大文字山(465.4m)如意ヶ岳(472.8m)長等山(354m)逢坂山(324.8m)

 

★ひとこと   「蹴上から大文字山経由三井寺を経て山科疎水へ」

桜満開の山科疎水


★行った日   2016年4月6日(水) 晴後薄曇  単独

★コース
 阪急高槻駅7:07(阪急、京都地下鉄)=7:50蹴上駅7:56→(南禅寺)水路閣8:07→(哲学の道始点)若王子橋8:24→霊鑑寺8:34→9:10大文字中心火床9:26→(465.4m)大文字山9:47→10:20(472.8m)(航空管制ゲート)如意ヶ岳10:28→11:08(354m)長等山11:21→三井寺金堂11:50→小関峠12:31→12:48(324.8m)逢坂山13:10→R1出合13:38→疎水第1トンネル出合14:11→14:38毘沙門堂分岐14:44→疎水第2トンネル入口15:09→6差路15:33→日向宮15:45→15:56蹴上駅16:04(京都地下鉄、阪急)=阪急高槻駅16:43

 桜満開の京都東山から山科だ。南禅寺から哲学の道を経て大文字山へ登り、如意ヶ岳経由三井寺へ下って山科疎水を経て蹴上(けあげ)へ戻る計画だ。馴れてない京都地下鉄東西線の蹴上駅下車、南禅寺方面へ渡る横断歩道のない出口1へ長い階段で上がり、再度戻って出口2からスタートだ。
 インクラインの下をくぐって朝日に輝く白壁の道を行くと南禅寺の境内だ。満開の桜と大屋根の甍とのコラボが美しいまだ観光客がちらほらの境内をぶらぶら、水路閣の前から永観堂へ向う。開門時間前の永観堂を素通り、若王子(にゃくおうじ)橋から満開の哲学の道を北上、霊鑑寺(れいかんじ)から東へ鹿ケ谷(ししはたに)のだらだら坂を上る。途中で小さな表示があって山道に分け入り、景観保存林をしばらく登ると大文字火床の並ぶ草地の斜面だ。大の字の左マタの階段を上り、大勢の人が憩っている中央の祠を過ぎて上端の火床で小休止だ。京都市街を眺めていると飽きることはない。

(蹴上から白壁の道を南禅寺へ)  (南禅寺境内を歩く)         (水路閣前を行く)

    (永観堂の庭園)       (哲学の道入口の若王子橋)      (哲学の道を行く)

 (霊鑑寺横から鹿ヶ谷を東へ)   (新緑の樹林帯を登る)     (大文字火床の左マタを上る)

                 (大文字火床から京都市街を望む)


 大の字の上端から山道に入り、薄紫のツツジ咲く尾根道を少し進むと休憩ベンチのある大文字山三角点だ。ちょっと先で南へ下る尾根道を右に分け、植林帯の道をどこまでも進む。やがて航空管制施設を迂回して車道に合流、しばらく東進してガードレールの切れ目から山道を右へ下る。如意ヶ岳三角点は航空管制施設内にあるようだ。樹林帯を東進、長等山(ながらやま)に立ち寄ってから三井寺分岐を左へ下る。幾つかの砂防堰堤を越えて谷筋を下り、林道に合流してしばらく下ると三井寺境内だ。桜満開の堂塔は最高だ。

  (火床最上端から山道へ)   (ヤマツツジの尾根道を行く)      (大文字山三角点)

   (杉植林帯を東へ)     (航空管制施設の建つ如意ヶ岳)(ガードレールの間から山道へ)

 (山科を正面に急坂を下る)  (最近整備された長等山頂上) (三井寺分岐から左へ下る)

(砂防堰堤を越えて谷筋を下る)   (三井寺境内に入る)         (三井寺金堂)

 観音堂前の観月舞台から石段を下り、長等神社前から小関(こぜき)越の坂道を上る。小関峠からヤブツバキの多い尾根道を南へたどると逢坂山だ。三角点のある山頂から西の視界が開け春霞の琵琶湖が一望だ。ここで湖南を眺めながら大休止の昼食だ。山頂からなだらかな稜線を南下、2本目の鉄塔で失敗、西へ下るべきだが少し薮っぽかったのでしっかりした巡視路を南へ下った。プラ階段もある羊歯の茂る急坂をしばらく下り、ツバキの谷筋を過ぎると金網ネットだ。ネットの端部からでて、名神をくぐって京津線の踏切を渡るとR1出合だ。R1を山科へ向かい、追分の歩道橋を渡ると逢坂山登り口のある摂取院(せっしゅいん)だ。山裾の集落を回って北上、左下にJR線路を眺めながら進むと山科疎水出合だ。

  (三井寺観月舞台付近から)   (小関越の坂道を峠へ)     (小関峠から逢坂山へ)


                 (逢坂山から春霞の琵琶湖を望む)

    (逢坂山の展望広場)  (鉄塔から間違った巡視路を下る)  (ツバキの谷筋を下る)

 (追分へ向うR1から振り返る)(追分の摂取院横逢坂山登り口)  (JR路線を見ながら進む)

 疎水第1トンネル出口から右下の疎水の流れを覆い隠すような満開の桜を眺めながら歩く。日本語以外を話す観光客の目立つ道だ。しばらく西へ進むと、水路は湖西線新設時に開設された諸羽トンネルだが、歩道は埋め立てられた旧水路だ。黄色い菜の花が目立ってくると毘沙門堂分岐だ。ここを過ぎると桜の木が俄然少なくなり、それとともに人も少なくなって疎水の流れに癒されながら静かな散歩道となる。第2トンネル入口手前の橋を渡って永興寺(ようこうじ)の横から谷筋を北上だ。30分ほど進むと稜線近くで6差路があり、京都一周トレイルの道標に従って日向宮(ひむかいぐう)に向う。岩戸くぐりを過ぎ、美しい日向宮の参道を道なりに下ると桜満開の蹴上インクラインだ。すぐ先のR1を北へちょっと下ると京都地下鉄蹴上駅1号入口だ。
 温かい日和に恵まれ、どこも桜満開の南禅寺から哲学の道、三井寺、山科疎水などの名所を周回できた。大文字火床からの京都市街の展望、逢坂山からの琵琶湖の展望も素晴らしい。あまりにも豪華な桜満開の景色が続くと刺激がマンネリ化して感動が薄くなってくるので1点豪華主義のほうがいいのかもしれない。

   (疎水第1トンネル出口)      (疎水沿いに東進)        (諸羽トンネル出口)

   (満開の疎水堤を行く)   (毘沙門堂分岐付近の菜の花) (第2トンネル入口から山道へ)

   (山越えの谷筋を行く)        (6差路を蹴上へ)        (6差路説明図)

   (日向宮の岩戸くぐり)        (日向宮)            (疎水第3トンネル出口)

    (蹴上のインクライン)        (日向宮入口)           (蹴上へ帰着)

★道で出会った花

    ミツマタ(哲学の道)    セイヨウシャクナゲ(哲学の道)     ?(長等山)

     アセビ(長等山)        ヤブツバキ(長等山)       レンギョウ(小関越)

   タチツボスミレ(小関越)    タネツケバナ?(小関越)     ホトケノザ(小関越)

  ヒメバライチゴ(逢坂山)    コバノミツバツツジ?(逢坂山)   ソメイヨシノ(山科疎水)

  ヒメオドリコソウ(山科疎水)  オオイヌノフグリ(山科疎水)    シハイスミレ(6差路)

   シャガ(日向宮)         コショウノキ?(日向宮)     タムシバ(日向宮)

  ツルニチニチソウ(蹴上)     ヤエヤマブキ(蹴上)       ミツバツチグリ(蹴上)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都東北部、京都東南部

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