釈迦ヶ岳(1799.8m)

 

★ひとこと   「太尾登山口から笹原の展望稜線を経て釈迦ヶ岳往復」

古田ノ森北側から釈迦ヶ岳を望む


★行った日   2018年4月28日(土) 晴   娘と2人

★コース
高槻5:00(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R165、京奈和道、R168、林道)=8:40太尾登山口8:57→不動木屋谷分岐9:43→10:23古田ノ森10:32→千丈平11:01→奥駈道出合11:21→11:30(1799.8m)釈迦ヶ岳(昼食)12:20→奥駈道出合12:29→千丈平12:44→13:14古田ノ森13:22→不動木屋谷林道分岐13:53→14:32太尾登山口14:45(林道、R168)=夢の湯=(R168、京奈和道、R165、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速、名神)=高槻18:45

 釈迦ヶ岳はその山容や展望から大峰奥駈道第一の秀峰だ。前鬼側と旭側に登り口があるが、今回は展望豊かななだらかな稜線の続く後者の太尾登山口だ。五条から災害復旧工事の完了した走り易い区間や旧来の狭い一車線道路が混在するR168を南下、旭橋から不動小屋谷林道に入って旭ダムを経て急勾配のくねくね道を進むと峠が太尾登山口だ。10台位駐車でき、トイレもある登山口だ。
 登山口から丸太階段を上り、岩場の梯子もある樹林帯の枝尾根をしばらく登るとP1434で稜線出合だ。バイケイソウの緑が野菜畑のような明るい笹原の疎林帯尾根をなだらかに進むと、P1465で不動小屋谷ルートと合流だ。段丘を越えるごとに振り返ると広がる景観を楽しみながら稜線を登るとP1618古田ノ森ピークだ。この稜線は若木が育っていないのに古木の倒木や枯死が多く見られ、早晩木々のない笹原に変貌の可能性大だ。ピークで東に眼をやると尖がり坊主の大日岳とその鞍部に深仙の宿が望める。南は登ってきた稜線を中心に左に奥駈南部の稜線、右に十津川や野迫川の山並みが広大だ。

     (太尾登山口)        (明るい枝尾根を進む)  (ちょっとした岩場の梯子を上る)

(P1434からなだらかな稜線)(緑のバイケイソウの笹原を行く)   (不動小屋谷分岐)

 (明るい笹原の疎林帯を行く)    (P1618古田ノ森)      (東に見える深仙の宿)

                  (古田ノ森から南方の大展望)

 ピークから少し下ってから正面に釈迦ヶ岳の肩を眺めながら登ると千丈平だ。今はいないが池の畔にいつも鹿がたむろしている所だ。少し先の水場を経て樹林を登り、深仙の宿から来た奥駈道と合流、急坂を頑張ると釈迦如来のブロンズ像が出迎える釈迦ヶ岳一等三角点だ。山頂からは期待通り最高の展望だ。北には孔雀岳から八経ヶ岳まで続く奥駈の山稜や山上ヶ岳まで頭をのぞかせ、東には大台ケ原の山塊、南には天狗岳を経て玉置山へ続く奥駈南部の稜線やきょう登ってきた古田ノ森の稜線、など360度の景観が楽しめる。ゆっくり昼食を楽しんでから真正面の七面山にお別れして往路通りに下山開始だ。もっと体力があれば、きょうのように翌日も晴天が約束された日には水場辺りでのテンパクを夢見ながら千丈平へ。例の如く数匹の鹿がたむろしているのを横目に池の畔を通過、前方の山並みを眺めながらゆっくり稜線を下る。なかなか近づかない右前方の登山口駐車場を見つめつつ笹原を進み、やっと登山口到着だ。晴天の連休初日なのに入浴客の少ない「夢の湯」で疲れを流し、殆んど渋滞のない京奈和道を通過、初めて名神上り線から高槻ICを利用、迷いながら新開通の市道で原を経て帰宅。
 旭の太尾コースは登山口までの車のアプローチは長いが、標高差の少ないなだらかな稜線歩きで大峰奥駈道随一の秀峰、釈迦ヶ岳に登頂可能だ。明るい展望豊かな笹原稜線、山頂からの360度の景観などが素晴らしく、シーズンには山頂付近のシロヤシオも美しいところだ。

 (いつも鹿のいる千丈平)     (最後の急坂を登る)      (釈迦ヶ岳一等三角点)

                   (釈迦ヶ岳から北方の奥駈を望む)

                  (釈迦ヶ岳から南方の奥駈を望む)


  (古田ノ森へ稜線を下る)     (明るい笹原を下る)      (太尾登山口へ帰着)

★道で出会った花

   ワチガイソウ(古田ノ森)    タチツボスミレ(登山口)    コバノミツバツツジ(登山口)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈山
・2万5千分の1地形図  釈迦ヶ岳

Homeへ