★ひとこと 「奈義町から黄葉と展望を期待してC.Bコースで那岐山へ」
那岐山から三角点峰(左)と滝山(中央奥)を望む
★行った日 2019年11月20日(水) 曇一時雪しぐれ 単独
★コース
高槻5:54(中国道)=美作IC(県道51、林道)=8:55第3駐車場(6℃)9:12→10:29大神岩10:41→P1071
10:57→11:30(1240.3m)那岐山三角点11:35→11:50(1256m)那岐山(2℃昼食)12:15→Aコース分岐12:26→黒滝分岐13:01→名木ノ城跡分岐13:27→蛇淵ノ滝13:41→13:45第3駐車場13:55(林道、R53)=智頭IC(鳥取道)=泊・東郷IC(県道22、県道29)=三朝温泉16:10
中国山地の那岐山は美作の国一円から遠望でき、滝山から続く美しい山稜はこの地域の象徴だ。紅葉狩りには少し遅過ぎたが、山麓の紅葉や稜線からの展望を期待して奈義町側からC.Bコースで周回の計画だ。美作ICから県道51を北上すると30分ほどで那岐山登山基地、最奥が第3駐車場だ。気圧配置は冬型、日本海側から雨雲が流れ込み、時折フロントガラスに小ぬか雨の当たる生憎の空模様だ。
丁度紅葉の時期を迎えた林道を北上、林道から山道に入ってすぐに帰りに通る予定のB蛇淵コースを右に分け、C大神岩コースを進む。紅葉したカエデの散在する山道をしばらく進むと林道出合だ。名木の城跡を右に分けて直進すると赤っぽい木肌の檜林だ。檜皮(ヒハダ)を剥がしたばかりの檜皮の森だ。水場を過ぎて紅葉末期の坂道を登り、葉を落とした灌木林をジグザグに抜けると大神岩だ。岩頭から美作の国が一望のはずだが、きょうは暗雲が垂れ込め奈義の山里がかろうじて望める程度だ。一帯が信仰の対象であることを示すように、コースには神仏ポイントが表示され、大神岩には不動明王の文字が彫られている。葉を落とした広葉樹林帯を登り、P1071を過ぎて方向を北向きに変えて笹原のブナまじりの灌木帯の急坂を頑張ると滝山分岐だ。すぐ下の休憩小屋は立ち入り禁止、ここは好展望の立地だが滝山がかろうじて見える程度だ。笹原空地の那岐山三角点に挨拶し、最高点めざして稜線を下って登り返すと避難小屋だ。
(第3駐車場から林道へ)
(登山道入口) (B.Cコース分岐を左へ)
(紅葉の山道を行く) (林道出合を直進) (檜皮の森を登る)
(黄葉末期の山道を登る)
(葉を落とした灌木が増えてくる) (大神岩)
(大神岩から山里を見下ろす) (神仏ポイント) (文字岩:不動明王)
(P1071) (ササユリ表示点在の灌木帯を登る) (滝山分岐)
(那岐山三角点) (那岐山最高点めざして登る) (山頂下の避難小屋)
避難小屋を素通りしてちょっと登ると那岐山最高点だ。晴れていれば西には大山、南には瀬戸内の彼方に四国まで望めるそうだが、きょうは滝山や麓の田園地帯が限界だ。滝山へ続く稜線が雄大だが、見とれている間に雪雲襲来、昼食もそこそこに吹雪の中、西尾根を下り始める。直進のA菩提寺コースから別れて右のB蛇淵コースを下る。標高1000を切ると吹雪も止み、紅葉した木々も現れはじめる。林道出合で黒滝を右に分けて直進、杉林を抜けて小沢を渡り、右下の谷筋の紅葉を愛でながらトラバース道を錦の落ち葉絨毯を踏みながら下る。名木の城跡を右に分け、しばらく下って紅葉真っ盛りの谷筋を渡り、沢沿いに少し進むとC大神岩コース出合だ。林道をぶらぶら下り、駐車場手前の鳥居から蛇淵ノ滝へ下る。谷筋を何段にもなって流れ落ちる優美な滝だ。駐車場から10分位で行けるので是非お勧めだ。帰りは菩提寺の大イチョウを見てそのまま進み、R53に出て智頭から鳥取道に入り、この5月に開通した高速をそのまま走り、意外に早く三朝温泉到着だ。
13年ぶりの那岐山なので同じコースでも新鮮な気分で歩けた。山頂付近では生憎吹雪となり、美作の展望は駄目だったが、おぼろげな稜線の雄大さを楽しむことができた。標高1000以下では紅葉が素晴らしい。
(雪しぐれの那岐山最高点) (吹雪の稜線を下る) (Aコース分岐を右へ下る)
(標高1000を切ると紅葉出現) (林道出合を直進) (植林帯を下る)
(谷筋の紅葉)
(錦の落葉絨毯) (名木の城跡分岐を直進)
(谷へ下る)
(谷筋を渡る) (沢に沿って山腹を行く)
(B.C分岐まで戻る) (林道を下る) (蛇淵ノ滝入口)
(蛇淵ノ滝の東屋)
(蛇淵ノ滝)
(第3駐車場へ戻る)
★道で出会った花
ベニバナボロギク (林道) ヨメナ?(林道)
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(林道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 大背、日本原
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