天女の舞(1460m)

 

★ひとこと   「熊渡からカナビキ尾根でP1518経由天女の舞へ」

天女の舞から岩峰と雪尾根のコラボ


★行った日   2017年12月22日(金) 晴 単独

★コース
高槻5:04(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309)=7:25熊渡7:45→8:22白川八丁分岐8:18→9:05Ca1040(尾根端)9:12→10:48川合分岐(SS着)11:11→P1518 11:38→天女の舞11:56→12:12P1518(昼食)12:47→13:01川合分岐(SS脱/アイゼン着)13:13→Ca1040(尾根端)13:57→14:02アイゼン脱14:09→白川八丁分岐14:27→14:54熊渡15:05(R309)=御所南IC(京奈和道)=橿原高田IC(R165、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻17:55

 天女の舞は大峰山系の一角にあり、天川村から弥山をめざす際に頂仙岳とともに通過経路の傍にあるピークだ。今年は早くから雪の便りが届き始めたのでSS(スノーシュー)や冬靴など冬装備の点検も兼ねて雪があまり深くならないうちに天女の舞だ。最も近い熊渡(くまど)からカナビキ尾根でP1518をピストンの計画だ。川合を経て熊渡までのR309は雪は皆無だが、路面の漏水に注意しながら2台先着している-4℃の熊渡に到着だ。、
 地滑りで大きく崩れたところもある枯葉絨毯の林道を進む。朝日に輝くバリゴヤの頭の山ひだを振り返ったりしながら歩き、白川八丁を左に分け、少し白っぽくなってきた砂利道のカーブの先が林道終点だ。山道に入り、植林帯の山の中腹を絡んで進み、さらに枝尾根の杉林をジグザグに登ると積雪がつながり始めたCa1040の尾根端だ。大木の散在する急な尾根道だが、凍結してないのでアイゼンなしで大丈夫だ。やがて古木の目立つ岩尾根を過ぎるとブナ林の急坂だ。目前の稜線だが、トレースがあっても雪の急坂は体力の弱いわが身にとってなかなか手強く、数歩ずつ休み休み頑張ってやっと稜線だ。つぼ足でも歩けるが稜線の川合分岐で今冬初のSS、まごまごしながら装着、やっと歩き出す。古いつぼ足トレースを避けて適度に硬い雪面の歩き心地は快適だ。栃尾辻に向う道を左に分け、幅の広いブナ林の尾根をなだらかに登るとP1518ピークだ。

   (雪のない熊渡を出発)      (枯葉絨毯の林道歩き)    (薄雪の残る白川八丁分岐)

    (林道終点から山道へ)    (植林帯をジグザグに登る)  (Ca1040尾根端から積雪)

  (大木尾根の急坂を登る)    (Ca1290岩尾根を進む)    (Ca1400急坂を登る)

    (稜線の川合分岐)        (稜線をP1518へ)          (P1518)

               (幅広尾根のブナ林の雪原をSSで気ままに歩く)

 P1518から爽やかな尾根を北西にちょっと下ると、栃尾辻に向う直進の北西尾根とP1364を通る北尾根に別れる。この北尾根ルートは白川八丁分岐から西北へ山肌を上って行く林道に合流できるが、いまは積雪が少な過ぎるようだ。きょうは北西尾根からの展望を楽しむだけだ。ブナの散在する女性的な曲線美の稜線を前景に稲村ヶ岳の岩峰群や霞と同化しそうな金剛山の山影が絶景だ。霧氷がなくても天女の舞は素晴らしい所だ。絶景をおかずに昼食後カナビキ尾根分岐まで戻り、アイゼンに履き替えて劇下りだ。きょうは一人の登山者と会うこともなく熊渡へ帰りついた。帰りには最近開通した京奈和道の御所南ICを利用したが渋滞もあっていつものルートと所要時間はあまり変わらず帰阪した。
 四季折々に美しい姿を見せ、新緑や紅葉の季節もよいが何といっても霧氷の季節が一番素晴らしい天女の舞だ。今回は霧氷もなかったが天女の舞の稜線から眺める大展望が素晴らしい。また適度のスロープの稜線はSS漫歩にも好適だ。

(P1518から爽やか稜線下り)     (天女の舞付近)        (稲村ヶ岳の岩峰)

              (霧氷がなくても素晴らしい天女の舞の大展望)

(無風のピークで日光浴大休止) (カナビキ尾根分岐へ戻る)  (アイゼンに変えて急坂下り)

  (植林帯でアイゼンを外す)       (林道終点へ)             (熊渡へ帰着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈
・2万5千分の1地形図  弥山

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