高室山(818m)鍋尻山(838.3m)ザラノ(808m)地蔵山(757m) 高槻5:43(名神)=湖東三山スマートIC(R307、県道34、R306)=7:15佐目トンネル公園P7:30→佐目分岐8:03→林道登山口8:49→9:21(818m)高室山9:37→10:26(808m)ザラノ10:34→アサハギ谷渡渉11:04→11:45(757m)地蔵山11:52→保月登山口12:10→12:54(838.3m)鍋尻山(昼食)13:21→保月登山口13:43→地蔵峠13:56→高室林道始点14:28→佐目分岐14:48→祠15:06→15:08展望鉄塔15:16→東屋15:44→R306出合16:04→16:12佐目トンネル公園16:22(R306、県道34、R307)=湖東三山スマートIC(名神)=高槻18:07 (高室山から霊仙山を望む) (琵琶湖越しに比良山系を望む) (山頂から御池岳を望む) 高室山から登山道はなくなり、おまけに淡い積雪のため踏み跡も判別できず、北へ草原を適当に下ると鞍部付近で先程の高室林道終点が左手に見えている。直接鍋尻山へ向う場合はP777から稜線を西北へ向うが、ザラノへはP777の裾を迂回するように道形があり、歩き易い所を選んで東北に進むと稜線が明確になり、爽やかな薄雪の尾根を登る。ちょっとしたアセビの薮もある稜線をしばらく登ると何の表示もない林間のザラノ山頂だ。P765へ向う尾根を右に見てザラノP808から西へ斜面を下ると次第にはっきりした尾根となる。やがて幅の広い斜面となり、歩きやすい所を適当に下ると下方に見えるのがアサハギ谷だ。滑り易いにゅるにゅるの急斜面を小木を頼りに下って細い流れのアサハギ谷を渡渉、すぐに対岸の支尾根突端の滑り易い斜面に取り付き、四つ足でよじ登る。尾根に乗ると美しいブナ尾根が続き、尾根方向が北向きから東北に変わると間もなくP757の地蔵山だ。緑の山名表示板がある林間の山頂の木の間から廃村保月が望める。山頂から薄い踏み跡を北へ下ると栗栖と保月を結ぶ県道出合だ。保月集落手前の鍋尻山登山口から杉林を進み、整備された明るい草原の中の登山道を登る。やがて苔むした石灰岩帯になり、一面にフクジュソウが群生し、見事な満開の花園だ。 (美しい西北尾根を下る) (急坂を下ってアサハギ谷渡渉) (滑り易い急坂を登る) (山頂直下の急坂を登る) (石灰岩の岩場に咲くフクジュソウ)(日を浴びて満開の福寿草) 石灰岩の間を花を踏まないようにジグザグに登りきると山上台地の展望が開けた南端だ。御池岳はじめ鈴鹿山脈北部の峰々、高室山から辿ってきたルートなどが見渡せる。台地の疎林帯を北へ少し辿ると鍋尻山三角点だ。葉を落とした樹間から霊仙山が垣間見える程度で展望は良くない。石灰岩に腰掛けて昼食後、往路通りに御池岳を正面に見ながら鍋尻山を下ると廃村保月だ。陽光を浴びる寺院や人が今も住んでいるような民家を眺めるだけで県道を西へ向う。しばらく車道を辿ると数本の杉の大木に囲まれた祠の祀られた地蔵峠だ。県道をそのまま下り、MTB?のオフロードワールド保月の傍を通ってしばらく進むと高室林道分岐だ。エチガ谷左俣に沿って高室林道を進み、佐目の道標に従って杉林の山道に入る。植林帯の緩斜面には枝分かれした杣道が多くあり、西南の稜線に向って適当に進み、鞍部の鉄塔めざして少し下ると巡視路出合だ。ススキ原切り開きの巡視路を西南に進み、陣尾山城跡に残された陣屋の祠を過ぎると展望鉄塔だ。湖東に広がる田園風景を眺めながら小休止後、等高線のつまった標高差300の急斜面をジグザグに下る。足ががたついてきた頃に、やっと後南谷の「つかって舎」と称する東屋だ。すぐ先のガッタリと称する大型ししおどしの米撞き機小屋横を通り、後南谷をしばらく下るとR306出合、十二相神社を回りこむとトンネル公園駐車場だ。 |