紅山(184m)

 

★ひとこと   「白雲谷温泉ゆぴかから福甸峠へ小野アルプスを縦走」

紅山の一枚岩


★行った日   2016年12月18日(日) 晴    単独

★コース
高槻6:23(府道46、府道407、R372、R175、県道81、県道118)=8:47福甸峠(自転車デポ)8:54(県道118、県道375)=9:04白雲谷温泉ゆぴか9:12→(127.1m)高山展望所9:26→9:49(135.8m)電波塔(前山)9:57→(154.2m)愛宕山10:06→(156.6m)安場山10:18→中コース登り口10:53→11:36(168.4m)惣山→展望岩(大休止)→惣山12:04→(182.8m)紅山12:34→(164.6m)岩山13:05→(147.9m)宮山13:21→13:29福甸峠13:39(県道118、県道375)=自転車(6.5km)=14:21白雲谷温泉ゆぴか14:30(県道375、県道18、R175、R372、府道407、府道46)=高槻17:03

 紅山(べにやま)は低山アルプスとして知られている播州の小野アルプスの岩山だ。近くの三草山、加西アルプスの笠松山から善防山(ぜんぼうやま)、高御位山(たかみくらやま)と同質の低山岩山だ。白雲谷温泉ゆぴかから小野アルプスを縦走して福甸(ふくでん)峠へ下る計画だ。この所の冷え込みで亀岡から篠山を経て小野まで濃霧の中を一般道でひやひやドライブ、濃霧の薄れた福甸(ふくでん)峠の登山口に自転車をデポ、車もまばらなゆぴかの大駐車場から出発だ。、
 遊歩道入口から朝日を浴びてパノラマコースで雑木林をなだらかに進むが、地表は濃霧に覆われて明石海峡大橋はおろか播州平野全体が雲の下だ。見晴しの良さそうな高山の展望所に寄り道、朝日に映える展望広場から海に浮かぶ島のような山々を眺め、前山の電波塔めざして尾根道を進む。雑木林の明るい尾根道を鞍部の日光峠を過ぎて登り返すと電波塔の建つ前山だ。小野町駅へ下る巡視路の車道を右に分けて縦走路を進み、愛宕山と安場山を過ぎて陣塚古墳を通るあさぎり山道を右に分けて下るとアザメ峠の東コース登山口だ。峠の地蔵に会いに間違って逆方向に行ったりしたが、地蔵に目礼して中コース入口から紅山へ向う。総山を過ぎて岩の露出したアンテナ山へ、左下の山陽自動車道の騒音を聞きながら潅木尾根を登ると平らな岩にアンテナの建つアンテナ山だ。この辺りから南側の展望が良くなり、高速道路や点在する溜池を眺めながら進むと小野富士と呼ばれる惣山だ。北へ尾根を少し進むと小野見山と称する岩頭だ。小野市街は無論、播磨の近くの山々の360度の展望台だ。西北にはこれから向う紅山の岩山が際立った姿を見せている。

 (白雲谷温泉ゆぴか登山口)  (雑木林をなだらかに登る)   (高山127.1m展望所で雲海)

   (明るい里山を歩く)       (前山のNTTの電波塔)    (前山135.8mの山頂広場)

    (ツツジの残り花)         (愛宕山154.2m)          (安場山156.6m)

   (東コース登山口へ下る)        (峠の地蔵)          (中コース登り口)

    (アンテナ山へ)         (アンテナ山171.6m)         (惣山199m)

   (惣山から展望岩へ)       (展望岩=小野見山)      (展望岩から紅山を望む)


                (惣山の展望岩から360度の展望)


 惣山から急坂を下り、岩倉峠から加古川へ向う道に合流、峠手前から紅山へ。紅山へ登るちょっと赤味がかった一枚岩はなかなか雄大、下ってくる人が小さく見えている。初めはなだらかだが途中から最大斜度35度の急坂となり、幸いホールドのよく利く岩肌なので四つ足で遮二無二登る。途中で振り返ると、すごい高度感に身体の動きが凍結状態だ。なんとか勇気を振り絞って岩頭へたどり着いたが、高所恐怖症の人は正面突破でここを下るのはご法度だ。山頂は標高200メートルに満たないが西南方向の視界が開け、近くの山々や散在する溜池が箱庭のようだ。ここから視界の開けた所々で岩肌の露出した尾根歩きがしばらく続く。パワースポットと称する夫婦岩を過ぎ、鞍部で福甸町に下る道を右に分け、ウラジロの茂る薮っぽい道を登り返すと岩山だ。左下に高速道を眺めながら岩尾根を歩いたり、不明瞭な道を歩いたりして高度を下げ、宮山や南野山を過ぎると県道の福甸峠西コース登り口だ。自転車をゲット、野鳥はいなかったが風光明媚な鴨池(男池)畔の下り坂を快調に走り、街中で少し遠回りしたが順調に白雲谷温泉ゆぴかに到着だ。帰りも往路通り一般道を2時間半で帰阪した。
 小野アルプス前半は明るい雑木林の里山歩き、後半は平らな岩の露出した所もある潅木主体の展望豊かな尾根歩きだ。メインの紅山は遠方からでも岩山の山頂が視認でき、一枚岩の露出した稜線登りがスリル満点だ。

   (惣山から急坂を下る)     (岩倉峠手前の鞍部)     (紅山の一枚岩へ正面突破)

 (35度の急坂を必死に登る)  (振り返ると高度感にビビル)        (紅山182.8m)

                    (紅山から西方を望む)


 (紅山から権現池を望む)   (尾根道から一枚岩を振り返る)  (一枚岩の尾根道を行く)

     (岩山164.6m)         (展望尾根道を行く)      (薮っぽい道を下る)

     (宮山147.9m)          (南野山116.8m)         (福甸峠到着)

   (小野アルプス案内図)        (鴨池(男池))      (ゆぴか駐車場へ帰り着く)

★道で出会った花

 ツツジの咲き残り?(愛宕山)    サザンカ(峠の地蔵)     ヒメジョオン(鍬渓神社前)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  三木、社

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