★ひとこと 「小金口から小金ヶ嶽を経て三嶽へ早春の山稜を周回」
小金ヶ嶽から筱見四十八滝方面を望む
★行った日 2019年3月25日(月) 晴後曇 単独
★コース
高槻7:00(府道46、府道407、R372、県道301)=8:26小金口8:37→小金ヶ嶽登山口8:45→9:22クリンソウ自生地9:28→福泉寺跡9:44→10:23(725m)小金ヶ嶽10:38→11:18大タワ11:25→(793.4m)三嶽12:16→12:19東屋(昼食)12:41→大岳寺跡13:02→クリンソウ自生地入口13:06→鳥居堂跡13:17→丸山水源池分岐13:30→三嶽登山口13:43→13:56小金口14:09(県道301、R372、府道407、府道46)=高槻15:36
早春の多紀アルプスの主要な2座、小金ヶ嶽と三嶽をめぐる山旅だ。火打岩の小金口を起点に小金道で小金ヶ嶽へ登り、大タワを経て三嶽から南尾根の三嶽道を下る計画だ。篠山盆地から県道301を北上、火打岩BS手前のソーラーパネルの並ぶ手前の空地に路駐だ。
小金口からツクシやフキノトウが道端を飾る車道を北上、小金ヶ嶽登山口の表示通りに左の林道に入る。害獣防止ネットを過ぎて荒れた沢沿いに進み、古い石垣の残る谷間から山道となり、荒れた小沢を渡渉しつつしばらく進むとクリンソウ自生地の表示のある広場だ。まだ新芽も出ていない砂地だが日差しを浴びて小鳥のさえずりを聞きながら小休止後、ツバキの咲く広い沢筋を上流へ進む。ツバキやアセビの急坂をジグザグに登ると修験道時代の遺跡である福泉寺跡の平地だ。畑山の西北裾を巻いて進み、樹林帯の尾根道をなだらかに下り、鞍部で大タワと鍔市ダムを左右に分けて急な丸太階段に取り付く。アセビなどの爽やかな樹林帯を抜けると鎖場もある急な岩場の登りだ。美しい松が点在する岩稜帯から振り返ると、登ってきた山並みの向こうに篠山盆地が広がる姿が絶景だ。標高差100ほど頑張ると灌木帯に入り、ほどなく小金ヶ嶽山頂の小広場だ。北側の視界が開け、丹波高地の山並みが広がっているが、きょうは霞がかかり遠方は雲の彼方だ。 山頂を後にして三嶽を正面に急な岩場の下りだ。鎖場もある景色のよい岩尾根を注意深くしばらく進むと樹林帯尾根に入り、長い階段を経てだらだら坂の植林帯だ。しばらく林間を下ると若者の声がこだまするジップスライダーなどの施設が出現、2017年4月にできたフォレストアドベンチャー丹波ささやまだ。大タワには平日にもかかわらず多くの車が駐車、繁盛しているようだ。
(小金口Pから北へ車道を進む) (小金ヶ嶽登山口)
(荒れた沢沿いの林道を進む)
(沢沿いに進む) (クリンソウ自生地で小休止) (ツバキ林をジグザグに登る)
(福泉寺跡) (鞍部から急坂を登る) (ツバキの尾根を登る)
(岩稜を登る) (岩稜から南を振り返る)
(小金ヶ嶽頂上)
(小金ヶ嶽頂上から北方を望む)
大タワから疎林帯尾根を西へ進み、長い長い丸太階段を休みながらゆっくり登り、稜線を西へなだらかに登ると石室を経て三嶽山頂だ。山頂は風があって肌寒いので、山頂直下の東屋で大休止だ。早々に昼食を終え、南尾根下りだ。しばらく松点在の見晴し尾根が続く。眼下に広がる登ってきた小金道の稜線やこれから下る南尾根、その彼方に広がる篠山盆地や北摂の山並みが絶景だ。しばらく下ると修験道遺跡の大岳寺跡を経てクリンソウ自生地入口だ。ここからしばらく平坦な雑木林の尾根道が続き、鳥居堂跡を経て丸山貯水池分岐だ。左の道を下り、植林帯の丸太階段を下ると害獣防止ネットを経て三嶽登山口だ。県道をぶらぶら下ると火打岩BSを経て小金口路駐地点だ。
田園地帯にはツクシやフキノトウが姿を見せ春のきざしを感じたが、山中の落葉樹は寒々とした梢ばかりで春まだ遠しだ。火打岩から小金ヶ嶽と三嶽をめぐるトライアングルコースは、2峰からの展望は無論、途中の山水画を思わせる松を配した岩尾根が素晴らしい。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 宮田、村雲
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