★ひとこと 「芽吹きの樹林とヒカゲツツジに会いに八ヶ尾山」
八ヶ尾山のヒカゲツツジ
★行った日 2019年4月28日(日) 晴後曇 単独
★コース
高槻6:27(府道46、府道407、R372、R173、地方道)=7:47上筱見登山口7:56→周回路分岐9:02→長谷山分岐9:19→10:27(677.6m)八ヶ尾山10:54→長谷山分岐11:53→12:12(605m)長谷山(昼食)12:45→上筱見分岐13:07→13:38上筱見登山口13:44(地方道、R173、R372、府道407、府道46)=高槻15:01
八ヶ尾山は篠山の北に連なる多紀連山の東端に位置し、三岳や小金ヶ岳と尾根続きの山だ。今回は筱見四十八滝から八ヶ尾山を経て上筱見へ下る計画だ。篠山盆地の福住からR173を北上、八ヶ尾山(左)と雨石山(右)を眼前に筱見四十八滝の表示で左折してしばらく道標通りに進むと東屋のある上筱見登山口だ。
2台先着の車の人は出発した後だ。この後会うこともなかったので小金ヶ岳方面への縦走らしい。付近のテントから起き出したばかりの2輪ライダーと朝の挨拶を交わして新緑の谷筋を登り始める。手洗い滝前を通過して弁財天の祠下の岩場を登るがトリッキーな滑り易いところもあるので要注意だ。ささやかな長滝に寄り道して鎖のついた岩場を登ると新緑の谷間が見渡せる展望所だ。谷筋へ下ってヤブツバキの茂る流れを遡り、大滝を経てロープ場もある岩壁を越えると岩頭の展望台だ。ピンクのコバノミツバツツジの点在する新緑の山肌が美しい。ここからなだらかな道となり、ツバキの谷筋を過ぎると明るい新緑の広い沢筋となり、間もなく周回路分岐だ。分岐を右折、薄い萌黄色の霞が漂っているような芽吹き始めた広葉樹の森を木漏れ日を浴びながら進む。稜線で下山時に通る予定の長谷山を右に分け、左の斜面を登る。
(筱見四十八滝登山口)
(弁天滝前を登る)
(一番滝らしい滝の長滝寄り道)
(ヤブツバキの谷を登る)
(最後の岩登り) (岩頭から振り返る)
(ツバキの沢筋を往く) (周回路分岐を右へ)
(新緑の広い谷筋を進む)
(爽やかな芽吹きの森を往く) (長谷山分岐を左へ)
(コバノミツバツツジ点在の斜面)
ピンクのミツバツツジ点在の薄緑の斜面を下り、八ヶ尾山を正面に見ながらアセビの多い稜線を進み、最低鞍部まで下って急坂を登りかえす。Ca600辺りからヒカゲツツジが現れ、輝く白い花に飾られた岩尾根をアップダウンしながら進む。途中の岩棚から望む白とピンクのツツジ越しに望む新緑の山肌や篠山盆地の姿が絶品だ。西峰を越えてヒカゲツツジのトンネルを過ぎるとほどなく大展望の八ヶ尾山三角点広場だ。きょうは見通しがよく、南側には北摂の山々、北側には丹波の山並みの彼方に右に比良山系や左に但馬の峰々が望めた。スマホで山頂探索などをして遊んでから、特徴的な小金ヶ岳と三岳を正面に見て急坂を下り始める。ヒカゲツツジの岩尾根を経て長谷山分岐を左へ、なだらかなトラバース道を進む。
(ツツジとアセビの尾根を進む)
(Ca600でヒカゲツツジ出現)
(白いツツジ咲く岩稜を往く)
(ピンクのツツジ越しに下筱見俯瞰)(ヒカゲツツジのトンネルを往く) (大展望の八ヶ尾山)
(八ヶ尾山三角点から、西から時計回りに360度の展望)
(三岳を正面に見て下る) (岩尾根を戻る) (美しい芽吹きの斜面を戻る)
(岩尾根から下りの尾根を望む)
途中までしっかりした道を進み、少し薮っぽい尾根芯の踏み跡をリボンに導かれるように登ると灌木の中の長谷山だ。山頂北側斜面が切り開かれ、八ヶ尾山から辿ってきた稜線が間近に望める。ここで昼食後、赤松の多い雑木林の尾根を下り始める。所々で倒木が塞ぐ道をしばらく下ると小原と上筱見を結ぶ道出合だ。この三差路を右折、道なりに下ると樹林帯の平地だ。多分、正しいルートはそのまま南下と思われるが、道標や踏み跡もないので近道の山裾を西へ辿り、谷を渡って別荘地に上がり、車道へ出て登山口へ帰りついた。
八ヶ尾山直下の岩尾根のヒカゲツツジとピンクのコバノミツバツツジのコラボが素晴らしい。また、広い谷に広がる薄緑の芽吹き始めた広葉樹の森も綺麗だ。ただ、上筱見へ下るルートは踏み跡が薄く、リボンもないところもあるので要注意だ。
(山裾の平地を東へ)
(別荘地から車道へ)
(上筱見登山口へ帰着)
キランソウ(四十八滝) クロモジ?(広い谷) アセビ(P570)
コバノミツバツツジ
(P570) ヤブツバキ (最低鞍部)
ヒカゲツツジ(岩尾根)
タチツボスミレ?(岩尾根) シキミ(岩尾根) ナガバモミジイチゴ(八ヶ尾山)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 村雲(むらくも)
Homeへ