六甲山(931.3m)東お多福山(697m)荒地山(549m)

 

★ひとこと   「半凍結の氷瀑見物後白石谷から山頂を経て荒地山へ」

半凍結の百間滝


★行った日   2017年1月25日(水) 晴    単独

★コース
JR高槻駅7:34(JR)=JR三宮駅(地下鉄、北神急行、神鉄)=9:10神鉄有馬温泉駅9:20→魚屋道登り口9:36→炭屋道分岐10:11→紅葉谷道出合10:24→10:38チェーンアイゼン着10:44→百間滝谷分岐10:52→百間滝→百間滝谷分岐11:31→白竜滝11:59→第五堰堤12:20→紅葉谷道出合12:52→13:05六甲山頂東屋(大休止)13:25→(931.3m)六甲山13:28→(840m)蛇谷北山14:01→土樋割峠14:19→(697m)東お多福山14:32→14:45雨ヶ峠(チェーンアイゼン脱)14:55→(549m)荒地山15:44→鷹尾山16:32→荒地山登り口16:54→17:09芦屋川駅17:18(阪急)=阪急高槻駅18:04

 この所の寒波に期待して有馬四十八滝の氷瀑見物だ。結果的には空振りとまでいかないにしてもファールチップの20%程度の凍結だ。有馬から滝見物後、白石谷を経て六甲山へ登り、東お多福山経由荒地山へ下る計画だ。米原方面の降雪のため少し遅延した新快速で三宮へ、谷上経由神鉄で薄く雪化粧した有馬温泉駅到着だ。
 温泉街を通り抜け、ロープウエイの有馬温泉駅横から入る紅葉谷道は2014年11号台風以来土砂崩れが復旧していないので、素通りして魚屋道(ととやみち)で登り始める。射場山(いばやま)の中腹から魚屋道と別れ、炭屋道を下って紅葉谷の林道に合流だ。振り返ると有馬方面へ向う紅葉谷道は厳重封鎖だ。飛び石伝いに沢を渡って少し進むと番匠屋畑尾根を右に分けて林道から山道に入る。沢沿いに紅葉谷ルートを進み、さらに紅葉谷ルートを右に分け、百間滝谷に分け入る。小さなゴルジュもある少しトリッキーな岩場を抜けてしばらく進むと右の岩壁にかかるのが百間滝だ。部分的に凍結しているが全体としては不完全な氷の華だ。奥の似位滝は滝の飛沫が周辺で凍っている程度だ。元へ戻り、七曲滝は省略、土砂に埋もれて小さくなった白石滝の手前から白石谷ルートに入る。

(有馬温泉駅の紅葉谷道通行止) (紅葉谷道通行止表示)       (魚屋道登り口)

    (炭屋道分岐)          (紅葉谷道出合)       (紅葉谷道は厳重に通行止)

 (番匠屋畑尾根分岐を直進)      (百間滝谷分岐)       (百間滝谷をさかのぼる)

  (不完全凍結の百間滝)     (部分的に咲く氷の華)     (凍っていない似位滝)

 (百間滝谷のゴルジュを戻る)    (小さくなった白石滝)      (白石谷詳細図)

 急坂を登って白石滝の上流を渡渉を繰り返しながらV字谷を遡行、右岸の凍っていない白流滝を過ぎてしばらく進むと、ザイルのぶら下がった岩場だ。ザイルを頼りに凍った岩角を踏ん張りながら越える。岩角が滑るので上りはアイゼンは必須だ。ここが白石谷道で一番トリッキーな場所だ。しばらく進むと二又があり、右又の大堰堤(第5堰堤?)右の急坂を登る。少し沢筋を遡行してから小さな表示通りに沢筋を離れて急坂を登る。六甲山頂へ向う踏み跡を右に分け、トラバース道を進むと魚屋道へ合流だ。一軒茶屋を過ぎて山頂下の東屋で遅い定番の昼食だ。自衛隊が山頂周辺で訓練中?の車両が数台駐車している山頂を経て下山だ。石宝殿まで車道を歩き、尾根道を蛇谷北山へ下る。

    (白石谷を遡行)       (凍っていない白竜滝)    (ザイルを頼りに岩場を登る)

 (第五堰堤手前を右へ登る) (小さな表示から谷筋を離れる)    (トラバース道を行く)

  (一軒茶屋から山頂へ)    (山頂アンテナ塔と自衛隊車)       (六甲山頂上)

   (山頂から一軒茶屋へ)  (石宝殿から蛇谷北山へ下る)      (蛇谷北山頂上)

 かつてP750あたりの尾根道で迂回路を経由したが、今回は尾根通しの道が完成し、土樋割峠(どひわりとうげ)へ下って登り返すと東お多福山だ。ここから殆んど地肌の道となり、見晴しのよい草原のだらだら坂を下る。ただ、かつてのススキ原の復元が模索されているが笹の生命力が強いようだ。雨ヶ峠でチェーンアイゼンを外し、ゴルフ場横のアカマツ林をどこまでも下る。やがて花崗岩の目立つ道となり、風吹岩を右に分け、丸い岩場の道を登りつめると荒地山だ。山頂から丸い岩の積み重なった岩場の急坂を下るが、いつもながら前方に大阪湾の広がる絶景の道だ。岩梯子と称する岩の回廊の前を素通りして稜線を進み、通過点の鷹尾山を経て遊歩道のような道を下り続けると住宅街の一角に飛び出す。荒地山登り口だ。高級住宅街を経て芦屋川に沿って下ると阪急芦屋川駅だ。
 百間滝は完全氷瀑ではなかったが岩壁に咲く氷の華が素晴らしい。また、雪化粧した百間滝谷や白石谷は無雪期とは別の美しい顔を見せている。いつものことながら荒地山の岩稜から望む大阪湾の景観も優れものだ。

    (土樋割峠を直進)    (東お多福山をなだらかに下る)      (雨ヶ峠)

   (アカマツ林を下る)        (花崗岩の道を登る)         (荒地山頂上)

                 (岩梯子付近から大阪湾を望む)

 (芦屋付近を眺めながら下る)   (花崗岩の岩の間を下る)       (岩梯子登り口)

     (鷹尾山頂上)            (展望所)          (芦屋川に沿って下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・麻耶・有馬
・2万5千分の1地形図  有馬、宝塚、西宮

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