堂山(384m)太神山(599.7m)矢筈ヶ岳(562m)

 

★ひとこと   「堰堤から奇岩の堂山経由太神山を経て矢筈ヶ岳へ」

堂山


★行った日   2019年2月8日(金) 曇  単独

★コース
高槻7:09(京滋BP)=笠取IC(県道242、県道3、県道29、県道208、県道209)=8:28天神堰堤路駐P8:38→登り口8:49→稜線出合9:40→10:09(384m)堂山10:20→稜線出合10:44→鎧堰堤11:03→車道出合11:24→車道別れ11:33→泣不動12:13→矢筈ヶ岳分岐12:19→不動寺ベンチ12:40→(599.7m)太神山→不動寺ベンチ(昼食)13:15→矢筈ヶ岳分岐13:30→出合峠14:10→(562m)矢筈ヶ岳14:21→出合峠14:32→笠間ヶ岳分岐15:04→富川道分岐15:32→15:36天神堰堤路駐P15:46(県道209、県道208、県道29、県道3、県道242)=笠取IC(京滋BP)=高槻17:10

 今週は札幌の最高気温が−11℃に届かない記録的な寒波が北海道に襲来、近畿地方もそのおこぼれで北部は雪模様だ。そこで雪を避けて岩の露出した山稜が特徴の湖南の堂山界隈だ。奇岩の堂山から不動寺の建つ太神山(たなかみやま)を経て矢筈ヶ岳へ周回の計画だ。東海自然歩道が通る枝集落の先の天神堰堤付近の拡幅部に路駐だ。
 堰堤の先から河原へ下り、渡渉できる所を探してウロウロ、上流側に作られた砂利の渡渉路を渡り、右岸に沿って踏み跡を少し下ると堂山登り口だ。ガレ場の谷筋をリボン通りに通り抜け、急な枝尾根を登り続ける。本当は沢筋をそのまま登り続けて堂山の西尾根に向うべきだったが、遠回りになってしまった。やがて枝尾根に小さな松の点在する美しい庭園風の道となり、堂山の奇岩群を眺めながらしばらく進むと雑木林に入る。稜線出合で左折、堂山へ砂岩帯の滑り易い急坂を下って上り返す。風化した花崗岩?の岩峰をぬうようにアップダウンを繰り返しつつ、久しぶりに四つ足総動員で登ると堂山三角点の小広場だ。本来好展望の山頂だが、きょうは時折雪雲が流れてきて風花まじりの天候であまり見晴しはよくない。

(天神堰堤の百米先から河原へ) (上流の渡渉路を渡る)     (羊歯の茂る堂山登り口)

   (ガレ場の谷筋を登る)       (急な枝尾根を登る)     (美しい尾根を穏かに登る)

   (雑木林の道をいく)    (稜線出合から左へ急坂を下る)     (堂山へ向う)

  (奇岩のピークを越える)    (岩尾根をアップダウンする)     (堂山三角点)

                (堂山から北の琵琶湖方面を望む)

 岩尾根から琵琶湖越しに比叡山、新名神の高架橋の彼方に三上山を眺めながら先程の稜線出合の分岐点まで戻り、鎧ダムめざして東進だ。広い沢筋をなだらかに東へ進み、鎧ダムの河原を南下すると鎧堰堤だ。小滝もある峡谷のような狭い谷筋に沿って下り、ガレ場の急坂を経て迎不動堰堤を過ぎて飛び石で天神川を渡ると車道出合だ。迎不動を背にして車道を少し進むと車ゲートを経て車道と別れて山道に入る。東海自然歩道らしい歩き易い道を辿り、地蔵堂を経て泣不動を過ぎると矢筈ヶ岳分岐だ。ここを直進して二尊門で信楽道と別れて左折、不動寺へ向う。

 (岩尾根から比叡山を望む)  (岩尾根から三上山を望む) (アップダウンを繰り返して戻る)

  (稜線出合を鎧ダムへ)     (広い谷筋をなだらかに下る)     (鎧ダムの河原)

  (鎧堰堤から谷筋を下る)     (ガレ場の谷筋を下る)     (迎不動堰堤横を下る)

  (飛び石で渡って車道へ)      (車道から山道へ)    (歩き易い東海自然歩道をいく)

   (途中の地蔵堂)         (片付けられた倒木の道)        (泣不動)

  (矢筈ヶ岳分岐を直進)       (二尊門を左へ)           (二尊の石像)

 杉大木の道を進み、田代へ下る東海自然歩道を左に分けて直進すると不動寺境内だ。急な石段を上りつめると懸造りの本堂と胎内くぐりの大岩があり、小高い丘に三角点と奥の院が祀られている。境内のベンチで昼食後往路を下り、分岐を左折して矢筈岳へ向う。小さな沢を越えて分岐の多い複雑な地形の樹林帯を進むが、目印が頻繁にあるので迷うことはない。出合峠から急坂を登ると倒木帯を経て矢筈ヶ岳三角点だが見晴しは殆んどない。先程の出合峠まで戻り、雑木林の複雑な地形をうねうねとなだらかに下る。やがて湿地帯に入ると笹間ヶ岳分岐で東海自然歩道の南路と合流、右折して御仏河原の岩盤下りだ。凍ると怖いところだ。沢筋の一本道を根気よく下ると富川道分岐で車道出合だ。すぐ先が路駐場所だ。
 湖南アルプスの愛称で親しまれている、堂山に代表される風化した花崗岩の奇岩地帯が印象的だ。重要文化財にも指定されている懸造りの本堂はじめ、大木に囲まれた静かな不動寺境内も優れものだ。松茸の入山規制の表示があちこちにあり、秋には本通り以外の枝道は要注意だ。

   (杉大木の道をいく)       (不動寺境内を進む)     (本堂へ急な石段を上る)

    (山頂の胎内くぐり)        (太神山三角点)        (人の気配のない庫裏)

   (左折して矢筈ヶ岳へ)      (樹林帯尾根を行く)      (出合峠から矢筈ヶ岳へ)

  (倒木を巻いて山頂へ)      (林間の矢筈ヶ岳山頂)      (樹林尾根を下る)

   (笹間ヶ岳分岐を右へ)      (御仏河原を下る)       (御仏河原を振り返る)

     (沢筋を下る)         (羊歯の雑木林を下る)    (車道出合の富川道分岐)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田、朝宮

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