★コース
高槻4:58(名神)=京都東IC(湖西道路、R367)=6:18坊村駐車場6:26→7:39平地7:46→冬道分岐8:14→9:03(1097m)御殿山9:13→ワサビ峠9:17→10:00(1214.4m)武奈ヶ岳10:22→(1181m)コヤマノ岳10:45→奥の深谷出合11:27→11:56大橋12:11→13:07牛コバ13:15→13:58坊村駐車場14:07(R367、湖西道路)=京都東IC(名神)=自宅15:30
このところ秋雨前線が停滞しているが、貴重な晴れ間を利用して武奈ヶ岳だ。台風21号による道の荒れ具合が分からないので、正規登山道で坊村から西南尾根で山頂を経て奥の深谷へ周回の計画だ。うろこ雲の浮かぶ秋空に比良山を目にしながら湖西道路を北上、スキッとした空気の坊村に到着だ。
朝日に輝く山稜を眺めながら安曇川を渡り、地主神社前を通って倒木片付け中の明王院参道を上る。御殿山コースを登り始めるとすぐに倒木の山、通れるところを探して斜面を登る。再び登山道に戻るが倒木が積み重なり、通り抜けは不可能、大きく迂回し右往左往して倒木の間をぬって登り続ける。先人たちの踏み跡があちこちにあるが信用不可だ。Ca690の平地で植林帯を抜けるとともに倒木帯も終了だ。倒木に腰掛けて一息入れ、倒木のない自然林の斜面をトラバース気味に登る。P846付近で稜線に乗り、枝払いされた倒木もある尾根をしばらく登ると冬道分岐だ。しばらくブナ林の斜面を等高線沿いに進み、広い枝沢を登ると稜線の冬道出合、しばらく小灌木帯を東進すると御殿山だ。今朝の透明度はよく、紺碧の空に南の蓬莱山や北の武奈ヶ岳がはっきり望めた。鞍部のワサビ峠を経て眺望のよい西南稜を北上、このコースのハイライトの緑の草原稜を愛でながらしばらく登り続けると武奈ヶ岳山頂だ。
(初秋15℃の朝地主神社へ)
(片付け中の参道を明王院へ)
(御殿山コース登山口に唖然)
(倒木を避けて右往左往) (植林帯は倒木の巣)
(徐々に通り易くなる登山道)
(自然林の平地でほっとひと息)(倒木ない自然林をトラバース) (整理されつつある倒木)
(冬道分岐を夏道へ)
(自然林をトラバース) (沢筋を尾根へ向う)
(稜線にて冬道合流) (御殿山にて武奈ヶ岳初見参)
(ワサビ峠)
(西南稜を山頂へ) (西南稜を振り返る)
(もうすぐ武奈ヶ岳山頂)
きょうの山頂からの展望は最高、北には蛇谷ヶ峰の彼方に金糞岳など湖北の山々、東には御池岳など鈴鹿の峰々、南に蓬莱山、西には峰床山など京都北山の山並み、肉眼では白山まで望めた。人気の少ない山頂で展望をゆっくり楽しんでから東へ下山だ。八雲ヶ原を左に分け中峠へ、ブナ林をなだらかに登るとコヤマノ岳だ。中峠を右に分け、ブナ林を過ぎて杉古木の点在する尾根道を下ると中峠から下ってくる道と合流、少し沢沿いに下ると奥の深谷出合だ。直進の金糞峠を左に見て奥の深谷に沿って右へ下る。渡渉を繰り返しながら大木や大岩の点在する美しい沢筋をしばらく下ると南比良峠から来た道と合流、丸太橋を渡ると破損した大橋小屋前だ。広場で昼食後、芦生杉の点在する道を沢沿いに下り、沢を渡渉して右岸に渡ると奥の深谷高巻道だ。この渡渉点と牛コバの間が沢屋さんのメッカ、シーズンに沢登り支度の一行をよく見かける地点だ。ちゅっとトリッキーなところもあるトラバース道をなだらかに進み、擂鉢山を左に分け、急坂をジグザグにしばらく下ると牛コバだ。1箇所しか倒木のない明王谷林道を3キロほど下ると坊村だ。
初秋を思わせる晴天のもと、西南稜や山頂からの展望は最高だった。御殿山コース前半の植林帯の台風による倒木は、今しばらく片付けに時間がかかりそうだが、その他には目立った台風被害はなく支障なく歩けた。
(武奈ヶ岳山頂から北(肉眼では白山が見える)〜東〜南を望む)
(武奈ヶ岳山頂から南〜西〜北を望む)
(コヤマノ岳へブナ林を行く) (明るいコヤマノ岳山頂) (風で折れたブナ?の大木)
(泰然自若の大木杉) (奥の深谷出合) (奥の深谷沿いに大橋へ下る)
(大橋の丸太橋を渡る) (倒壊寸前の大橋小屋)
(小川新道出合付近を下る)
(奥の深谷を渡って高巻道へ) (山腹のトラバース道を行く)
(擂鉢山分岐からジグザグ下り)
(牛コバから林道下り) (林道の倒木は1本のみ) (明王院前へ戻る)
★道で出会った花
トリカブト(ワサビ峠) アキノキリンソウ(西南稜)
リンドウ(西南稜)