金剛山(1112.2m)

 

★ひとこと   「春の花競演のカトラ谷からちはや園地を経てタカハタ道へ」

カトラ谷のヤマシャクヤク


★行った日   2016年5月5日(木祝) 晴  Kさんと2人

★コース
高槻5:45(近畿道)=松原IC(府道31、府道170、R309、府道705)=7:16金剛登山口バス停前駐車場7:49→カトラ谷分岐8:25→ニリンソウ群生地8:55→9:30国見城跡9:43→葛木神社9:58→(1112.2m)湧出岳10:14→10:29展望台10:46→キャンプ場10:57→金剛山駅11:37→12:15国見城跡上台地12:37→風折滝13:30→タカハタ道分岐13:38→13:57金剛登山口バス停前駐車場14:07(府道705、R309、府道170、府道31)=松原IC(近畿道)=高槻15:58

 花の季節に金剛山を訪れるのは初めてだ。春の花満開のネット情報につられてカトラ谷からちはや園地を散策してタカハタ道で下山の計画だ。今回はリハビリ中のKさんと一緒に花見だ。金剛登山口バス停前駐車場で久しぶりに懐かしい笑顔のKさんと挨拶してすぐ出発だ。
 晴れのこどもの日とあって大賑わいの林道を東へ進み、ゲート前でタカハタ道を右に分け、黒栂谷(くろとがたに)道を直進だ。林道終点からトカラ谷の沢沿いの道だ。小滝の連続する流れに沿って、渡渉を繰り返しつつ梯子や補助ロープも設置された登山道を登る。やがて沢床のガレ場を通り抜けると、突然ニリンソウの群生地だ。盛りは過ぎたようだが素晴らしい緑の絨毯だ。所々でヤマシャクヤクが真っ白な水晶玉のような花を咲かせている。コナラやシデなどの原生林と林床のニリンソウ絨毯とのコンビネーションが美しいお花畑だ。沢筋を抜け、笹原林床の自然林を丸太階段で登りつめると国見城跡の下の新芽が鮮やかな広場だ。小休止後、大勢が憩っている国見城跡を経て気温14℃の売店前を通り抜け、こども祭りで賑やかな転法輪寺だ。葛木神社と両方で今年の安全登山に手を合わせ、樹高20メートルを超えるブナや杉の巨木の森を過ぎると一ノ鳥居だ。湧出岳(ゆうしゅつだけ)三角点と大阪府最高点に寄り道してちょっと下ると展望台だ。霞がかかり遠方の見晴しはいまいちだが、紀州の山々とともに大峰の峰々が招いているようだ。

(家族連れとともに黒栂谷道を行く)(カトラ谷の沢沿いに進む)   (ガレ場の沢筋を登る)

 (ヤマシャクヤク群生地を行く)  (ニリンソウ群生地を行く)       (休憩適所のお花畑)

   (大勢が憩う国見城跡)    (こども祭りの転法輪寺)      (葛木神社下のブナ林)

     (湧出岳三角点)         (大阪府最高地点)          (展望台)

               (展望台から大峰山脈〜紀泉高原を望む)

 展望台からダイトレを南下、伏見峠手前からキャンプ場を抜けてちはや園地の散策だ。花めぐりの遊歩道沿いではフクジュソウやカタクリは葉っぱだけだが、ヤマブキソウ、シャクナゲ、シラネアオイ、シロヤシオ、ヤマツツジ、ヤマシャクヤク、ドウダンツツジなどの花を目にすることができた。強風のため運転休止中のロープウエーを横目に遊歩道を国見城跡へ戻り、広場上の林間で大休止後、タカハタ道で下山だ。杉植林帯の続くタカハタ道を小1時間ほど下ると風折滝だ。2〜3段の高さ20メートルほどのナメ滝状の平らな岩盤を流れ落ちる滝だ。すぐ下で林道と合流してしばらく下ると登山口だ。
 大阪平野の東南に位置する標高1000メートルを超える山塊、金剛山はブナ林を有する自然豊かな山として有名だが、今回花の山としても再認識した。特にカトラ谷はニリンソウやヤマシャクヤクの花園だ。また、栽培種も多いが、花の季節のちはや園地は一目で色々な花を楽しむことができる。

(ちはや園地の花めぐり遊歩道) (道端で満開のシャクナゲ)   (道端で満開のヤマブキソウ)

  (盛りを過ぎたシラネアオイ)   (ここのシロヤシオは満開)   (金剛山駅のドウダンツツジ)

(若葉がまぶしい遊歩道を行く)    (金剛林寺前へ戻る)      (タカハタ道を下り始める)

   植林帯の続くタカハタ道)          (風折滝)         (ゲート前で林道に合流)

★道で出会った花

      シャガ(林道)          キンポウゲ(林道)       クサイチゴ(林道)

     ウツギ(林道)           ヤマブキ(林道)       ヤマルリソウ(カトラ谷)

   ユキザサ(カトラ谷)       タチツボスミレ(カトラ谷)    エンレイソウ(カトラ谷)

  ヤマシャクヤク(カトラ谷)     ニリンソウ(カトラ谷)      ニリンソウ群生(カトラ谷)

  ミツバツチグリ?(カトラ谷)    ツルカノコソウ(カトラ谷)   ヤマネコノメソウ?(カトラ谷)

 タチツボスミレ?(カトラ谷)    キジムシロ?(湧出岳)     ヤマツツジ(ちはや園地)

 アズマシャクナゲ(ちはや園地) ムラサキキケマン(ちはや園地) ヤマブキソウ(ちはや園地)

  キランソウ(ちはや園地)    ツバキ園芸種(ちはや園地)   シラネアオイ(ちはや園地)

 タチツボスミレ(ちはや園地)   ツボスミレ?(ちはや園地)  フクジュソウの実(ちはや園地)

  クリンソウ(ちはや園地)    シロヤシオ(ちはや園地)    ドウダンツツジ(ちはや園地)

 オオイヌノフグリ(ちはや園地)   コハコベ(ちはや園地)  ジロボウエンゴサク(ちはや園地)

    ?(ちはや園地)        チゴユリ(タカハタ道)      ラショウモンカズラ(林道)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  御所、五条

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