★ひとこと 「早春の花を求めて孫太尾根で藤原岳ピストン」
幾何学的フクジュソウ
★行った日 2017年3月29日(水) 曇後晴 単独
★コース
高槻5:21(名神)=八日市IC(R421、R306、地方道)=7:18新町墓地駐車場7:30→P387
7:50→8:42(645m)丸山8:54→9:41(834m)草木9:49→(965m)多志田山10:33→10:47小休止10:54→11:34(1120m)藤原岳11:39→11:46大休止(昼食)12:21→多志田山12:51→13:23草木13:33→丸山14:03→P38714:47→15:02新町墓地駐車場15:09(地方道、R306、R421)=八日市IC(名神)=高槻17:15
急に思い立って早春の花を求めて藤原岳だ。このところ膝の調子が良くないので余計な所へ寄り道せずに新町から孫太尾根で藤原岳ピストンだ。2011年に石榑トンネルが開通して交通の便が格段に良くなり、高槻から2時間かからずに新町の登山口に到着だ。稜線付近が白いので簡易アイゼンだけを持って墓地横の浄水施設そばから出発だ。
小さな孫太尾根の表示通りに杉林の平坦な道を進み、神武社殿跡の石柱から照葉樹林帯の急坂を登ると杉林の尾根に達し、P387の裾を進む。すぐ先の鞍部で大谷林道からくる山道と合流し、Ca400の石灰岩の急坂を登ると視界が開け、振り返るといなべの田園地帯が広がっている。地形図の崖マークの上から西北に雪をかぶった静ヶ岳と銚子岳を眺めながらしばらく尾根を進み、石灰岩の急坂を登ると丸山ピークだ。山頂付近の石灰岩の隙間に早春の花の象徴、セツブンソウが全盛期を迎え、別名雪割草、ミスミソウも可愛い花を開いているがフクジュソウは見かけなかった。照葉樹も混在する尾根を一旦下り、残雪の点在し始めた尾根を、右上に梢越しに藤原岳の東へ伸びる台地の南縁、樹間から右下に騒音を響かせている石灰岩掘削現場を眺めつつ尾根を登る。モミノキの大木を過ぎて稜線を登り続けると岩角がゴロゴロし、落葉樹の密生した草木ピークだ。ピークから下って丸い尾根を上り返し、少し先で治田(はった)峠へ向うトラバース道を左に分け、残雪のつながった尾根道を登ると多志田山だ。北に向う稜線をなだらかに下り、鞍部付近で治田峠からの道と合流、急坂を登る。滑り易い急坂だが、フクジュソウの群落が点々と姿を見せ、セツブンソウも合間に小さな花をのぞかせている。
(墓地横の浄水施設から出発)
(神武社殿跡から急坂を登る) (P387の植林帯を行く)
(Ca400石灰岩の急坂を登る) (尾根から静ヶ岳と銚子岳)
(丸山の急坂を登る)
(丸山ピーク)
(丸山の節分草) (丸山のミスミソソウ(雪割草))
(Ca730のモミノキの大木)
(斜面に見える石灰石鉱山) (残雪が現れる)
(草木ピーク) (明るい稜線を行く) (残雪の多志田山ピーク)
(正面の急斜面に向って下る) (滑り易い急坂を登る)
(フクジュソウ群落)
急な岩稜を登りきると山頂台地の一角だ。なだらかな雪原をたどると藤原岳展望台だ。御在所岳も見えないくらいに霞んでいるが、山頂からはなかなか雄大な景観だ。いつもの通り、少し戻った岩頭の岩陰で定番の昼食だ。受信感度良好なのでスマホをしばらくもてあそんでからゆっくり下山開始だ。膝が悲鳴をあげるような急坂をゆっくり下り、多志田山、草木、丸山を経て新町へ下山した。このコースは意外に厳しく3日経っても膝の調子が回復しないのが気がかりだ。
かつて孫太尾根は踏み跡程度しかなかったが、いまは立派な登山道が伸びている。丸山ピークを中心にセツブンソウやミスミソウ、山頂手前の急坂ではフクジュソウなど早春の花に出会うことができた。
(孤独なフクジュソウ) (石灰岩稜の最後の登り)
(岩稜末端から山頂へ)
(もうすぐ藤原岳山頂)
(藤原岳山頂) (藤原岳山頂)
(藤原岳頂上からのちょっと霞んだ展望)
(岩頭から孫太尾根を望む) (稜線で治田峠を右に分ける)
(多志田山を下る)
(丸山を下る)
(丸山から尾根を下る) (Ca430辺りを下る)
(ヤブツバキの多い尾根を下る) (杉植林帯を下る) (浄水施設横へ帰着)
★道で出会った花
ヤマネコノメソウ(丸山) ヒメウズ?(丸山) セツブンソウ(丸山)
オニシバリ(丸山) ミスミソウ(丸山) フクジュソウ(山頂南斜面)
フクジュソウ(山頂南斜面) ミスミソウ(丸山) セツブンソウ(丸山)
ヒロハアマナ(丸山) タチツボスミレ(丸山) コショウノキ(丸山)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所岳・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 竜ヶ岳
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