★ひとこと 「ふれあいの広場からブナ林の続く県境稜線で扇ノ山へ」
昨日の降雪に彩られたブナ林
★行った日 2019年11月21日(木) 曇一時晴 単独
★コース
三朝温泉8:30(県道29、県道22)=泊・東郷IC(鳥取道)=鳥取IC(R29、R9(鳥取BP)、県道262、海上林道)=11:00ふれあいの広場P11:14→P1159(小ズッコ)11:42→P1273(大ズッコ)
12:15→12:42(1309.9m)扇ノ山(昼食)13:03→大ズッコ13:21→小ズッコ13:41→14:01ふれあいの広場P14:10(海上林道、県道262、R9、R482)=日高神鍋高原IC((北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹南篠山口IC(R372、府道407、府道46)=高槻19:25
扇ノ山は兵庫・鳥取県境にあり、上山高原など山麓のススキ原やブナなど稜線の広葉樹林が美しい山域だ。兵庫県側や鳥取県側にもマイカー登山に便利な登山口があるが、いずれも冬季閉鎖の長い林道利用のため積雪期は一般的でない。当初、三徳山の投入堂訪問の計画だったが、山間が小雨模様のため急遽扇ノ山のブナ林散策に予定変更だ。鳥取からR9を西へ、蒲生トンネルを過ぎて宮脇を右折、少し先で海上(ウミガミ)林道に入る。紅葉真っ盛りの山肌を眺めながら海上集落を過ぎてどんどん標高を上げると上山高原だ。日本海が望めるススキ原が広がり、ベンチも点在している放牧跡?の高原を上りつめ、小ズッコ登り口を過ぎて峠を越えると、鳥取県側の河合谷林道との合流点の水とふれあいの広場だ。1台先行車がとまっている10台ほど駐車可能な水場もある広場だ。標高1000以上あり、昨日来の下界の雨が雪となったらしく、名残りの残雪模様だ。
雲間からもれる日差しを浴びて林道を南へちょっと行くと扇ノ山登山口だ。急な丸太階段を登るとなだらかな枝尾根に上がり、融雪まじりの落葉の道に先行車の人と見られる2人の足跡が続いている。ブナやミズナラの点在する平坦な道を進むと知らぬ間に何の表示もない小ズッコだ。この辺りは比較的細いブナ林だが、日差しを浴びて長く伸びる雪面のブナの影が美しい。大ズッコへの丸太階段を登り、一旦鞍部まで下って上り返し、畑ヶ平登山口からの道と合流だ。少し先の展望所から鳥取市方面の雄大な景色が望めるはずだが霞む海岸線が見えるだけだ。しばらく灌木帯を進むと避難小屋の建つ扇ノ山頂上だ。南方が一部切り開かれているが展望はあまり良くない。京都からの先行の登山者と歓談後下山開始、1時間かからずにふれあいの広場へ帰り着いた。帰りはR9から神鍋高原経由、いつもの北近畿豊岡道を経て帰阪した。
遅過ぎた紅葉見物だったが雪景色は予想外だ。樹齢100年前後の若木ばかりだが雪景色のブナの自然林がよかった。海上林道から眺める山肌の紅葉や上山高原のススキ原も捨てたものではない。
(水とふれあいの広場駐車場) (扇ノ山登山口) (急な丸太階段を上る)
(大木のブナ並木)
(ピークらしくない小ズッコ) (大ズッコへの上り階段)
(大ズッコを通り過ぎる) (展望所) (展望所から鳥取市方面を望む)
(山頂の避難小屋)
(扇ノ山二等三角点) (扇ノ山登山口へ)
(水とふれあいの」広場へ戻る)
(海上林道の小ズッコ登山口)
(林道沿いの上山避難小屋)
(上山高原〜望む日本海) (上山高原案内図) (海上林道を下る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 氷ノ山・鉢伏・神鍋
・2万5千分の1地形図 扇ノ山
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