氷ノ山(1509.8m)

 

★ひとこと   「親水公園から黄葉ブナ林を経て山頂経由東尾根周回」

氷ノ山越の黄葉ブナ林


★行った日   2019年11月5日(火) 晴 単独

★コース
高槻4:58(府道46、府道407、R372)=丹南篠山口IC(舞鶴若狭道、北近畿豊岡道)=和田山IC(R312、県道526)=立雲峡P7:15(県道526、R312)=和田山IC(北近畿豊岡道)=八鹿氷ノ山IC(R9、県道87、林道)=8:07福定親水公園8:22→地蔵堂9:12→10:14氷ノ山越10:23→仙谷分岐11:08→11:35(1509.8m)氷ノ山11:51→12:15神大ヒュッテ(昼食)12:40→人面岩12:56→13:33東尾根休憩小屋13:43→東尾根登山口14:02→14:35福定親水公園14:41(林道、県道87、R9)=八鹿氷ノ山IC(北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹南篠山口IC(R372、府道407、府道46)=高槻17:37

 翌日の天気予報で冷え込みが予想されたので朝霧に浮かぶ天空の城を期待して朝来山だ。しかし朝霧は雲散霧消、紅葉最盛期の氷ノ山の親水公園から登る定番コースに変更だ。一片の朝霧もない亀岡盆地を通り、霧のない篠山から遠阪トンネルを抜けると一面の朝霧だ。勇躍、和田山から立雲峡へ上ると満車の駐車場は雲海の上だ、山裾のみ薄霧に覆われた対面の竹田城は朝日に光り輝き3度目の天空の城もダメ、がっかりだ。ここで朝来山を諦め、地図なしでも登れる紅葉真っ盛りの氷ノ山に変更、ほぼ1時間で氷ノ山登山口の半分位空いている親水公園駐車場に到着だ。
 朝日に映える色づいた山肌を眺めながら出発、親水公園の散策路をせせらぎの音を聞きながら進み、一旦河原へ下ってしばらく進むと布滝分岐だ。すぐ先の橋から木の間隠れに谷筋を流れ落ちる細い優美な布滝が望める。分岐まで戻り、28曲がりと呼ぶ標高差約200のジグザグ道を黄葉したブナ林を愛でながら登る。途中に不動滝の表示があるが陽光に映えるブナのため確認できなかったが、七種類の木が絡み合っている連樹と称するホウノキがある。28曲がりを登り終えると平坦になり、綺麗に紅葉した山肌の上に氷ノ山越の稜線を眺めながら進む。地蔵堂の地蔵菩薩木像に手を合わせて見事な杉林の道を進むと小沢だ。沢を渡って梯子を上ると木地屋跡の平地ブナ林だ。ここ標高1000付近からハイライトの陽光に輝く黄金色のブナ林だ。標高1100の弘法清水を過ぎた辺りから枯葉色が強くなり、ブナの木の白い幹の目立つ石ころ道を登ると氷ノ山越だ。三角屋根の休憩小屋前で小休止、峠の十字路から県境尾根に沿って氷ノ山へ向う。

   (福定親水公園登山口)       (親水公園を進む)         (河原から沢筋へ)

     (布滝へ寄り道)        (28曲りを登りはじめる)    (細いブナ林をくねくね登る)

 (28曲りを終わって地蔵堂へ)   (小屋がけの地蔵堂)         (小沢を渡る)

   (木地屋跡付近を進む)      (黄葉ブナ林を登る)      (弘法清水付近を行く)

    (石ころの道を登る)         (氷ノ山越到着)         (ブナ古木尾根を進む)

 ブナ古木の散在する尾根を小さなアップダウンを繰り返しながら高度を上げる。左後方に山肌のスキー場が目立つ鉢伏山、正面に三角屋根を山頂に乗っけた氷ノ山を見ながら両脇にクマザサの茂る道を登ると仙谷分岐だ。鳥取県側のスキー場を右に分け、大岩の道を登り、コシキ岩の下を巻いて階段道をジグザグに登ると氷ノ山頂上だ。一等三角点の山頂から360度の展望が広がり、大山は霞の彼方だったが但馬の山々のオンパレードだ。山頂スマホで山名同定を楽しみながら大休止後東尾根を下り始める。古生沼や古千本を通過、散在する杉古木の道をなだらかに下り、須留ヶ峰など但馬の山並みを正面にしばらく下ると神大ヒュッテだ。ここで丁度昼時、昼食だ。

     (鉢伏山を振り返る)      (正面に見える氷ノ山)      (鳥取側へ下る仙谷分岐)

    (コシキ岩下を抜ける)     (階段道をジグザグに登る)     (氷ノ山頂上)

                   (氷ノ山から西〜北〜東を望む)

                   (氷ノ山から東〜南〜西を望む)

   (笹原を東へ下る)        (杉古木の林を下る)       (神大ヒュッテで昼食)

 大段ヶ平を右に分け、東尾根を下る。葉を落としかけた大木ブナ点在の東尾根を下り、名ばかりの人面岩の前を通過、一ノ谷を渡って笹薮斜面を切り開いた道をしばらく進むと一ノ谷休憩所の平地だ。ここで北から東に尾根方向を変えて、葉が僅かに残る大木ブナの点在する尾根をなだらかに下り、ドウダンツツジ群落尾根を下る。左下にちらちらスキー場の赤い屋根を眺めながら明るい広葉樹林の尾根道を進むと三角屋根の東尾根休憩小屋だ。直進のまど登山口を右に分け、左へ急な植林帯を下り、広葉樹林帯を抜けて正面に鉢伏山を見ながら進むと東尾根登山口で林道出合だ。明るい広大なスキー場を眺めつつ30分ほど林道を下ると親水公園だ。
 雲海に浮かぶ天空の城には会えなかったが、黄葉真っ盛りの氷ノ山を楽しむことができた。特に氷ノ山越に向う標高1000辺りのブナ林の輝き、東尾根の陽光に白く輝くブナ大木の幹などが印象的だ。

  (山並みを眺めながら下る)   (大木ブナ点在の道を下る)  (全然似ていない人面岩)

    (一ノ谷を渡る)         (草原の一ノ谷休憩所)    (紅葉の過ぎた尾根を下る)

 (ドウダンツツジ群落尾根)    (明るい東尾根を下り続ける)    (東尾根休憩小屋)

(急な植林帯をジグザグに下る)   (広葉樹林帯を下る)      (鉢伏山を正面に下る)

      (東尾根登山口)          (氷ノ山スキー場を行く)      (親水公園にやっと帰着)

★道で出会った花

   イヌトウバナ?(林道)         ヨメナ(林道)         ツワブキ?(林道)

      ?(林道)            スズカケソウ(林道)         ?(林道)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       氷ノ山・鉢伏・神鍋
・2万5千分の1地形図  氷ノ山

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