★ひとこと 「酷暑に飯室谷から横川を経て東塔経由バテバテで坂本へ」
横川中堂
★行った日 2018年8月27日(月) 晴一時曇 単独
★コース
高槻4:25(名神)=京都東IC(R161、県道316)=5:22大宮川観光駐車場5:30→松禅院参道近道5:51→6:11元三大師道広場6:19→6:53休憩6:58→7:12休憩7:21→林道出合7:39→元三大師堂7:52→7:56横川中堂8:05→8:49玉体杉9:02→9:38釈迦堂9:47→浄土院9:59→根本中堂10:19→10:28古いお堂(亀塔)10:37→鉄塔11:06→11:16登山口11:21→日吉大社11:30→11:40大宮川観光駐車場12:02(県道47、R161)=京都東IC(名神)=高槻13:05
10日ほど前に一時的に平年並みに戻ったがすぐに猛暑復活、暑い低山歩きは体力的にこたえるので、昼までに下山するべく早朝に比叡山へ出発だ。観光駐車場を起点に飯室谷(いむろだに)から横川を経て東塔経由坂本へ周回の計画だ。月齢15の輝く満月に照らされて車を走らせ、丁度日の出時刻に坂本の大宮川観光駐車場に到着だ。湖面の彼方に三上山の隣から昇る日の出を眺めながら歩き始める。
早朝散歩の方々と朝の挨拶を交わしながら車道を北上、朝日を浴び始めた格好いい西教寺山門を左に見て直進、滋賀県から新潟県までの8県に伸びている中部北陸自然歩道通りに山麓を進む。早朝と言っても蒸し暑く、27℃もあって少しの上り坂を歩くだけで汗びっしょり、この先が思いやられる。道端の松禅院参道近道の石柱に導かれて、三石岳から東へ伸びる山稜を横切り、小沢を仮橋で渡ると延暦寺飯室谷境内だ。松禅院や不動堂などを左に見て直進すると元三大師道の石柱のある広場だ。草深い道を進み、倒木近くの小さな表示「横川」に従って右折、以降大木杉の茂る広い道をジグザグに登るが、無風の蒸し暑さに大汗をかきながら休み休み登る。支尾根に乗ると少し勾配も緩くなりモミやツガの茂る尾根を登り、崩れた石垣の先を上ると三石岳に続く稜線の林道出合だ。左の恵心堂を過ぎ、右に鐘楼を見つつ直進すると元三大師堂前の広場だ。本堂に手を合わせ、横川中堂に向う。いつもながら朝日に映える朱塗りの懸造りのお堂は立派、無人の静かな大堂の前でしばし沈思黙考だ。拝観は9時半からなので外から遥拝だけで横川の駐車場へ向う。駐車場から東海自然歩道を西塔へ、振り返ると山頂付近を白雲に覆われた丸い山頂の蓬莱山が樹間から望める。
(日の出の観光駐車場を出発)(中部北陸自然歩道の車道を北上)(松禅院参道近道に入る)
(飯室谷不動堂前を通過)
(元三大師道広場) (杉林をジグザグに登る)
(稜線の林道に合流) (鐘楼前を元三大師堂へ)
(元三大師堂)
(開門前の横川中堂) (横川駐車場から山道へ)
(白雲たなびく蓬莱山)
木漏れ日を浴びて時折涼風が通り抜けるミヤコザサの尾根道を進み、車道をくぐって横高山分岐のせりあい地蔵を左折して少し尾根道を上ると玉体杉だ。京都市街が俯瞰でき、京都御所は無論愛宕山やポンポン山まで望めた。モミ天然林もあるなだらかな尾根道をしばらく進み、再び車道をくぐって食堂横を下ると釈迦堂だ。お堂に手を合わせ、石段を上ってにない堂を通り抜けると巡拝受付だ。巡拝料(700円)を納めて、灯篭と大木の並ぶ涼しげな参道を南下、浄土院から長い石段を上がって車道を渡ると東塔だ。阿弥陀堂の横から石段を下ると大講堂を経て改修中の根本中堂だ。外装が完全に覆われており、また暑さにバテてしまったのでお参りは中止、ぼつぼつ増えてきたお参りの人々を尻目に本坂で坂本へ下山だ。延暦寺会館から急な船坂を下ると法然堂の先の亀塔の建つ傾きかけた古いお堂で車道は終わり、以降地道悪路だ。急な道を30分ほど下って鉄塔横を通り、さらに少し下ると南善坊石段下の登山口だ。縦列駐車帯のある車道から石段を下ると日吉大社だ。ここから観光駐車場はすぐだ。
初めての真夏の比叡山にバテてしまったが、諸塔堂の荘厳さは無論、静寂な早朝の横川界隈、涼風が吹きぬけるミヤコザサの木漏れ日の尾根歩きなどが印象に残った。
(玉体杉)
(玉体杉から京都御所を望む) (モミの天然林を行く)
(改修中の根本中堂)
(荒れた本道を下る) (鉄塔から坂本方面を展望)
(南善坊石段下の登山口)
(縦列駐車帯のある車道を下る) (日吉大社)
★道で出会った花
サルスベリ(登山口) フヨウ(坂本) ヘクソカズラ(坂本)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 大原、京都東北部
Homeへ