金剛山(展望台1042m)

 

★ひとこと   「桜の広場から小和道でちはや園地を経て天ヶ滝新道へ」

ちはや園地のカタクリはまだ蕾


★行った日   2019年4月1日(月) 曇一時晴後にわか雨 単独

★コース

 高槻7:08(近畿高速)=松原IC(府道2、府道31、R170、R309、県道30、県道261、林道)=9:12桜の広場P9:22→小和道出合9:49→10:23高宮廃寺跡10:32→石寺跡11:05→欽明水11:25→伏見峠12:00→12:07ちはや園地(昼食)12:27→展望台13:06→伏見峠13:16→新欽明水13:24→14:04天ヶ滝分岐(天ヶ滝)14:18→14:35桜の広場14:46(林道、県道261、県道30、R309、R170、府道31、府道2)=松原IC(近畿高速)=高槻16:47

 この所季節はずれの寒波が襲来、関西中部以北は思わしくない空模様なので、久しぶりで奈良県側から登る金剛山だ。五条市の桜の広場を起点に小和(おわ)道でちはや園地を経て天ヶ滝新道で下山の計画だ。2006年発行の山と高原地図には小和道は天ヶ滝新道となっているが石寺跡道が正しいそうだ。金剛山系東麓沿いの県道261を南下、御所市と五条市境近くの金剛山入口の道標で右折、細い急な車道を少し進むと10台位駐車可能な桜の広場だ。
 ちらほら咲きの桜を後にして、はじめ大回りして小和道に出ようとしたが、近道することにして広場から林道へ入る。林間の水路に沿って進み、手書き表示通りに左折して養豚場?の横から竹薮を抜けると正面に詳細な手書き地図が貼ってあり、その通りに人家の前から田園の中を北上すると小和道出合だ。大杉下の弁財天前を通過、集落内の急坂を通り抜けると道端にバイモが咲き頭上が紅梅で飾られた害獣用金網柵だ。植林帯の坂道をしばらく進むと高宮廃寺分岐、草深い道を直進すると林間にぽっかり明いた空間が現れ、この空地が礎石の残る高宮廃寺跡だ。しばらく日差しを浴びて休憩後元へ戻り、勾配の増した植林帯の道を休み休み30分ばかり登ると、道の右上方に大杉に囲まれた石寺修行僧の墓地が見え、その先の平地が石寺跡だ。高さ2メートルほどの巨石が平地の中央に祀られている。

   (ちらほら咲きの桜の広場)   (戻る方向の左の林道へ)  (養豚場の傍の樹林帯を行く)

    (竹薮の道を進む)     (途中の詳細な手書き地図)     (小和道出合を西へ)

  (小和道の大杉(弁財天))  (害獣用金網柵から植林帯へ)   (高宮廃寺分岐を直進)

         (高宮廃寺)         (元へ戻り植林帯を登り続ける)   (石寺跡の手書き説明文)

      (石寺修行僧の墓地)       (石寺跡の巨石)         (植林帯を登り続ける)

 しばらく植林帯を頑張ると谷筋に小さな水が現れる、欽明水だ。透明だが水平な水溜りの流れなので余り飲む気は起こらない。ジグザグに急な植林帯を登ると伏見道と合流、なだらかになった笹原の道をちょっと進むとダイトレ出合の伏見峠だ。キャンプ場を横目に北上すると、金剛山ロープウエイが停止していることもあって無人のちはや園地だ。少し肌寒いが陽光を浴びてベンチで昼食後、園地内の散策だ。野草見物には時期尚早、金剛山では栽培種の福寿草は花はしおれかけでカタクリは蕾状態、枯れ草ばかりが目立つ寒々とした散策路だ。きょうは午後からにわか雨の予報なので山頂は遠慮してここから下山だ。伏見峠の先からダイトレと別れて天ヶ滝新道を下る。天ヶ滝新道はよく整備された歩き易い道だ。林床には降ったばかりの薄雪の残る植林帯をなだらかに下ると左下に新欽明水が見えてくる。ここは給水管から流れ落ちており、喉を潤して元へ戻り、山肌になだらかに付けられた道を延々と下る。2キロほど植林帯を下ると天ヶ滝分岐、100メートルほど北へ下ると滝壺はないがこぶりの二段の清楚な滝だ。ベンチもある分岐まで戻り、植林帯の尾根道を1キロほど下ると桜の広場だ。幸運にも車を走らせてからにわか雨、高速を出てからフロントガラスが雪片で白くなるような雹混じりの雷雨、帰宅時には雨も止み濡れずに無事帰宅した。
 往きの小和道は、桜の広場から分かり難い所もあるがこまめに手書き道標があるので迷うことはないく、なだらかな道が殆んどだ。下山時の天ヶ滝新道は整備が行き届いた歩き易い道だが、双方とも植林帯が殆んどだ。この時期は山頂の草花には早過ぎ、花盛りは数週間後だ。

         (欽明水)            (伏見道合流)          (伏見峠)

      (ちはや園地)       (芽吹き前の園地お花畑)   (花季終わりかけの福寿草)

     (まだ蕾のカタクリ)     (遠望の利かない展望台へ)   (ダイトレから天ヶ滝新道へ)

      (新欽明水)        (植林帯をえんえんと下る)     (天ヶ滝分岐のベンチ)

       (天ヶ滝)            (急な尾根を下る)        (桜の広場へ)

★道で出会った花 

   ヒメオドリコソウ(桜広場)    スズシロソウ(桜広場)       スギナ(桜広場)

  ミヤマカタバミ(西佐味)    ヤマネコノメソウ?(西佐味)   タチツボスミレ?(西佐味)

   カキドオシ(西佐味)       ヒメバライチゴ?(西佐味)     ヘビイチゴ?(西佐味)

ナガバタチツボスミレ?(西佐味)   フキノトウ(西佐味)      ノジスミレ?(西佐味)

  ヤマエンゴサク(西佐味)    ホトケノザ(西佐味)        ユキヤナギ(西佐味)

     バイモ(西佐味)      ヤブツバキ(西佐味)         カタクリ(園地)

    フクジュソウ(園地)       ネコノメソウ(園地)       アケボノアセビ(園地)

      アセビ(園地)       ミヤマキケマン(天ヶ滝)       ヤシャブシ?(天ヶ滝)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  五條

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