★ひとこと 「皇子山から長等山を経て大文字山経由山科へ」
大文字山三角点広場
★行った日 2017年2月22日(水) 晴後曇 単独
★コース
JR高槻駅8:38(JR)=JR大津京駅9:10→早尾神社9:37→10:14P370三角点10:21→如意越(三井寺分岐)10:29→鉄塔10:41→林道出合10:58→航空管制施設前11:07→京都一周トレイル出合11:41→11:44(465.4m)大文字山(大休止・昼食)12:09→12:22大文字火床上端12:34→大文字山12:53→C,Dコース/Bコース分岐13:13→毘沙門堂13:56→14:20JR山科駅14:23(JR)=JR高槻駅14:45
布団着て寝たる姿・・・と詠われた東山の一角をなす大文字山だ。五山の送り火のうち四山の見える出町柳付近の加茂川堤防から眺めると丁度膝のあたりだ。初めて通る西大津の皇子ヶ丘公園からP370長等山(ながらやま)三角点(地形図の長等山ではない)を経て大文字山経由、これも初めての尾根道で山科へ下る計画だ。晴天につられて遅めに出発、高槻から30分で着くJR大津京駅を朝日を浴びてスタートだ。
駅から大通りを山側へ向い、京阪石山坂本線をくぐって皇子ヶ丘公園に入り、早尾神社参道の石段を上って西大津バイパスを赤い橋で越えると早尾神社だ。拝殿手前の石畳の道を南へ下ると山上(やまがみ)不動があり、前の林道をバイパス方向へちょっと進むと右側斜面にトラロープつきの細い急坂がある。急な坂道を上がると枝尾根上にでて、以降歩き易い尾根道をたどる。樹間から左下方に西大津の市街地越しに琵琶湖を眺めつつ淡雪の残る日当たりの良い尾根道を登ると、やがて右側にゴルフコースの向こうに山頂の白い比叡山が望める。しばらくゴルフコースに沿って稜線を南下すると長等山三角点(370.1m)だ。山頂東側の樹間から琵琶湖がきれぎれに望める。尾根を少し南下して針葉樹林帯に入ると如意越の分岐だ。左は三井寺なので右の大文字山をめざす。ここから大文字山まで杉植林帯の多い道だ。山道を西進、林道に合流して如意ヶ岳の航空管制施設を迂回して樹林帯を大文字山へ向う。途中、多くの対向者と出合うが、足跡を見ても西へ向うトレッカーは皆無だ。
(JR大津京駅から大通りを西へ)
(京阪石山坂本線をくぐる) (皇子ヶ丘公園に入る)
(早尾神社参道を上る) (西大津バイパスを赤橋で越える)
(早尾神社から山上不動へ)
(林道のバイパス手前から尾根へ) (トラロープの急坂を上がる)(枝尾根の歩き易い道を行く)
(日当たりのよい稜線を登る) (ゴルフ場越しに比叡山を望む)
(ゴルフ場ネットに沿って進む)
(琵琶湖も見えるP370三角点) (三井寺分岐の如意越) (淡雪の尾根道を行く)
(巡視路林道へ合流) (航空管制施設前を左へ) (美しい植林帯を進む)
京都一周トレイルに合流した少し先が西側の視界が開けた見晴しのよい大文字山三角点広場だ。ベンチもある展望所は昼時とあって大賑わいだ。ここで昼食後、大文字火床へ立ち寄ったが、期待した雪景色ではなく、冬枯れた草地の斜面の下方に京都市街地が広がっていた。往路を元へ戻り、蹴上(けあげ)へ向かう京都一周トレイルと別れて山科へ、さらに山科へ南下する谷道と別れて始めて通る尾根道(Bコース)をたどる。P400を経て雑木林の稜線を下り、かつてマツタケが良く採れたような今は朽ちかけた赤松林を通り過ぎ、山科市街を前方に眺めながら羊歯の茂る尾根端の坂道を下る。やがて読みづらい後山階陵(のちのやましなのみささぎ)の柵が見え、林道に飛び出す。さらに前方で蹴上からきた道に合流、毘沙門天の門前から住宅街を南下、水のない疎水を渡ってしばらく下るとJR山科駅だ。
初めは琵琶湖や比叡山が楽しめ、なだらかな樹林帯歩きの後、大文字山からの大展望が素晴らしい。大文字山から三井寺へ抜けるコースはトレッカーで大繁盛だが、早尾神社から如意越までの尾根歩きや山科へ下る尾根道は無心で歩ける静かな山歩きができそうだ。
(疎林帯の先で一周トレイル合流)(見晴しのよい大文字山三角点)
(雑木林尾根道を下る)
(大文字火床から京都市街を望む)
(火床上端で小休止)
(往路を戻って一周トレイルを下る)(Bコース尾根道で山科へ)
(C、DコースとBコース分岐天) (P400へ尾根道を登る)
(P400からなだらかに進む)
(枯死した赤松の多い尾根を下る)(山科市街を眺めつつ下る)
(後山階陵の横へ下る)
(後山階陵) (毘沙門天前を山科駅へ) (水のない疎水縁で小休止)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 京都東北部、京都南東部
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