★ひとこと 「グリーンエコー笠形から見事な氷瀑扁妙の滝を経て笠形山」
完全凍結した扁妙の滝
★行った日 2018年2月12日(月祝) 曇時々晴 娘と2人
★コース
高槻6:29(中国道)=福崎IC(R312、県道8)=8:25グリーンエコー笠形キャンプ場P
8:38→9:10扁妙の滝9:21→滝見台9:32→三合目9:43→10:05五合目東屋10:12→稜線出合10:53→11:05(939.4m)笠形山11:11→稜線出合11:31→12:07五合目東屋(昼食)12:29→三合目12:46→13:15キャンプ場P
13:23(県道8、R312)=福崎IC(中国道)=高槻15:13
先週は数年に一度という寒波が日本列島を覆って北陸豪雪をもたらしたが、連休初日の雨に続いて再び寒くなり、連休最終日のきょうは氷瀑見物の最適日だ。そこで播州平野北部に位置する笠形山に抱かれた扁妙(へんみょう)の滝だ。福崎から市川に沿ってR312を北上、神河町に入って薄化粧した路面を心配しながら多可町方向へ進み、グリーンエコー笠形へ右折し、建物群を右に見て積雪1、2センチの山間の道を進むと終点が広いキャンプ場駐車場だ。
笠形山は積雪が多くない山なので軽登山靴でチェーンスパイクを持って出発だ。駐車場から扁妙の滝の道標通りに右手の遊歩道に入り、杉林を抜け、右上の子育て観音下を正面のオウネン滝を見ながら丸太階段を上る。落差24メートルのオウネン滝は岩盤に沿って流れ落ちる一筋の優雅な滝だ。滝の右を巻いて上流に上がり、岩塊ごろごろの沢筋を登るがよく滑るのでチェーンスパイクをつける。しっかりした足元に気を良くしてしばらく沢筋をさかのぼると山肌に張り付いた氷瀑が目に飛び込んでくる。岩塊を飛び石伝いに滝に近づくと内部から流れ落ちる水音が聞こえるが完全凍結した見事な氷の華だ。僕は絶対駄目だがアックスでアイスクライミングできそうな姿だ。滝下へ戻り、滝見台へ急坂を上り始め、鉄梯子を過ぎると枝尾根に上がり、左へちょっと下ると滝見台だ。下からは滝の全貌は見えなかったが、折から降りだした雪しぐれごしに落差65メートルの全体の姿がよく分かる。枝尾根をもとへ戻り、登山口から直接登ってきた道と合流して少し上ると三合目の休憩ベンチだ。ここから山腹をぬうなだらかな樹林帯の道をしばらく進み、氷の張った滑床渓谷沿いの道になると五合目休憩舎だ。
(グリーンエコー笠形キャンプ場P)
(右の扁妙の滝へ)
(杉林の遊歩道を進む)
(子育て観音下を上る) (オウネン滝)
(沢沿いに進む)
(凍結した滝を遠めに見上げる)
(見事な扁妙の滝の氷の華) (滝内部には水の流れる音)
(滝見台へ急坂を登る)
(急な鉄梯子を上る) (滝見台から滝を望む)
(三合目ベンチ) (沢沿いの山腹を行く) (五合目休憩舎)
凍結した滑床沿いにしばらく進むと、このコース唯一のしんどい急坂が待っている。丸太階段に続いて滑り易い杉林の尾根端をジグザグに登るとなだらかになり山間の道だ。しばらく行くと稜線に上がり、笠形神社から来た市川道と合流だ。アセビのトンネルもある尾根道を北上し、最後に急坂を頑張ると一等三角点のある大展望の笠形山山頂の小広場だ。折からの寒波のせいで見晴しはあまりよくないが、播州の見晴し台らしく、播磨灘まで望めなかったが、雪をかぶった播州の山々が雄大だ。山頂は寒く、登山者も多くなってきたので交代、下山だ。急坂を下り始めたが右足がよく滑り、後から来た娘が爪が横を向いていると言うので点検だ。右足のチェーンスパイクを見て我ながらあきれ返ったのは、裏向きだ。このええかげんさはアルツの前兆か!、正常に取り付け直すと歩き易いことこの上なしだ。五合目休憩舎で定番の昼食、三合目から滝道を左に分け、笠形山登山口へ無事到着だ。
完全に凍った滝の華、扁妙の滝は華麗で見事だ。また、凍結した滑床渓谷も珍しく、笠形山頂上からの展望も素晴らしい。
(凍結した滑床渓谷沿いに進む)
(植林帯の急坂を登る) (なだらかな七合目を進む)
(稜線で市川道と合流)
(アセビの尾根道を北上) (急坂を登ると山頂)
(笠形山から雪雲のかかった大展望)
(一等三角点のある笠形山山頂) (稜線出合から右へ下る) (五合目休憩舎で大休止)
(三合目からジグザグに下る)
(笠形山登山口)
(雪の溶けたキャンプ場P帰着)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 粟賀町
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