堂山(384m)太神山(599.7m)矢筈ヶ岳(562m)笹間ヶ岳(432.9m)

 

★ひとこと   「奇岩の堂山から太神山を経て矢筈ヶ岳経由笹間ヶ岳へ」

堂山から湖南を望む


★行った日   2020年1月11日(土) 晴  単独

★コース

高槻6:45(京滋BP)=笠取IC(県道3、R422、県道29、県道109)=8:00天神堰堤路駐P8:12→登り口8:20→堰堤8:44→9:17(384m)堂山9:44→尾根道出合10:15→10:31鎧ダム10:40→鎧ダム堰堤10:42→車道出合11:03→車道別れ11:18→泣不動11:59→矢筈ヶ岳分岐12:04→12:25不動寺広場(昼食)12:45→矢筈ヶ岳分岐12:59→出合峠13:38→(562m)矢筈ヶ岳13:50→出合峠13:59→14:13休憩14:23→御仏河原14:41→大石分岐14:55→15:28(432.9m)笹間ヶ岳15:35→林道出合15:50→県道出合16:18→16:33天神堰堤路駐P16:41(県道109、県道29、R422、県道3)=笠取IC(京滋BP)=高槻18:02

 3連休初日は晴れの予報、今冬は近郊のどこへ行っても雪はないので、SS(スノーシュー)遊びはあきらめて湖南アルプスと呼ばれている風化した花崗岩の奇岩地帯だ。大岩と展望の堂山から太神山、矢筈ヶ岳、笹間ヶ岳と周回の計画だ。R422の大石から新たに開通した関津トンネルを通って枝集落から川に沿って東進、天神堰堤付近の拡幅部に路駐だ。
 堰堤付近から河原へ、少し上流に行った処の飛び石を渡って右岸沿いにちょっと戻ると谷筋出合の登り口だ。ごつごつした岩の連続する谷を上り始め、一時的に側道になってもすぐに谷底へ戻り、美しい谷筋を上流へ辿る。やがて、尾根道を右に分けて直進、羊歯を掻き分けたり、細くなった流れの岩場を飛び石伝いに渡ったりして谷筋をつめると堰堤だ。右岸を高巻きして堰堤を過ぎると枝尾根に上がり、登ってきた谷筋を振り返りながら尾根を登り、P212からきた尾根道と合流だ。左に湖南の田園地帯やその彼方に音羽山や比叡山を眺めながら小松の点在する美しい展望尾根を登る。花崗岩の丸い大岩の積み重なった稜線を登りきると堂山頂上の小広場だ。山頂の岩頭からの見晴しは広大、琵琶湖南部の平野を取り囲む山並みは無論、遠く南の生駒山から北の霞む湖北の山並みが視認できた。山頂で朝3時から登ってきたと言うドローンを飛ばしている男性と歓談、各種認可や免許が必要だが意外に簡単に操縦できるのを実感、ただ装備品や冬にはテントや暖房器具まで担ぎ上げる体力が難物だ。ドローンのバードアイを楽しんでから岩尾根を下ったり上ったりの開始だ。

 (天神堰堤の先から河原へ)   (上流の飛び石を渡る)      (右岸を少し下流へ)

     (谷筋を登る)           (美しい谷が続く)      (尾根道を右に分けて直進)

   (羊歯の沢筋を登る)       (堰堤の右岸を登る)     (湖南の山里を足下に登る)

 (見晴し尾根を登り続ける)     (花崗岩の尾根を登る)     (堂山から湖南を望む)

                (堂山から北の琵琶湖方面を望む)

 (ドローンを飛ばす人と歓談)      (岩稜を下る)        (堂山のピークを振り返る)

 風化した花崗岩に注意して、テープ印を見落とさないようにアップダウンを繰り返し、岩尾根の景観を楽しみながら進むと、上りに別れた尾根道とピークで合流だ。尾根道から幅広の谷筋に入り、なだらかな雑木林の道をしばらく下ると鎧ダムの砂原だ。広々とした砂原を南下、ダム堰堤から急な谷筋を渡渉を繰り返しながら下る。石積み構造の迎不動堰堤を過ぎ、飛び石伝いに天神川を渡ると車道出合だ。ちょっと先の車道の車止めを通過してしばらく進み、右の遊歩道に入って道なりに急坂を登り、尾根に乗るとなだらかな尾根道が続く。岩肌にへばりついた泣不動の先が矢筈ヶ岳分岐だ。帰りに通る尾根を右に見て直進、二尊門を過ぎて大木の杉並木道を進み、六地蔵の処で左に下る東海自然歩道を見送って直進すると地蔵寺だ。十数人の団体さんが休憩中、寺院に手を合わせただけで通過して上の木漏れ日の広場で昼食だ。先ほどの団体さんが山頂の本堂へ登って行かれたので、山頂は遠慮して下山だ。

  (好展望の岩尾根を行く)    (山頂のみ白い蓬莱山)         (岩稜を行く)

  (岩稜尾根を上り下りする)  (谷筋で別れた尾根道と合流)    (平坦な谷筋を東へ)

     (鎧ダム砂原へ)         (急な谷筋を下る)       (迎不動堰堤横を下る)

  (飛び石を渡って車道へ)      (車道から山道へ)     (荒れた所もある山道を行く)

 (歩き易い平坦な道を行く)         (泣不動)          (矢筈ヶ岳分岐を直進)

(六地蔵で東海自然歩道別れ) (地蔵寺に手を合わせて進む)   (山頂下広場で大休止)

 二尊門脇の古い道標「右志可羅き道」を見ながら木漏れ日の道を快適に下り、矢筈ヶ岳分岐から巨木の並ぶ尾根道に入る。雑木林の美しい尾根道をしばらく進み、小さな鞍部の出合峠から急坂を登ると倒木の間から湖南の田園が望める小尾根、その先のピークが展望のない林間の矢筈ヶ岳三角点だ。先ほどの出合峠まで戻り、雑木林の尾根道を小さなアップダウンを繰り返しながらなだらかに下る。しばらく同じような景色の道を下り続けると突然羊歯原が現れる。御仏河原上端の東海自然歩道出合だ。三叉路を左にとり、羊歯の茂る道を進むと道端に池の点在する沢筋の道だ。大きな池の畔を過ぎて大石を左に分け、尾根道に入ってしばらく登ると花崗岩の大岩が目立ち始める。一度林道に出合ってから急坂を登りつめると大岩の居座る笹間ヶ岳山頂だ。大岩の脇に鎮座している三角点を横目に岩にかけられた梯子を上るとテラス状の八畳岩展望台だ。琵琶湖を遠景に瀬田川を中心とした湖南の田園地帯が眼下に広がっている。山頂直下の白山神社の祠に手を合わせて、風化した花崗岩の溝状の急な道を下ると林道出合だ。すぐ先で上関の新茂智神社へ下る東海自然歩道を見送り、約2キロの林道歩きだ。途中で新名神の工事現場を通過して県道に合流、しばらく天神川沿いに東へ進むと路駐地点だ。
 堂山に代表される風化した花崗岩の岩尾根がこのコースの最大の売りだ。堂山がらみの岩尾根やピークからの展望や岩場の谷筋、笹間ヶ岳の八畳岩からの眺望などが印象に残った。この山域に散在する社寺や祠、雑木林の爽やかな道も優れものだ。

    (二尊門を戻る)        (分岐から矢筈ヶ岳へ)     (雑木林の尾根を行く)

    (急坂を登ると山頂)     (林間の矢筈ヶ岳山頂)      (出合峠を左へ下る)

 (尾根道をなだらかに下る)  (御仏河原を左折して笹間ヶ岳へ)    (羊歯の道を行く)

   (点在する池の畔を行く) (なだらかな東海自然歩道を行く)(大岩の梯子を上がると頂上)

 (笠間ヶ岳から湖南を望む)    (大岩の横に佇む三角点)    (山頂直下の白山神社)

  (山頂から砂岩の劇下り)       (林道出合)          (林道を延々と下る)

  (新名神工事現場を下る)       (県道出合)         (県道を路駐Pへ戻る)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田、朝宮

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