岩籠山(765.2m)


★ひとこと   「衣掛山から北尾根を経て花崗岩点在の展望の山へ」

主稜線駄口分岐付近の見事なブナ林

★行った日   2019年4月21日(日)  晴時々曇   単独
 
★コース

高槻4:37(名神)=京都東IC(湖西道路、R161)=6:21駄口登山口(自転車デポ)6:32(R161、R8)=堂付近路駐7:00→高速高架下7:28→(181m)衣掛山7:40→8:02(224.9m)堂山8:08→8:44鉄塔(手前)8:55→△373 9:13→10:15P613 10:27→11:10反射板11:20→11:52(765.2m)岩籠山(昼食)12:18→インデアン平原12:28→駄口分岐13:05→(361.8m)奥野山13:37→13:55駄口登山口P14:01==(自転車6.7km)==14:26堂付近路駐14:35(R8、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻17:24

 岩籠(いわごもり)山は敦賀湾と琵琶湖の地峡部にあり、西方ヶ岳と野坂岳とともに敦賀三山の一つに数えられ、山頂部の準平原には大きな花崗岩が点在し、要所にブナ林が発達した山だ。登山道は駄口コース、市橋コース、山コースがあるが、北尾根の衣掛(きぬがけ)山からも踏み跡が通じている。今回は北尾根終端の堂を起点に山頂を経て駄口へ下る計画だ。国境を経て西近江路を北上、途中の駄口登山口で自転車をデポしてさらに北上、衣掛山登山口付近の堂集落で駐車地を探してウロウロ、田圃の道端の空地に駐車だ。
 駐車地から舞鶴若狭道高架橋下を通ってJR小浜線沿いに南下、たまたま会った道沿いの家のおばちゃんに登山口のありかを聞く。JRガードから東へ草深い道を直進すると衣掛山登山口の表示があって小径が奥へ続いている。竹薮を過ぎてロープ場の急坂を登り、右下のJRループ線を通過するサンダーバードを眺めながら小尾根を登ると高速高架橋直下だ。壁面に衣掛山登山道の表示があり、敦賀の市街が見渡せる。ここから羊歯に覆われた急な真新しい丸太階段を登るが、踊り場から振り返ると高速道路高架橋や敦賀湾に向って伸びるJR線路の幾何学模様が絶景だ。小尾根を登りきって尾根伝いに樹林帯を少し進むと林間の衣掛山頂上だ。ヤブツバキの多い雑木林の尾根を進み、ロープの張られた急坂を登ると三角点のある堂山だ。淡い日差しを浴びてリョウブやツバキの多い雑木林尾根をしばらくなだらかに進むと見晴しのよい鉄塔広場だ。東には大黒山など余呉の山並みが望める。

 (駄口登山口に自転車デポ)  (堂周辺の路駐地点から出発)   (小浜線ガードを東へ)

  (衣掛山登山口を振り返る)      (急なロープ場を登る)     (下に見えるループ線)

  (高速高架橋下を進む)      (丸太階段を上る)         (途中で振り返る)

  (急な階段を登り続ける)     (林間の衣掛山頂上)        (雑木林を南下)

 
    (堂山三角点)          (雑木尾根を往く)      (ツバキの多い尾根道を往く)

 鉄塔広場から戻る方向に整備された巡視路があり、明るい草原の刈り払いされた尾根道を西南に辿ると鉄塔ピークを経てP373三角点だ。この辺りからタムシバの花が目立ち始め、右の樹間から山集落越しに野坂岳を眺めながら雑木林の稜線を進む。P613手前の鞍部辺りから目印を見失い、GPSで確認しながら小うるさい小灌木を掻き分けながら稜線を進む。P613を過ぎた鞍部から稜線の西をトラバースする踏み跡となり、プチ薮コギをしながら現れだしたイワウチワを撮りつつ進み、夕暮山分岐で登山道合流だ。急に話し声の聞こえ出した中、黄スミレの多い灌木帯を登りつめると反射板ピークだ。台地から敦賀湾全体や登ってきた北尾根を俯瞰できるはずだが、生憎霞がかかり想像するだけだ。東を眺めても岩籠山の右に大岩の突起が霞んで見えるだけだ。夕暮山方向へ少し下ってみたが展望が利かないのでここから引き返しだ。スミレやイカリソウ点在の道を下り、鞍部で市橋を左に分け、灌木帯を登りつめると岩籠山だ。

 (見晴しのよい鉄塔で小休止) (整備された巡視路?を往く)   (道端のP373三角点)

(右に山集落越しに野坂岳を望む) (タムシバが現れる)      (P613からプチ薮コギ)

   (道端を飾るイワウチワ)   (薮っぽいトラバース道を辿る)     (夕暮山分岐)

     (反射板ピーク)       (オオバキスミレが多い)      (市橋分岐を直進)

    (シハイスミレも多い)      (イカリソウも点在)         (岩籠山三角点)

 岩籠山山頂広場からは、花崗岩の巨岩が草原に点在するインデアン平原が東に広がり、野坂山地や江越国境の山並みが霞んで見えている。ここで昼食、しばらくして10人位の団体さんが到着、賑やかになってきたので下山開始だ。インデアン平原の草原の巨岩の上でよく見えない展望を楽しんでから駄口へ向うべく草原をなだらかに下る。上空には3羽の鷹?らしき鳥が悠々と滑空、草原に餌となる鼠?がいるのかもしれない。帰宅後調べると、この山域は、かつて小浜藩の「御鷹山」が設置され鷹狩用の鷹の繁殖地として保護されていたそうだ。P708辺りの見晴しのよい草原を乗鞍岳に続く稜線を正面に見ながら下る。芽吹き始めて薄く萌黄色に色付いた見事なブナ林の中をなだらかに下り、左側が崩壊地の鞍部から少し登るとP677手前の駄口分岐点だ。直進は乗鞍岳への縦走路だが、歩く人は少なく踏み跡も判別できないプチ薮コギの道だ。駄口はここを左折、曲った小木の多いクロモジ?やムシカリの花咲く尾根道を下り、Ca750付近の好展望の笹原の尾根道から眼下に駄口集落を眺めながら下る。急坂もある尾根道を道なりに下り、奥野山三角点を過ぎてイワカガミの咲く道を辿り、広い沢筋に出ると登山口は目の前だ。駄口登山口でチャリンコをゲット、JR北陸線の跨線橋を除きすべて下り坂の車道を快調に戻ると堂の路駐地点だ。帰りも往路通りだが、琵琶湖西岸の白鬚神社手前から恒例の休日渋滞、往路より1時間余分にかかって帰阪した。
 岩籠山北尾根は、衣掛山付近の高速高架橋がらみの敦賀の展望、海抜ゼロメートルから山頂までの雑木林からブナ林への植物相の変化などが興味深く、また、他ルートに比べて距離は長いが勾配が緩く、登山者も少なく静かな山歩きができる。今回はいまいちだったが山頂からは野坂山地や余呉の山並みをはじめ若狭湾の景観が素晴らしい筈だ。山頂付近には巨石点在の草原が広がると共に見事なブナ林も特筆ものだ。

            (岩籠山から野坂山地や江越国境の山々を望む)
 

  (インデアン平原へ下る)     (上空を悠々と飛ぶ鷹?)      (P708辺りを下る)

   (主稜線から駄口へ下る) (駄口を足下に見晴し尾根を下る) (枝尾根から駄口へ下る)

    (奥野山三角点)         (最後に谷筋を下る)        (駄口登山口)


★道で出会った花

      シャガ(堂)        ナガバモミジイチゴ(衣掛山)     コアジサイ(衣掛山)

    イカリソウ(衣掛山)       ヤブツバキ(北尾根)      イワウチワ(北尾根)

  オオバキスミレ(北尾根)     シハイスミレ(北尾根)        ユキザサ(岩籠山)

   タチツボスミレ(岩籠山)      イワナシ(岩籠山)       ミヤマカタバミ(岩籠山)

     アセビ(南尾根)         タムシバ(南尾根)     ハウチワカエデ?(駄口R)

    クロモジ?(駄口R)        ムシカリ(駄口R)       イワカガミ(駄口R)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  敦賀、駄口

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