★ひとこと 「水越峠から半凍結のモミジ谷で山頂を経てサネ尾へ」
葛木神社の大杉並木
★行った日 2019年2月13日(火) 曇一時晴 単独
★コース
高槻7:09(近畿高速)=松原IC(府道2、府道31、R170、R309)=9:06水越峠P9:18→カヤンボ10:01→10:25第4堰堤手前(チェーンアイゼン着)10:35→第6堰堤10:49→11:40国見城跡(昼食)12:05→葛木神社12:15→サネ尾入口12:29→三差路12:37→カヤンボ13:10→13:13水場(アイゼン脱)13:19→13:48水越峠P14:00(R309、R170、府道31、府道2)=松原IC(近畿高速)=高槻15:40
手軽に霧氷や氷瀑が楽しめる金剛山だ。暖冬の今年は氷瀑日和はなかなか訪れず、長期予報では来週から暖かくなるとのご宣託、あまり期待できないが重い腰を上げて見物に出掛けた。水越峠を起点に、氷瀑ができるモミジ谷から国見城跡を経てサネ尾を下る計画だ。R309のトンネル西口手前からから旧道に入り、平日のためまだ余裕のある水越峠近くの駐車場にとめて出発だ。
旧道の水越峠から林道に入り、かなり急勾配の林道を準備体操を兼ねて息を弾ませ、途中の満開の白梅に早春を感じつつ進むと河川工事中のカヤンボだ。すぐ先の林道Uターン部で太尾塞跡へ向う道と別れてモミジ谷に入り、谷筋に沿って登る。第1堰堤から順に越えて行き、第4堰堤を過ぎると河床が白くなり、岩肌が凍ってきたのでチェーンアイゼンをつける。モミジ谷のハイライト、第6堰堤は半凍結状態だが、倒木に垂れ下がった氷のカーテンが見事だ。堰堤を越えてV字谷をしばらく進み、二俣で右の本流ルートの先から左の細尾根に上り、急坂をしばらく登るとブナ林を経て山頂事務所前広場だ。平日でも賑やかな国見城跡の12時のライブカメラを待つ登山者を眺めながらベンチで昼食だ。
(水越峠から林道へ)
(河川工事中のカヤンボ) (林道からモミジ谷道へ)
(谷に沿ってさかのぼる) (第5堰堤で白くなり始める) (半凍結の第6堰堤)
(白い谷筋をさかのぼる) (細尾根の急坂を上る) (ブナ林が現れる)
所々水溜りのある2℃の広場を後にして、あらかた落ちてしまった霧氷の木々に朱色の灯篭の列がさえる参道を上ると葛木神社だ。人影のない社殿前で手を合わせて丸太階段を下りると笹原に葛城山が霞むブナ林だ。杉の大木の並ぶだらだら坂の参道を下り、一の鳥居を左折してダイトレを水越峠めざして下る。現在通行止の郵便道分岐を過ぎて、急な下り坂の手前にサネ尾分岐の小さな手書き表示があり、植林帯の尾根を下る。標高千米の三差路を尾根通しに直進、標高約900米から急な尾根端下りを過ぎるとサネ尾登り口のカヤンボ谷出合だ。サネ尾はカヤンボ谷とモミジ谷の間に位置し、尾根末端から流れを渡渉すると林道、カヤンボから水場を経て往路通りにぶらぶら林道を下ると水越峠だ。
半凍結状態のモミジ谷、不完全な霧氷だったが、寡雪の金剛山の雰囲気を楽しむことができた。サネ尾は初めて通る道だが、尾根端の標高差約200米の急坂があるが水越峠へ下る最短ルートだ。
(薄雪の葛木神社) (ブナ林から葛城山を望む) (一の鳥居を左へ)
(ダイトレからサネ尾へ) (三差路の表示) (林間の三差路を振り返る)
(尾根端の急坂を下る)
(カヤンボ谷のサネ尾登り口) (水越峠帰着)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 御所
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