★ひとこと 「栗原からスノーシュー日和の稜線漫歩で蓬莱山往復」
琵琶湖バレイから武奈ヶ岳を望む
★行った日 2018年2月20日(火) 晴 単独
★コース
高槻5:51(名神)=京都東IC(湖西道路、地方道)=7:00栗原登山口7:17→林道ゲート7:29→8:12ズコノバン8:20→(996m)権現山9:12→9:51ホッケ山(SS着)10:03→10:40小女郎ヶ池10:52→11:41(1173.9m)蓬莱山12:25→小女郎峠12:50→ホッケ山13:1713:47権現山(SS脱)14:03→ズコノバン14:32→林道ロープゲート14:54→15:04栗原登山口15:16(地方道、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:44
このところの寒波も一服、移動性高気圧に覆われ、晴れの予報に誘われて2年ぶりに栗原から蓬莱山へSS(スノーシュー)散歩だ。湖西道路から見上げる比良山系の稜線は朝日を受けて白く輝いている。雪のない栗原集落から林道を進むと残雪が現れ、登山口までの数百メートルは除雪されているが雪上走行だ。気温は1℃と高く、4WDだがチェーンなしで何とか栗原登山口の水場へ到着だ。
初めからSS(スノーシュー)を持ち、たっぷり雪の残る林道をチェーンスパイクを履いて歩き出すが、ここ数日中に大勢のトレースで踏み固められてさながら雪道のハイウエイだ。ロープゲートを通り抜け、針葉樹林帯の林道を進み、明るい広葉樹林帯に入ると出発して約1時間でズコノバンだ。登山口から権現山までの6割がたを最近整備された林道で登ることとなる。ズコノバンの先で林道終点、勾配を増した広葉樹の尾根を、だんだん低くなる霊仙山を振り返りながら登る。最後に急な雪の斜面を頑張って上ると沢山のトレースで踏み固められた権現山頂上だ。南の視界は開けているが霞がかかり、琵琶湖面が鈍く光り輝いている。トレース上は全く沈み込まないのでツボ足のまま疎林帯の稜線を進む。ホッケ谷右尾根ルートを右に分け疎林帯を抜け、ホッケ山の見晴しのよい稜線を登る。権現山や比叡山を振り返りながら登ると地肌の露出したホッケ山頂上だ。この先もツボ足でいけそうだが折角なのでSS歩行開始だ。
(トレースだらけの林道を 進む)
(ロープゲートを通過)
(針葉樹林帯を行く)
(明るい広葉樹の森を進む) (ズコノバンで小休止)
(林道終点から急な山道へ)
(広葉樹の森の尾根を登る) (急な尾根を登る) (踏み固められた権現山到着)
(権現山から霞んだ琵琶湖を)
(疎林帯の尾根を北上) (ホッケ山稜線から振り返る)
(ホッケ山から360度の展望)
正面に蓬莱山を望み、右下の琵琶湖を道連れに、幅広の真っ白な雪原をなだらかに下るのは最高の気分だ。トレースから離れて気ままに歩けるのはSSの強みだ。小女郎峠手前から枝尾根を北上、白い平地の小女郎ヶ池へ向ってなだらかに下る。いずれが池かははっきりしないが、小女郎ヶ池の上を歩くのは初めての経験だ。池の傍の掲示板はなくなり残るのは枠だけ、ここが池と認知できる唯一のものだ。しばらく雪面を眺めてから、枝尾根の北側を東進、尾根道に合流して山頂直下の急坂を頑張ると琵琶湖バレースキー場のリフト降り場だ。平日だが晴天に恵まれて多くのスノーボーダーやスキーヤーで賑わっている。全天に霞がかかり遠望は駄目だが、北には武奈ヶ岳、南には歩いてきた権現山へ続く稜線など、雄大な雪景色が望めた。山頂の物陰で景色を眺めながら定番の昼食後、下山開始だ。
(ホッケ山頂上) (蓬莱山へ展望稜線を行く)
(小女郎ヶ池へ雪原を進む)
(締った雪原の快適な足跡) (小女郎ヶ池上を散歩) (蓬莱山へ斜面を進む)
(展望稜線を行く) (山頂直下を頑張って登る) (蓬莱山頂上)
(琵琶湖バレー上端から北方を望む)
(蓬莱山頂上から南方を望む)
上りはしんどかったが下りは楽だ。小さな灌木は埋もれて広大な雪原と化し、トレースを外れて足跡を刻みつけながら快適に下る。小女郎峠では山頂から小女郎ヶ池往復の団体さんの記念撮影を仰せつかったり、分岐南ピークの石仏に挨拶をして融けはじめた雪庇を登るとホッケ山だ。360度の大展望にお別れして、このコースで最も好きな琵琶湖へ向って一直線に下る絶景の南尾根下りだ。ホッケ谷右尾根ルート分岐で南から西へ尾根方向を変え疎林帯を進むと間もなく権現山の丸い山頂だ。ここから急坂の下りが始まるのでSSを脱ぎチェーンスパイクに変える。日影の伸びたブナ林尾根を下り、林道を道なりに下ると権現山から約1時間で栗原登山口だ。きょうは珍しく渋滞のない湖西道路で順調に帰阪した。
少し霞んでいたがうららかな日和に恵まれて蓬莱山南尾根の雪山歩きを楽しむことができた。数日前からの多人数のトレースで均された道が多かったがそれだけ歩くのは楽、SSを履いてからは白銀の世界が楽しめた。
(蓬莱山から広い稜線を下る) (雪中の樹木と石仏) (広大な雪原を行く)
(ズコノバンの林道を下る)
(針葉樹林帯を下る)
(栗原登山口水場へ)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 花背、比良山
Homeへ