(SS脱)14:09→14:33桑野橋トイレ駐車場14:40(R367)=栃生(自転車回収)14:52=(R367、県道311、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:27
この一両日の寒波襲来による新雪を危惧しながら比良山系北端の蛇谷ヶ峰(じゃたにがみね)だ。桑野橋から山頂を経てコメカイ道へ周回の計画だったが、結果的に重い新雪になけなしの体力を奪われて蛇谷ヶ峰ピストンだけだ。山かげの路面に残雪のある−4℃の途中峠を越え、登山基地の坊村を過ぎて栃生(とちう)で自転車をデポ、根雪は除雪されているが昨夜来の薄雪で真っ白なー2℃の桑野橋トイレ駐車場に到着だ。SS(スノーシュー)とアイゼンを持ってつぼ足で出発だ。
桑野橋バス停の先の道標で右折、民家の前から積雪数センチの植谷林道のだらだら坂を行くと道の両側に棒の立つ蛇谷ヶ峰登山口だ。踏み跡のない徐々に深くなる積雪を踏みしめながら針葉樹林帯をしばらく進み、広葉樹林帯になるとキノコ研究所だ。登山届けボックスもある広場でSSを履き、しばらくぶりの感触を楽しみながら林道を歩く。道端に放置された赤錆た乗用車の横を通り、少し先の道標通りに山道に入る。15〜20センチの新雪が根雪の上に乗っかり、快調に歩を進め、平地の猪ノ馬場を過ぎてなだらかな自然林を登る。やがてロボット気象観測所のような中継局を過ぎ、疎林帯の斜面を適当に登ると大杉のあるCa650のピークだ。小休止後、稜線を登ってCa740の展望ポイントから雪雲に霞んだ朽木(くつき)の里を眺めながらブナやミズナラなどの落葉樹林を登り続ける。Ca860で右に90度折れ曲がってひと登りすると反射板の西峰稜線だ。西峰から南の武奈ヶ岳や釣瓶岳へ伸びる稜線が霞をとおして雄大だ。
(R367から植谷林道へ) (林道の蛇谷ヶ峰登山口)
(雪の林道を進む)
(キノコ研究所前でSSを履く)
(林道登り口から山道へ) (猪ノ馬場を行く)
(徐々に重くなる雪道を登る) (中継局横を通る)
(疎林帯を適当に登る)
(Ca650大杉ピークで小休止)(下山時Ca740展望ポイントから) (Ca860で90度右折)
(西峰の反射板)
(西峰稜線を東進) (西峰から東へ下る)
稜線を東へ少し下って上り返すと積雪20センチ程度の蛇谷ヶ峰本峰だ。雪雲に霞んでいるが琵琶湖はじめ湖北の山々が山頂から望める。途中の吹きだまりや重い新雪で体力を使い果たし、また、上りの尾根道は迷い道の恐れはないが初めての雪道の縦走路では道ロストの可能性もあるので地蔵峠へ下る意欲をなくして、このままピストンだ。下り尾根は迷い込みそうな尾根分岐が幾つかあるが、往路のトレースのお陰でスイスイ下った。Ca600をきると気温も上がり、雪がSSのクランボンにくっつき、振り返るとSSのトレースに地肌が点々と現れ、付加重量付きトレーニングのようにしてキノコ研究所まで下った。ここでSSを脱ぎ、一部路面が露出した林道を順調に下り、間道を通って駐車地へ舞い戻った。
蛇谷ヶ峰西尾根は急坂がなくなだらかな稜線だ。その分、距離は長いがSS散歩に好適な尾根だ。ただし縦走路のように頻繁に小さなアップダウンがあるのでヒールリフターを立てたり引っ込めたりと忙しい限りだ。温度の高い新雪はSSにとって重くて大敵、無理せずに楽に雪景色を楽しむことができた。
(蛇谷ヶ峰から霞んだ北方を望む)
(三角点も頭を出す蛇谷ヶ峰) (西峰を戻る)
(西峰から武奈ヶ岳を望む)
(西峰から南の武奈ヶ岳方面を望む)
(稜線を下り続ける)
(気温が高くなり雪がSSに付着)
(猪ノ馬場を過ぎる)
(林道登り口)
(貴の研究所でSSを脱ぐ) (林道登山口を下る)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 北小松
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