★ひとこと 「小原から毘沙門洞経由ヒカゲツツジ咲く岩稜を経て雨石山へ」
岩稜に咲く満開のヒカゲツツジ
★行った日 2020年4月22日(水) 曇一時晴 単独
★コース
高槻7:10(府道46、府道407、R372、R173)=8:32小原自然公園P8:41→一の滝8:51→毘沙門洞9:07→毘沙門山9:54→10:24(630m)岩尾峰10:35→(611m)雨石山10:53→小野峠11:30→ゲート11:51→12:36小原自然公園P13:01(R173、R372、府道407、府道46)=高槻14:19
この数日ぐずついていたが昨日から晴れ間ものぞき始めたので近場のヒカゲツツジに会いに出かけた。新型コロナが猛威をふるっている昨今、免疫力維持のためにも徹底して「人との距離」を重視したアンチ「3密」トレッキングだ。R173を篠山から綾部方面に向かい、筱見四十八滝の標識を通過した先で八ヶ尾山を正面に見て林道へ右折すると墓地があり、その先が小原自然公園Pだ。
川沿いの広場から地道林道をしばらく東進すると林道終点が一の滝だ。幾つかの祠が祀られている小ぶりの滝だ。二の滝は見えているが三の滝は見えず、谷筋を登る道があるが割愛、鳥居をくぐって毘沙門洞へ向かうヤブツバキの多い急坂を登る。上り道の途中で分岐、5分ほど登ると縦長三角の毘沙門洞入り口だ。湧水で濡れた内部は意外に大きくステンレスの棚に毘沙門天の石像が祀られている。元へ戻り、コバノミツバツツジの多い岩稜まじり急な尾根道を喘ぎつつ登るが、振り返ると樹間から薄紫のコバノミツバツツジ越しに山里が望める。Ca510丸山ピークから勾配は緩くなり、雑木林の尾根道を北上、尾根方向を東北に変えてヤセ岩稜もある急坂を登ると展望のない毘沙門山だ。姿を見せ始めたヒカゲツツジの咲く道を進み、一本目の鉄塔を過ぎ、県境尾根に立つ2本目の鉄塔を左に見て藪っぽい道を進むとヒカゲツツジに飾られた展望岩稜だ。県境尾根出合には右の篠山側へ下る巡視路があり、未確認だがP630の南尾根にある地形図の点線につながっていると思われる。展望岩稜からは南に篠山盆地越しに弥十郎ヶ岳を中心に北摂の山並みが望める。
(林道を一の滝へ)
(林道終点の一の滝) (鳥居をくぐって急坂を登る)
(ヤブツバキの道を登る) (毘沙門洞に立ち寄る) (洞窟から元の道へ戻る)
(コバノミツバツツジの急坂尾根) (振り返ると弥十郎ヶ岳)
(カラフルな尾根を進む)
(毘沙門山) (鉄塔からヒカゲツツジが多くなる)
(満艦飾の岩稜を行く)
(岩稜から南の篠山盆地越しに北摂の山々を望む)
濃密なヒカゲツツジをかき分けて岩稜を登るときょうの最高点、一本松のP630岩尾峰だ。岩稜から北の視界が開け、丹波高地の山並みが広がっている。八ヶ尾山を振り返ったり右の篠山盆地の山里を眺めながら岩稜を下ると、鞍部の大岩からヒカゲツツジがめっきり少なくなる。左の京都側が植林帯、右の篠山側が自然林の尾根をしばらく登ると林間の雨石山だ。雑木林の幅広尾根を東進、ピークっぽくないP595を過ぎると方向感覚が狂い易い雑木林の下り坂だ。下り易い所を選んであっちへうろうろこっちへうろうろしながら下ると小野峠だ。県境尾根を下るときは方向を失い易いので要注意個所だ。峠を右へ植林帯の谷筋を小倉集落へ下る。すぐに廃林道始点、荒れ果てた林道を谷筋に沿って30分ほど下ると墓地横のネットゲート、ここから田園の山裾を進む。小倉集落から峠越えの道を西進、R173手前の藤坂川沿いに北上して毘沙門橋を渡って東へ進むと墓地の先が駐車場だ。
きょうは風の冷たい曇りがちの肌寒い日和で人にまったく会わない非3密トレッキングだ。谷筋はヤブツバキ、中腹はコバノミツバツツジ、稜線はヒカゲツツジで埋め尽くされた花のコースだ。道標や目印テープのない所もあり現在地確認手段が必須だ。
(振り返ると八ヶ尾山)
(右に見える篠山盆地) (最高地点の岩尾峰)
(岩尾峰付近から北方を望む)
(ヒカゲツツジジャングルの岩稜)(京都側植林帯篠山側自然林)
(林間の雨石山)
(P595から迷い道の尾根下り) (小野峠を右へ下る) (廃林道を下る)
(ゲートから田園地帯へ) (静かな山里を進む) (小原自然公園へ戻る)
★道で出会った花
ヤブツバキ(毘沙門洞) コバノミツバツツジ(毘沙門山) シキミ?(毘沙門山)
アセビ(毘沙門山) コブシ?(毘沙門山) ヒガゲツツジ(毘沙門山)
ミヤマシキミ(雨石山) ギンリョウソウ(雨石山) ヒメオドリコソウ(田園)
カキドウシ(田園) ダイセンミツバツツジ?(田園) キンポウゲ(田園)
ナガバモミジイチゴ(田園) タチツボスミレ(田園) キランソウ(田園)
ヤマブキ(田園) ハルリンドウ(田園) カタバミ(田園)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 村雲
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