岩湧山(897.1m)


★ひとこと   「秋海棠の岩湧寺からススキの穂の出だした岩湧山へ」

秋海棠満開の岩湧寺

★行った日   2019年9月6日(金)  晴   単独
 
★コース

高槻4:37(近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R310、府道221)=6:05岩湧の森P1 6:13→岩湧寺6:36→7:14展望デッキ7:20→7:48ダイトレ出合7:55→五ッ辻8:00→8:48(897.1m)岩湧山9:23→ダイトレ別れ9:36→岩湧寺10:12→10:32岩湧の森P1 10:42(府道221、R310、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻12:35

 9月になっても連日の猛暑、秋雨前線も停滞して午後にはあちこちで雷雨、不安定な天気が続き、秋らしい日和は当分望み薄だ。岩湧寺の秋海棠(シュウカイドウ)の開花情報もあって、岩湧の森から岩湧山ピストンだ。午後夕立の恐れもあるので昼前には下山するべく、暗いうちに自宅を出発し、黎明の生駒山系の山の端を久しぶりに眺めながら近畿道を南下、南阪奈道を経て岩湧の森まで丁度1時間半、最上端の駐車場P1へ一番乗りだ。
 P1から少し戻った所の「いにしえの道」に入り、石畳の遊歩道を進むが、昨日の雨で濡れた青苔の道は滑りやすく、だらだら坂を小股で注意して進む。雨乞い地蔵を過ぎて行者の滝を横目にトチノキの大木を回り込むと満開の秋海棠だ。大杉が林立する斜面に咲く秋海棠をかき分けるように進むと本堂と多宝塔前の広場だ。本堂に手を合わせて林道へ出るとすぐに岩湧山登り口だ。「きゅうざかの道」は下山時に通ることにして、なだらかな「いわわきの道」を登る。美しい杉林の石段の道をしばらく登ると水場もある展望デッキだ。樹間から河内平野が鮮やかに望める。杉林が過ぎて、雑木林の道をしばらく登るとダイトレ出合だ。涼風が吹きぬける稜線で一息つき、東へ尾根伝いに少し下ると五ッ辻だ。草深い山道を右へちょっと下り、滝畑から来た千石谷林道に合流、以降平坦な車道を岩湧山へ向う。晩夏の草花が道端を飾る中で、ツチアケビがウインナーソーセージのような実をまとっているのがちょっと異様だ。山頂手前の草原地帯でダイトレと合流、出始めたススキの穂に囲まれた尾根道をマルバハギの花を愛でながら坂道を上り、山頂に咲くコオニユリ点在の尾根道を進むと岩湧山三角点だ。

   (岩湧の森第1駐車場)      (いにしえの道入口)     (滑り易い石畳の道を進む)

  (岩湧寺下の秋海棠の道)   (岩湧寺本堂から登り口へ)     (岩湧山登り口)

 (杉美林を石段の道で上る)  (展望デッキから河内平野を望む) (展望デッキを振り返る)

     (雑木林を往く)           (ダイトレ出合)        (五ッ辻から林道へ下る)

   (千石谷林道を進む)     (林道に多いオトコエシ)    (穂の出始めた丸太階段を上る)

   (咲き始めたマルバハギ)    (尾根道に咲くコオニユリ)   (岩湧山山頂広場を独占)


 三角点西の山頂広場を独占、この季節にしては珍しく澄み渡り、関空は無論大阪市街地のビル群や六甲山系も望め、遥か明石海峡大橋の2本の主塔が遠望できた。山頂西面には脹らんだハリセンボンのようなハバヤマボクチが群生し、可憐なキキョウも咲く草原だ。じりじり焼け付くような日照りだが涼風が吹きぬける山頂付近で道草を食ってから「きゅうざかの道」で下山だ。登ってくる沢山の登山者に挨拶を交わしながら下り、岩湧寺を経て満車の駐車場へ帰りついた。
 期待の秋海棠は満開、岩湧寺多宝塔とのコラボは最高だ。当日は大阪で最高気温35度以上の酷暑日だったが、体力相応の省エネ登山で朝のうちに下山し、涼風の山頂で草花や展望を楽しむことができた。

                     (岩湧山からの大展望)

(山頂西面に多いハバヤマボクチ)(西面に点在するキキョウ)    (道端に多いコガンビ)

  (岩湧山三角点を戻る)    (大阪平野を稜線から望む)   (きゅうざかの道を下る)

   (岩湧寺まで戻る)        (秋海棠のアップ)          (秋海棠の道を戻る)

★道で出会った花

    シュウカイドウ(岩湧寺)    シュウカイドウ(岩湧寺)      ツユクサ(岩湧寺)

      ノブキ(上り道)        ミズヒキ(上り道)         ?(上り道)

     ヨシノアザミ(林道)       キンミズヒキ(林道)       オトコエシ(林道)

   アキノタムラソウ?(林道)   ヤマジノホトトギス(林道)     ツチアケビ(林道)

     ヒメジョオン(林道)       マツヨイグサ(林道)       オオヨモギ?(林道)

    ヘクソカズラ(林道)          ?(林道)             ?(林道)

    ダイコンソウ(岩湧山)     シラヤマギク(岩湧山)     マルバハギ(岩湧山)

   マルバハギ(岩湧山)       オトギリソウ(岩湧山)      コオニユリ(岩湧山)

     シシウド(岩湧山)       ヨシノアザミ(岩湧山)     ハバヤマボクチ(岩湧山)

     コガンピ(岩湧山)        キキョウ(岩湧山)       ヨシノアザミ(岩湧山)

    ヤマハッカ(岩湧山)     ゲンノショウコ(岩湧寺)      イヌコウジュ?(岩湧寺)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  岩湧山

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