音羽山(593.2m)千頭岳西峰(601.8m)

 

★ひとこと   「大津から展望の音羽山経由千頭岳を経て上醍醐へ」

音羽山三角点から愛宕山を望む


★行った日   2019年12月29日(日) 晴後曇 単独

★コース

JR高槻駅8:01(JR)=JR大津駅8:34→音羽山登山口8:41→9:41鉄塔9:47→東海自然歩道出合10:21→10:29(593.2m)音羽山10:47→牛尾観音分岐11:03→東海自然歩道別れ11:21→(600m)千頭岳11:56→12:15(601.8m)千頭岳西峰(昼食)12:40→牛尾観音分岐13:21→横嶺峠13:36→開山堂13:58→太閤花見跡14:35→女人堂14:42→醍醐寺仁王門14:53→15:07醍醐駅(京都市地下鉄)=JR山科駅15:38(JR)=JR高槻駅16:00

 比良山系から比叡山を経て南へ延びる山脈の南端に位置する音羽山と醍醐山だ。大津から音羽山、千頭岳を経て上醍醐経由醍醐寺へ下る計画だ。高槻から大津は新快速で約20分の便利さだ。
 大津駅南口からR1北側の小川に沿った小径を京都方向へ進み、幻案寺手前を左折、R1を横断して急坂を直進すると音羽山登山口だ。尾根端の急な雑木林をジグザグに登り、Ca200で尾根に上がって以降なだらかに落葉の道を木漏れ日を浴びて進む。小刻みにアップダウンを繰り返しながら稜線を進むと見晴しのよい鉄塔だ。蓬莱山は雲に覆われていたが、比叡山を中心に愛宕山から湖南まで望める。歩き易い爽やかな尾根道をしばらく進むと右から来た東海自然歩道と合流だ。少し尾根筋を辿ると音羽山休憩広場があり、その先が鉄塔の立つ展望抜群の三角点広場だ。東には山科や京都南部の市街地が足下に広がり、名神が蛇のようにうねって延び、北には比叡山や雲間から蓬莱山が頭を出し、ブルーの琵琶湖が美しい。

(大津駅からR1下の小径を西進)  (GS手前のR1を横断)       (音羽山登山口)

(尾根端の急坂をジグザグに登る)(尾根上にあがり一息つく)    (P363の平地を行く)

               (鉄塔広場から北の比叡山方面を望む)

(鉄塔から雲のかかった蓬莱山)(爽やかな広い尾根道を行く)   (東海自然歩道に合流)

    (音羽山休憩所)      (三角点から愛宕山を望む)      (音羽山三角点)

 音羽山休憩所から瀬田川を樹間から垣間見ながら急坂を下り、赤い鉄塔脇を通って少し下ると鳴滝不動を左に分け、そのすぐ先が牛尾観音分岐だ。牛尾観音経由だっと標高差250ほど下る必要があるので、2キロ以上遠回りだが標高差90ですむ千頭岳経由で進む。最低鞍部で石山へ向う東海自然歩道と別れ、鉄条網に沿ってアップダウンを繰り返しつつ雑木林の歩き易い尾根道を登りつめるとピークだ。何も表示はないがGPSで確認すると千頭岳らしい。山頂から西へ深く掘れた溝状の急坂を下り、鉄塔から林道となり西へ、次の鉄塔から北へ上り、西へ下る林道を左に分けて登りつめると赤い大鉄塔だ。鉄塔柵の南に本日最高点の千頭岳南峰三角点がひっそり佇み、北側の開けたピークで大休止だ。昼食後、先ほどの西へ下る林道を進むとすぐにネット沿いの道となり広大なメガソーラーサイトがネットの向こう側に広がっている。京都国際GC跡地に建設された京都府最大の京都伏見メガソーラー発電所だ。

                 (音羽山から西方の京都を望む)

   (瀬田の街を見ながら下る)    (鳴滝不動を左に分ける)    (牛尾観音を右に分ける)

(最低鞍部で東海自然歩道別れ)(瀬田川を見ながら尾根を南下) (千頭岳ピークで右折)

  (急坂を滑りながら下る)  (最高峰の千頭岳西峰三角点)    (鉄塔広場で大休止)

   (西峰から下り始める)  (旧ゴルフ場のネット沿いに下る) (ソーラーサイト沿いに進む)

 林道門扉は硬く閉ざされ要所に監視カメラが設置されており、サイト内の横断はできずネット沿いに迂回して進み、旧ゴルフ場入口から林間の車道を西へ進む。道なりに舗装車道をしばらく進み、主稜線で牛尾観音からきた道と合流、所々で山科の市街地を垣間見ながら稜線を進む車道を南下だ。横嶺峠で宇治方面へ下る林道を左に、醍醐三宝院へ下る山道を右に見送り、上醍醐へ直進の急坂を上る。雑木林の尾根道をしばらく進むと五大堂だ。人影のない堂宇を後にしてだらだら坂の参道を進むと開山堂だ。誰もいない静寂の本堂で今年最後の山行の安全を感謝、手を合わせて下山開始だ。急な参道を足をガクガクさせて延々と標高差400ほど下るとやっと女人堂で平地だ。醍醐寺境内には東から入れないので金網沿いに進み、きょうは万灯会で大賑わいだったがそろそろ帰り支度の露店の並ぶ仁王門前の広い参道をぶらぶら歩く。表示通りに公園のようなしゃれた住宅街を西へ進むとほどなく京都地下鉄醍醐駅だ。
 京都滋賀府県境尾根を辿るきょうのルートは音羽山や稜線から琵琶湖や京都市街が望め、枯葉絨毯の穏かな尾根歩きが楽しめる。千頭岳界隈は始めて通る山域だが、ゴルフ場の代わりに巨大なメガソーラーサイトが広がっているのを目にして、時代の移り変わりを実感した。

 (広大なメガソーラーサイト)   (旧ゴルフ場入口前を行く)       (車道を西へ)

   (牛尾観音道(左)に合流)   (赤松林の車道を上醍醐へ)      (横嶺峠を直進)

   (なだらかな尾根道を行く)     (五大動堂下へ)       (開山堂(奥は如意輪堂))

    (延々と参道を下る)       (急坂を下り続ける)        (女人堂まで下る)

  (万灯会の醍醐仁王門参道)    (広い遊歩道を下る)      (地下鉄醍醐駅へ)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都東北部、大原

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