虚空蔵山(596m)

 

★ひとこと   「虚空蔵堂から山頂を経て草野経由藍本へ周回」

虚空蔵堂登山口手前貯水池から虚空蔵山を望む


★行った日   2016年11月13日(日) 晴後曇    単独

★コース
高槻7:07(府道46、府道407、R372、R175、地方道)=8:45虚空蔵堂登山口9:05→9:29虚空蔵堂9:38→立杭陶の郷分岐10:00→10:12(596m)虚空蔵山10:24→鉄塔10:45→八王子山10:57→11:14P496三角点11:21→鉄塔11:34→貯水池堰堤11:51→JR草野駅分岐12:01→JR藍本駅12:45→13:00貯水池13:15→13:21虚空蔵堂登山口13:26(地方道、R175、R372、府道407、府道46)=高槻15:35

 篠山市と三田市の中間に位置し、山麓に焼き物の立杭(たちくい)や山中に虚空蔵(こくうぞう)堂もある丹波の里山だ。藍本(あいもと)から虚空蔵山を経て草野へ周回の計画だ。藍本から虚空蔵堂登山口へ向い、登山口近くの舞鶴若狭道高架下付近に駐車だ。立杭陶の郷(すえのさと)登山口には駐車場があるが、藍本付近には有料を含めて駐車場はなく付近の迷惑にならない所に止めるしかない。
 高速道路横の林道沿いの虚空蔵山登山口から樹林に入り、舟石(虚空蔵堂の手洗い場)を過ぎて急な雑木林の参道を登ると質素な虚空蔵堂だ。かつて七堂伽藍があったそうだが残存するのはこの本堂と鯱(しゃちほこ)瓦だけだ。本堂右奥から山道に入り、雑木林の急坂を登って立杭陶の郷からの道と合流、しばらく稜線を登ると展望の良い丹波岩の岩頭だ。きょうは霞がかかり展望はあまり良くないが四斗谷川沿いの立杭の集落がボーっと足下に望めた。すぐ先のピークに山頂表示があるが地形図の山頂P592の一つ南のピークだ。岩頭から丹波南部のハイキングに適した山々が望める。

     (虚空蔵堂登山口)      (樹林帯急坂を登る)          (虚空蔵堂)

    (色づき始めた山道)       (立杭陶の郷分岐)       (立杭の集落を見下ろす)

    (丹波岩の展望台)        (虚空蔵山頂上)        (雑木林の稜線を行く)

                  (虚空蔵山岩頭からの展望)

 山頂から雑木林の尾根道をなだらかに下り、鞍部の鉄塔から登り返すと八王子山だ。潅木中の山頂は表示も広場もない単なるピークだ。なだらかに稜線を北へ下るとP496三角点だ。P417へ向かう道を左に分け、東へ急な稜線を海見山(うみみやま)を正面に見てしばらく下ると貯水池だ。右岸へ回り込んで東進、堰堤から下ってきた稜線を振り返ると色づいた山肌が水面に映えて美しい景色だ。堰堤下から植林帯の林道がはじまり、しばらく東進すると草野集落の旧道出合だ。そのままJRで藍本へ戻るのも芸がないので駄目元で正面の日出坂峠越を目指すことにした。JR草野駅を左に見て南下、途中から右(山側)の通り抜け不可の表示のある林道に入り、山沿いを進むとJR線路で行止りだ。ちょっと林道を戻って、右の踏み跡に従って山中に入り、点々とつけられたリボン通りに山腹をトラバースして下ると高速道路だ。高速下の通路をくぐると旧道に合流、そのまま下って藍本集落に入り、JR藍本駅、酒滴(さかたれ)神社を過ぎて虚空蔵堂登山口へ向かう。途中の貯水池堰堤で虚空蔵山の色づいた山肌を眺めながら大休止(昼食)、すぐ先の高速道路高架下の登山口へ帰着。帰途、篠山のデカンショ街道にてきょうの第二の目的の黒枝豆を道沿いの最終売り場でゲット、枝豆でビールを夢見つつ無事帰阪。
 近畿自然歩道の通る虚空蔵山は山麓や山中の名所とあいまってお手軽山歩きの適所だ。山頂や稜線からの展望や山麓の里山風景も優れものだ。通れるかどうか分からない日坂峠越もちょっとした冒険心を満足させてくれた。

     (P496三角点)       (海見山へ向かって下る)  (貯水池から下ってきた尾根)

   (草野駅側の登山口)       (林道から山側へ入る)       (山肌をトラバース)

   (高速道路の下をくぐる)     (林道を藍本へ下る)       (JR藍本駅)

      (酒滴神社)       (虚空蔵堂登山口へ向かう)    (高速高架下へ戻る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  藍本

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