六甲山(931.3m)

 

★ひとこと   「有馬から白石谷経由六甲山最高峰を経て白水峡へ」

白水峡


★行った日   2018年12月27日(木) 曇一時晴   単独

★コース
高槻7:29(中国道)=西宮北IC(県道82、県道98)=8:38RW有馬温泉駅P8:48→魚屋道別れ9:27→紅葉谷道合流9:42→10:05白石谷道分岐10:16→白石滝10:22→白竜滝10:52→11:54(931.3m)六甲山三角点(昼食)12:23→白水山下り口12:37→(771.7m)白水山13:09→船坂谷分岐13:20→展望所13:47→県道出合14:20→15:04RW有馬温泉駅P15:13(県道51、R176)=宝塚IC(中国道)=高槻

 あすから襲来する第一級の年末寒波の前に久しぶりの六甲山だ。有馬を起点に白石谷を遡り、山頂を経て白水峡へ下る計画だ。登山端境期の平日とあってがら空きのロープウエイ有馬温泉駅駐車場(620円)にとめる。
 依然として紅葉谷道の林道区間通行止の表示を見て、ロープウエイ駅から車道を左へ少し進むと魚屋道登山口だ。雑木林の広い道をなだらかに上り、峠の先から魚屋道と別れて右へ枝尾根を下る。炭焼窯跡もある雑木林の遊歩道をしばらく下ると紅葉谷道に合流、通行止パネルを背にして紅葉谷に沿って進み、白石谷出合の河原で小休止だ。河原の先にかかる2段の白石滝は堆積した流木や土砂が少なくなって数年前よりすっきりした姿だ。滝の手前から急坂に取り付いて白石谷の左岸沿いに進み、砂防堰堤を越えて河床に下りる。谷が徐々に狭まり、小滝を越えたり流木や岩石の間をすり抜けたりして進むと右岸の隙間から滑り落ちる2段の白竜滝だ。ゴルジュ状の谷筋を少し進むと高さ7〜8メートルの岩場だ。しっかりした2本のロープを頼りによじ登り、谷左岸の高巻道をしばらく進み、河床に下って右の大きな砂防堰堤へ急坂を登る。かつて取り付きに小さな表示があったがいまは踏み跡だけだ。堰堤を越えて道なりに谷筋を渡り、急坂を登って笹原樹林帯に入り、魚屋道をめざす直進の道と別れて山頂へ直接向う。笹原の灌木帯を標高差100メートルほど頑張ると六甲山最高峰の広場だ。

 (紅葉谷道の前半は通行止)      (魚屋道登山口)   (魚屋道から右下の紅葉谷道へ)

  (赤松の枝尾根を下る)       (紅葉谷を遡る)         (左の白石谷道へ)

       (白石滝)            (白石谷を遡る)        (荒れた所もある)

       (白竜滝)       (唯一のロープ場で岩場を登る) (右の堰堤の左岸を登る)

     (小さな表示)        (笹原林床の潅木林を登る)    (六甲山頂上広場)

 低い薄曇が垂れ込め、あまり見晴しはよくないが霞む神戸港の姿が美しい。雲間から陽光を時折浴びながら昼食後、縦走路を東へ向い、旧道から白水尾根を下る。尾根へ下る道が2ヵ所あるが、ガードレールの切れ目に西宮市と神戸市の境界表示のあるほうが正解だ。アップダウンを繰り返しながら笹原尾根を下るとP771白水山だが、途中のCa840、Ca780のピーク分岐に目印がないので要注意だ。樹間から三田方面が望める小広場を後にして、Ca700ピークで船坂道を右に分け、しばらく雑木林の尾根道を下るとCa550の展望尾根だ。小ぶりの松が点在する美しい見晴しのよい尾根をなだらかに下ると白水峡の崩壊地の上端だ。稜線からP461めざして雑木林を下ったが薮っぽくなってきたので方向転換、尾根を北へ直進した。ちょっとした薮をこぎながら灌木帯を下り、最後に白水峡の砂岩帯を緩やかに滑り下って県道へよじ登った。先程のP461をめざすルートが正解だったが、白水峡の崖が目に入って間違った道を辿ってしまった。下山予定地の十六丁橋を経て約3キロの車道歩きで駐車場へ帰りついた。
 京都北山に残るような台風の爪痕はきょうの六甲山域では目にすることはなかった。白石谷は予想したほど荒れはなく十分に谷歩きが楽しめる。白水尾根は荒々しい白水峡と自然林の稜線が美しいが、目印が少ないためGPS必携だ。

   (山頂のアンテナ塔)      (山頂から神戸港を望む)     (六甲縦走路を東へ)

   (白水尾根下り口)        (笹原の尾根を下る)         (白水山)

  (船坂道分岐を左へ下る)    (岩稜もある尾根を下る)    (展望のよい尾根を下る)

 (展望所から三田方面を望む)  (迷い易い雑木林を下る)    (樹間から白水峡を望む)

    (白水峡下端へ)         (白水峡を振り返る)      (十六丁橋BS前を行く)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  有馬、宝塚

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