ポンポン山(678.8m)小塩山(642m)

 

★ひとこと   「フクジュソウを求めてポンポン山へ」

ポンポン山北稜フクジュソウ保護地


★行った日   2016年3月4日(金) 晴一時曇  単独

★コース
JR高槻駅北BS6:51(高槻市バス)=神峰山口BS7:12→登り口7:29→8:08展望鉄塔8:17→東海自然歩道合流8:44→9:08天狗杉8:17→(678.8m)ポンポン山9:45→9:57リョウブの丘10:08→10:18福寿草保護地10:35→二又10:40→釜ヶ谷出合11:11→11:19森の案内所11:40→御陵谷12:34→淳和天皇陵前12:40→Nの谷12:50→12:58小休止13:08→炭の谷13:20→13:57林道始点14:05→14:26南春日BS15:03(阪急バス)=15:27JR向日町駅15:32=JR高槻駅15:48

 ネットで北摂のポンポン山のフクジュソウ開花情報が賑やかになってきたので、見頃が短いこともあって晴の日を選んで早速花見だ。本山寺古道でポンポン山を経てフクジュソウ保護地を散策、釜ヶ谷から小塩山(おじおやま)へ登り、あわよくばカタクリを見て南春日へ下山の計画だ(結果的にカタクリは1ヶ月早過ぎ)。
 神峰山口(かぶさんぐち)バス停から、今年の正月の”本山寺古道は2016年2月8日まで通行止”との掲示を信用して古道入口まで行ったが2017年10月12日まで通行止の立看板だ。仕方なく山裾の旧道から原大橋バス停を通って工事中の新名神高架橋下の府道の右側道を下り、小谷沿いの巡視路の急坂を登る。すぐに小谷左岸側の尾根端に上がり、新名神工事現場の飯場近くをかすめて尾根をなだらかに登り、尾根に立つ鉄塔から高架橋やトンネルの工事現場を眼下に眺め、樹林帯を進むと本山寺古道出合だ。すぐ先で谷道を左へ見送り、尾根道を直進してしばらく急坂を登ると展望鉄塔だ。朝霞にぼーっとしているが晴れていれば梅田の高層ビル群まで展望可能な所だ。しばらく木漏れ日を浴びながら樹林帯の稜線をなだらかに登りつめると東海自然歩道出合だ。きょうは本山寺をパスして直進、整備されたポンポン山西南稜の美しい樹林を愛でつつ尾根道をなだらかにたどるとポンポン山だ。霞がかかって眺望は利かないが陽光のまぶしい明るい山頂だ。無人の静かな広場を後にして北稜を下り、ちょっと上り返すと明るい落葉樹林のリョウブの丘だ。たどたどしい鳴き方のウグイスの初鳴きを聴きながら木漏れ日のベンチで小休止だ。いつまでも居座っていたい気持ちを抑えて出発、しばらく稜線を進み、爽やかなブナ林を道標通りに右(東)下へ下るとフクジュソウ保護地だ。いま満開の最高の時期だ。開園期間は2月13日〜3月27日 10時〜15時だ。保護活動の甲斐あって一部で株が増えているようだが、全体としてかつての勢いを取り戻すのは難しいようだ。園地を反時計方向に周回後、釜ヶ谷へ下り、渡渉しながら保護柵点在の沢を下る。草花は全く姿を見せずヤブツバキが頭上で咲いているだけだ。梯子と飛び石が用意された出灰(いずりは)川を渡渉して川沿いに森の案内所へ向う。

 (閉鎖中の本山寺古道入口)  (工事中の新名神高架橋下へ)      (巡視路下り口)

   (本山寺古道に合流)         (展望鉄塔)         (東海自然歩道に合流)

  (本山寺を左に分け直進)         (天狗杉)            (ポンポン山頂上)

     (リョウブの丘)       (ブナ林を保護地へ下る)      (保護地の管理テント)

   (満開のフクジュソウ)    (保護柵の多い釜ヶ谷を下る) (ツバキ咲く出灰川沿いに東進)

 森の案内所手前の笹原は刈り払われ、周辺が整備中のようだ。案内所のベンチで大休止、昼食後、府道の小塩山登り口から山道に入り、左、中央、右の3ルートがあるが、最も一般的な左の尾根ルートを登る。尾根端の急坂を登るとなだらかな気持ちの良い樹林帯尾根を登る。この尾根は鉄塔銀座だ。数人の作業者が鉄塔の上で大声で掛け声をかけあって工事しているのが印象的だった。鉄塔を過ぎるとアセビやウバメガシの樹林に入り、中畑からの道を合わせて稜線から御陵の谷へ下る。保護柵のゲートを開閉して斜面を周回するが一草の姿もなく、カタクリは1ヶ月早過ぎのようだ。淳和天皇陵前から舗装車道を下り、Nの谷へ向うがここも同様だ。仕方なく林道と交差しながら下る尾根道で南春日へ向う。途中の炭の谷へも立ち寄るが予想通りだ。途中にミズナラなどの大木林もあるV溝の掘れ込んだ急坂を下り、舗装林道の近くの尾根を根気よく下ると休憩ベンチもある沢筋出合の林道始点だ。林道から舗装車道に合流、京都縦貫道を高架橋で渡り、正法寺近くの竹林を抜けて住宅街をしばらく下ると南春日バス停だ。
 2匹のドジョウ狙いの山行だったが、1匹目のフクジュソウは満開で大当たりだったが2匹目のカタクリは1ヵ月早過ぎの空振りだ。好天に恵まれ、冬枯れた落葉樹林にも春の息吹を感じるような暖かい日差しの里山歩きだった。

 (整地された森の案内所付近)    (小塩山登り口)       (高圧鉄塔の多い尾根を登る)

   (中畑からの道と合流)    (御陵の谷の保護柵ゲート) (カタクリの痕跡もない御陵の谷)

    (淳和天皇陵前)         (Nの谷を徘徊する)        (炭の谷も一巡する)

    (急なV字道を下る)        (垣間見える京都方面)        (林道始点)

    (京都縦貫道を渡る)      (正法寺から小塩山を望む)     (南春日バス停)

★道で出会った花

   フクジュソウ(保護地)      ヤブツバキ(釜ヶ谷)       ネコノメソウ(釜ヶ谷)

    アセビ(小塩山)        ミヤマシキミ(御陵の谷)    ミヤマシキミ?(御陵の谷)

     ニガナ(南春日)        ホトケノザ(南春日)      オオイヌノフグリ(南春日)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴、京都西南部

Homeへ