五大山(569.2m)黒井城山(356.8m)石生城山(198.0m)千丈寺山(346m)

 

★ひとこと   「黒井城山からヒカゲツツジの五大山を経て石生城山へ」

黒井城山(保月城跡)から五大山を望む


★行った日   2016年4月15日(金) 晴  単独

★コース
高槻6:15(府道46、府道407、R372、R173、県道300、県道97、県道69、R175、地方道)=8:16石生城山登り口8:20(地方道)=8:32黒井城山登り口8:44→9:27(356.8m)黒井城山9:36→兵主峠9:57→10:16(346m)千丈寺山10:24→大野峠10:39→11:03(363.8m)ヨコガワ峰11:10→11:53白毫寺11:59→13:21(569.2m)五大山13:44→(541m)三日月山13:54→14:40由良坂14:50→(318.4m)亀の座15:04→天王坂15:25→本天王坂15:59→市部坂16:10→(349m)権現山16:20→16:52(198.0m)石生城山17:00→東小学校17:10→石生城山登り口17:22(地方道)=(自転車)6.3km=18:08黒井城山登り口18:15(地方道、R175、県道69、県道97、県道300、R173、R372、府道407、府道46)=高槻20:15

 兵庫県西部の氷上盆地の東に位置する五大山(ごだいさん)だ。近くの向山(むかいやま)とともにヒカゲツツジのシーズンを迎えた山域だ。黒井城山から白毫寺(びゃくごうじ)経由五大山を経て石生(いそお)城山へ下る計画だ。JR石生駅近くの城山登山口に自転車をデポ、氷上盆地を東進してJR黒井駅近くの保月(ほげつ)城跡登山口から出発だ。
 登山口駐車場から長い石段を上り、所々に曲輪名称が表示された遊歩道をしばらく登ると明るい台地が黒井城山三角点のある保月城跡だ。各種曲輪が点在し、本丸跡から望む氷上盆地や周囲の丹波、北摂の山並みが美しい。城跡から景観を楽しんでから稜線を北上、兵主(ひょうず)神社分岐点の兵主峠の鞍部を過ぎて上り返すと林間の千丈寺山(せんこうじやま)だ。次の鞍部、大野集落分岐点の大野峠を上り返すとヨコガワ峰だ。ここから西へ尾根を進むと五大山だが、反対に東北尾根から白毫寺へ下るつもりだ。なだらかな里山風の尾根を東北へたどるとCa290の岩峰で落ち込んでいる。眼下に白毫寺が見える岩峰から引き返し、踏み跡もない東の沢筋に沿ってどこまでも下ると地形図の鳥居の印の所で農道に合流だ。

   (黒井城山登り口の石段)    (里山の遊歩道を登る)       (明るい保月城跡)

                 (黒井城山から東の三岳山方面を望む)

                 (黒井城山から西の竜ヶ岳方面を望む)

 (ベンチもある保月城跡広場)     (黒井城山三角点)    (展望ポイントもある稜線を行く)

(兵主峠を西へ下ると兵主神社)      (千丈寺山)      (大野峠を西へ下ると大野集落)

     (ヨコガワ峰)      (白毫寺が見える岩稜で行き止り) (道なき急斜面を東へ下る)

 山裾をしばらく北上すると閑静な白毫寺だ。境内には見事な九尺藤があり、シーズンには花見客がおおそうだ。本堂に手を合わせて丹波高原アルペンルートと銘打った登山道に入り、アップダウンしながら稜線を進んで高度を上げていく。ミツバツツジの咲く疎林帯の美しい稜線だ。標高500メートルを過ぎるとピンクのツツジに比べて控えめな色彩のヒカゲツツジが現れ、たどってきた保月城跡から続く尾根筋を振り返りながら進む。3〜4のだましピークを越えるとやっと五大山頂上だ。南の視界が開け、きょうのコース全体の尾根筋がきれぎれに見え、氷上盆地の周りには丹波の三岳から西播磨の千ヶ峰までの山並みが望める。ヒカゲツツジに囲まれた山頂は狭く、五台山から来られた数人の登山者で一杯、昼食後すぐ下山だ。鍋を伏せたような三日月山めざして明るい稜線を南へ下る。

 (地形図の鳥居マークへ下る)     (閑静な白毫寺)       (もうすぐ開花する九尺藤)

  (白毫寺裏から樹林帯へ)      (稜線を西へ向う)     (ツツジ咲く美しい稜線を行く)

(標高五百米以上でヒカゲツツジ現る)(黒井城山や千丈寺山を振り返る)  (五大山頂上)

                (五大山から三日月山方面を望む)

(明るい稜線を三日月山へ下る)    (三日月山頂上)      (ミツバツツジ咲く稜線を下る)

 五台山から石生城山まで分水界の径をたどる。三日月山からピンクのツツジを愛でながら稜線を下り、氷上町と春日町を結ぶ由良坂を過ぎて上り返すと尾根上の一通過点、亀の座三角点だ。さらに進むと春日町と氷上町を車道で結ぶ天王坂だ。鞍部から工事中要注意の急坂を上り、霧山を西に分け、次の鞍部が本天王峠だ。旧道と思われる。市部坂(いちぶざか)から反射板のある権現山を過ぎて、アップダウンを繰り返しつつ稜線を下ると低標高ながら好展望の石生城山だ。石生の街の騒音が聞こえてきそうな城跡でのんびりしてから分水界の径を下る。途中で道を間違えて東小学校の裏庭へ紛れ込み、放課後で無人の構内から正門を出て自転車デポの城山登山口へ到着だ。疲れた足にムチ打ってほぼ6キロ余りの水平な道をチャリンコで頑張って保月城跡登り口へたどり着いた。
 五大山周辺のヒカゲツツジの群落、ピンクのミツバツツジで飾られた稜線歩きが素晴らしい。また、両城山からの展望も優れものだ。稜線の両サイドに集落のある場合が多く、多くの鞍部で集落を結ぶ峠があり、距離のわりにアップダウンの多いしんどいルートだ。

 (春日町と氷上町結ぶ由良峠)    (亀の座三角点)     (車道横断道路の天王峠)

    (本天王峠は旧道?)    (野山と市辺を結ぶ市部坂)    (反射板のある権現山)

     (横田山古墳)       (自転車デポの登山口分岐)    (石生城山三角点)

               (石生城山からほぼ360度の景観)

   (城跡から分水界を下る)    (東小学校構内へ紛れ込む)  (自転車デポの城山登山口へ)

★道で出会った花

  レンゲツツジ(黒井城山)      ヤブツバキ(白毫寺)      タチツボスミレ(白毫寺)

    ホトケノザ(白毫寺)      モミジイチゴ?(白毫寺)    ヒメオドリコソウ(白毫寺)

 オオイヌノフグリ(白毫寺)    キツネノボタン?(白毫寺)     シハイスミレ(白毫寺)

   ヒカゲツツジ(五大山)    コバノミツバツツジ(五大山)     シャガ(石生城山)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  柏原、黒井

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