小塩山(642m)

 

★ひとこと   「森林公園からカタクリの花園を経て竈ヶ谷経由東尾根へ」

満開のカタクリ(Nの谷)


★行った日   2020年4月15日(水) 晴時々曇    単独

★コース
高槻7:15(府道6、府道733)=7:54森林公園前路駐8:00→鉄塔(好展望)8:24→(842m)小塩山8:49→御陵の谷入口8:57→Nの谷入口9:16→春日町分岐9:53→10:10金蔵寺10:20→カタクリ保護地10:51→杉谷・森林公園分岐10:55→自然歩道別れ11:01→東尾根出合11:24→竈ヶ谷出合11:33→竈ヶ谷別れ12:05→12:24イヌブナの森(昼食)12:49→森林公園案内所13:17→13:21森林公園前路駐13:25(府道733、府道6)=高槻14:04

 ここ一両日降り続いた雨も上がり、ネットのカタクリ開花情報にも引きずられて近場の小塩山だ。大原野森林公園を起点に小塩山のカタクリ保護地を経て竈ヶ谷へ周回の計画だ。高槻から田能経由向日町方面へ向かうと1時間かからずに森林公園案内所だ。9時までゲートが閉じているので付近の拡幅部に路駐だ。
 案内所ゲートの向かい側正面が小塩山登山口だ。P604を通る登山道を右に見て小沢を渡って左の尾根の急坂を登ると勾配もゆるくなって雑木の尾根道を進む。鮮やかなコバノミツバツツジの続く尾根筋をしばらく登ると鉄塔だ。ここから見晴らしの良い高圧線切り開きのアセビの多い尾根を登ると南にポンポン山の稜線が見える見晴らしの良い赤鉄塔だ。アセビの多い樹林帯の尾根道をなだらかに進み、外畑から来た道と合流して少し進むと倒木があり、その先の淳和天皇陵の裏の石垣の手前が小塩山の表示だ。かつてこの表示はなく、最高点は立ち入ることのできない天皇陵の丘の上だ。林間の杣道を下った所が御陵の谷のカタクリ保護地の一方の入り口だ。開花時期を迎えたカタクリだが日陰のため花は萎んだ状態だ。アンテナ塔横から元へ戻り、Nの谷の保護地へ向かう。NTTアンテナ塔前から保護地へ入るがトップバッターらしく戸締り頑丈だ。日差しを浴びて満開のカタクリ園を一周し、到着した係の人に挨拶し、Nの谷で満足したので炭の谷と池の谷を省略して金蔵寺へ向かう。

(森林公園案内所前の登山口)  (小沢を渡って左の尾根へ)  (爽やかな雑木林の尾根道)

 (コバノミツバツツジ満開の道) (高圧線の切り開きを登る)   (赤鉄塔からポンポン山)

  (外畑からの道と合流)     (倒木のある道を進む)    (かつてなかった小塩山表示)

       (淳和天皇陵)        (御陵の谷保護地)      (日陰のため萎んでいる花)

   (天皇陵前で林道終点)      (Nの谷保護地手前)        (カタクリ満開)

 林道から道標通りに金蔵寺へ急な山道を下り、春日町を左に分けてモミやコナラ、杉などの樹林帯を下ると金蔵寺境内だ。満開の枝垂れ桜や陽光に輝く若葉に囲まれた無人の境内で小鳥のさえずりを聞きながら休憩だ。金蔵寺から東海自然歩道に入り、産の滝を経て急坂をジグザグに登ると墓石の墓所の先で府道出合だ。車道の傍らの保護地は文字通りカタクリ満開の花園だ。東海自然歩道を杉谷方向へしばらく南下、梯子状の丸太橋を渡って東尾根に向かう。バイカオウレンの花咲く芽吹き始めた萌黄色の谷筋に入り、ヤブツバキの多いV字谷を上り詰めると東尾根道出合だ。尾根を越えて谷筋を下るとケヤキの森、竈ヶ谷上流だ。フクジュソウ保護地分岐を経て渡渉を繰り返しながら谷筋を下る。散在する保護地のお陰で、イチリンソウやヤマブキソウの大輪の花が咲き、初夏にはキツネノカミソリも見られるはずだ。コバノミツバツツジの多い谷筋を登り、東尾根出合がイヌブナの森だ。若緑の芽吹きの木々とヤマザクラに囲まれた休憩ベンチで昼食後、ピンクのツツジで彩られた赤松の多い東尾根を北上、案内所を経て路駐箇所へ帰り着いた。
 日差しにも恵まれ、小塩山の全盛期のカタクリ、竈ヶ谷のイチリンソウやヤマブキソウも咲き始め、素晴らしい草花たちに出会えた。また、ピンクのコバノミツバツツジが主体だがコブシやヤマザクラなども彩を添える花の山周回だ。コロナ禍で騒然としているが、考えるべきは外出禁止ではなく「人との距離」が感染防止のキモだ。

 (春日町分岐を金蔵寺へ)    (新緑と枝垂れ桜の金蔵寺)    (自然歩道を杉谷へ)

  (途中の保護地の満開の花)   (自然歩道の東尾根分岐)   (東尾根を越えて竈ヶ谷へ)

     (竈ヶ谷上流出合)     (福寿草保護地分岐を下る)   (保護地に咲くヤマブキソウ)

 (保護地に咲くイチリンソウ) (ツツジの奇麗な道を東尾根へ)  (イヌブナの森で大休止)

(東尾根を飾るコバノミツバツツジ) (尾根に咲くヤマザクラ)   (案内所から路駐箇所へ)

★道で出会った花 

  コバノミツバツツジ(小塩山)      アセビ(小塩山)       ミヤマシキミ(小塩山)

   シハイスミレ(Nの谷)       カタクリ(Nの谷)       ムラサキキケマン(Nの谷)

   エンレイソウ(Nの谷)      ミヤマカタバミ(Nの谷)       カタクリ(保護地)

 タチツボスミレ?(自然歩道)  オオイヌノフグリ(自然歩道)   ヤマネコノメソウ(竈ヶ谷)

   ヤブツバキ(竈ヶ谷)      ヤマエンゴサク(竈ヶ谷)     クロモジ?(竈ヶ谷)

   ヒトリシズカ(竈ヶ谷)       ミヤマハコベ(竈ヶ谷)      ヤマルリソウ(竈ヶ谷)

   ヤマブキソウ(竈ヶ谷)         ?(竈ヶ谷)         バイカオウレン(竈ヶ谷)

   イチリンソウ(竈ヶ谷)        コブシ?(東尾根)       ヤマザクラ(東尾根)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  京都西南部、法貴

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