★ひとこと 「倒木の川久保渓谷からポンポン山を経て川久保尾根へ」
水声の道入口の倒木
★行った日 2018年12月8日(土) 晴時々曇 単独
★コース
高槻7:30(府道6、林道)=7:57本山寺駐車場8:18→水声の道分岐9:15→9:48大杉9:56→(631.0m)釈迦岳10:14→10:49(678.8m)ポンポン山10:58→釈迦ヶ岳11:27→11:40大杉11:48→12:33林道出合・終点(昼食)12:52→川久保登山口13:36→14:04本山寺駐車場14:11(林道、府道6)=高槻14:40
きょうから12月らしい寒波襲来、遠くの山は遠慮して登山口まで30分で行けるポンポン山だ。しばらく触っていない冬靴の確認と、9月の21号台風による倒木被害の状況確認だ。新名神が開通して神峰山寺(かぶさんじ)へ向う車道が新設され、ちょっと戸惑いながら本山寺参拝者駐車場に到着だ。
折角、でっかくて重い冬靴を持ってきたのにソックスを忘れ、普通の薄い靴下でしっくりしないまま出発だ。しばらく林道を下ってからコンビニで調達してきた食料を車に置いたままに気付き再出発、アルツも喫緊の課題だ。駐車場横からゲートを通って林道を下り、Uターンする所で早速倒木群があったが、新しい踏み跡が作られて、支障なく川久保渓谷の橋だ。川久保渓谷沿いに上流へ進むが、早々から水面は殆んど見えず、倒木で蓋をされた状態だ。車道も倒木の山だが人がどうにか通れるように枝や幹が整理され、どうしようもない太い丸太は切断されている。このような状態が眼鏡橋まで延々と続く。自然林の倒木帯はないが、植林帯ばかりが斜面全面にわたって倒れていて、植林帯のもろさを露呈している。台風直後に川久保渓谷を通った記録がネットにあったが、どうやって通過したのか、その精神力と体力に感服だ。また、3ヶ月でここまで整備されたボランティアや工事関係者の方々に感謝するばかりだ。眼鏡橋を過ぎると倒木もまばらになり、水声の道へ向おうとしたが、林道は密度の高い倒木群で覆われているので諦めて大杉へ向う。大きな倒木はなく東進、砂防ダム堰堤から山道に入り、なだらかに殆んど倒木のない谷筋を進むと四差路の大杉だ。
(本山寺駐車場から林道を下へ) (倒木横のわき道を下る) (川久保渓谷出合を左へ)
(総倒れの山肌の裾を行く) (片付けられつつある倒木) (倒木をくぐって進む)
(倒木のトンネル行く) (倒木の途切れた所もある) (眼鏡橋を振り返る)
(水声の道分岐の広場) (水声の道は通過不可能) (林道終点から山道へ)
大杉から尾根道を北上、数箇所の倒木を避けながら急坂を登ると釈迦岳だ。山頂周辺の倒木被害はなく、三角点からの視界も悪いままだ。丸太階段を下ってしばらく進むと赤い大鉄塔のある東海自然歩道出合だ。ここからは美しい稜線歩きの楽しめる遊歩道だが、所々で大木が根こそぎ倒れている。しかしボランティアさんの努力で白テープ付のわき道が作られ、支障なく歩ける。水声の道入口付近の枝尾根の斜面は倒木で皆伐状態、倒木で埋まった下流の谷筋を考えると当分水声の道を楽しむのは無理だ。ポンポン山頂上は人影はなく、きょうは透明度が高く、京都市街のローソクタワー、大阪梅田のビル群やアベノハルカスも望めた。人も徐々に増えてきたので山頂を辞し、川久保尾根を下るべく大杉へ往路通りに下る。
(大杉まで大きな倒木はない) (釈迦岳三角点) (東海自然歩道出合)
(片付けられた自然歩道の倒木)(大きな倒木にできたわき道)
(整備されたかたくり保護地前)
(晴れ渡ったポンポン山) (愛宕山もばっちり見える) (高槻を俯瞰)
(ポンポン山から京都市街〜大阪市街を望む)
(整備された道を戻る)
(大杉から川久保尾根へ)
(鉄塔を過ぎて進む)
大杉から稜線を南下するが拍子抜けするほど倒木などの障害もなく2本の鉄塔を過ぎ、モミ大木林が現れるとP620のピークだ。この辺りから倒木が現れ始め、谷筋と違って尾根では容易に迂回することができ、右往左往しながら進む。しかし、注意深く進路を観察すると、ボランティアの方々による白テープ付のわき道があり、踏み跡を探しながら進む。Ca580辺りで右下に林道が現れ、林道は尾根を左へ巻いて大沢方面へ下っているようだ。倒木で埋まった尾根を巻く林道と交差する林道出合・終点で大休止の昼食だ。倒木の点在する山道を下るが、乗り越えるのに難渋するような倒木帯はなく、山道を延々と下る。Ca330の尾根から左へ急坂を下り、砂防堰堤を越えると林道出合の川久保登山口だ。疲れた足を引きずって舗装林道を川久保渓谷沿いに戻り、往路通りに地道林道を登ると本山寺参拝者駐車場だ。
ポンポン山登山道は21号台風により大変な被害を受けたが、ボランティアや関係者のご努力で徐々に回復しつつある。現時点の一部の情報だが、川久保渓谷沿いの道は倒木帯をぬいながら何とか通り抜け可能、川久保尾根の道も倒木帯を通り抜け可能、東海自然歩道もわき道ながら通行可、水声の道は通り抜け不可能だ。今回履いた冬靴は片方1.3Kgもあってソールも硬く疲労困憊、弱体化した体力にとってオーバーワーク、僕にとっては完全な冬装備は不必要なので現行の片方0.7Kgの軽登山靴を今後使うつもりだ。
(P620のモミ大木林を行く) (次のピークから倒木増加) (倒木をくぐり抜ける)
(大沢からの林道と併走) (林道出合・終点で大休止) (倒木点在の山道を下る)
(Ca400付近を下る) (Ca330尾根から左へ下る) (砂防堰堤を越える)
(林道の川久保登山口) (林道の川久保ゲート) (本山寺駐車場へ戻る)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 高槻、法貴、淀、京都西南部
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