六甲山(931.3m)
★ひとこと 「有馬三山から番匠屋畑尾根を経て六甲高山植物園へ」
ヒマラヤの青いケシ(六甲高山植物園)
★行った日 2020年6月6日(土) 曇 単独
★コース
高槻6:06(名神、中国道)=西宮北IC(県道82、県道98)=7:04RW有馬温泉駅P7:14→妙見宮参道入口7:23→(533.0m)落葉山7:50→8:27(619m)灰形山8:36→9:30(801m)湯槽谷山9:40→△752
10:03一10:28休憩10:35→極楽茶屋跡11:01→11:11Ca899最高点(昼食)11:36→11:57六甲高山植物園東口13:10→13:25RW六甲山頂駅13:30=13:52有馬温泉駅P13:57(県道98、県道82)=西宮北IC(中国道、名神)=高槻14:55
春の高山植物に会いに訪れたかったが、コロナ騒動がやっと落ち着きを見せ始めた5月30日から六甲高山植物園も再開だ。有馬温泉を起点に有馬三山から番匠屋畑尾根を経て六甲高山植物園を訪れ、下山は優雅にロープウエイ利用の計画だ。来週には梅雨入りの予報、きょうは登山日和のがんがん照りでない貴重な曇り空、ロープウエイ有馬温泉駅駐車場へ中国道を利用して丁度1時間だ。
駐車場から土曜日というのに閑散としたホテル街を下り、有馬温泉バス停手前の広場から妙見宮参道に入る。薄暗い石段を上がり、道端にミニ西国三十三所の石仏の祀られた石段まじりの参道で尾根筋を登りきると妙見宮本堂だ。落葉山三角点は本堂裏の笹藪の切り開きだ。尾根道を南へ下り、鞍部で有馬温泉を左に分けて直進、温泉街を見下ろすことのできるヤセ尾根を過ぎてコアジサイの多い雑木林の尾根を登ると灰形山だ。山頂からなだらかな雑木林の道を下り、鞍部で有馬温泉を左に分け、赤松林にガクウツギの咲く丸太階段を登る。このコースで一番しんどい標高差200以上の急な登り坂を休み休みフーフー言いながら頑張ると湯槽(ゆぶね)谷山頂上だ。残念ながら有馬三山すべて山頂からの展望はナシだ。小休止後、尾根道を西南になだらかに下り、直進の高尾山を右に見て左折、急坂を下ると鞍部の十字路だ。左は紅葉谷、右は逢山峡だが尾根道を直進だ。
(RW有馬温泉駅Pを出発) (ホテル街を有馬温泉BSへ下る) (妙見宮参道入口)
(ミニ三十三所の参道を登る) (落葉山の妙見宮) (笹藪の落葉山三角点)
(鞍部で温泉を左に分け直進) (ヤセ尾根を越える) (温泉街を左に見下ろす)
(沿道に咲くコアジサイ)
(灰形山頂上)
(鞍部で温泉を左に分け直進)
(急な階段を延々と上る) (尾根道に咲くガクウツギ)
(湯槽谷山頂上)
鞍部から雑木林をなだらかに登り、道端の△752を過ぎて植林帯に入ってロープウエイ鉄塔下を通過、ツクバネウツギの多い美しい松並木の尾根道をなだらかに登り、ミヤコザサ林床の樹林帯に入ると間もなく紅葉谷道と出合い、すぐに極楽茶屋跡だ。霞がかかり大阪湾は殆ど展望が望めないので、すぐに縦走路を西に向かう。赤みの濃い花のヤブウツギの道を登るときょうの最高点の無線中継塔の林立するピークだ。きょうの縦走路は人通りが少ないので、かすかに見える下界を眺めながらここで大休止だ。昼食後、五助尾根を左に分け、ガーデンテラスを経て車道をしばらく下ると六甲高山植物園東口だ。入場者は多く、最寄りの駐車場は満車、ソーシャルディスタンスを確保しながら園内漫歩だ。春の花は終わったが、初夏の目玉のヒマラヤの青いケシやニッコウキスゲなどが満開だ。ゆっくり園内を徘徊後、車道を15分ほど歩くとロープウエイ六甲山頂駅だ。足下の樹海を眺めながら12分の空中散歩で有馬温泉駅到着だ。
六甲高山植物園の初夏の草花は期待通りだ。体力が衰えると高山のお花畑は縁遠くなるが、手軽に屋外で高山植物の花々を間近に見ることができるのが素晴らしい。特に、初めて見る青いケシの花は神秘的だ。また、トキソウやサギソウなど絶滅危惧種を自生地でその咲く姿を見るのは駆け出しの花好きにとっては困難だが、ここで季節を選べば容易に見ることができるのが嬉しい。
(鞍部で紅葉谷を左に分け直進) (路端の△752) (RW鉄塔下を通過)
(尾根に咲くツクバネウツギ) (松並木の尾根道を行く)
(ミヤコザサが現れると稜線近い)
(極楽茶屋跡到着)
(ヤブウツギの道を登る)
(最高点の無線中継所)
(五助尾根を左に分けて直進) (ガーデンテラス付近を行く)
(六甲高山植物園東口)
(初見参のヒマラヤの青いケシ) (園内のロックガーデン)
(大峰山オオヤマレンゲの亜種)
(車道をロープウエイ駅へ) (RW六甲山頂駅)
(ロープウエイで有馬温泉へ)
★道で出会った花
ドクダミ(落葉山) ?(落葉山) ミヤギノハギ?(落葉山)
ニガナ?(落葉山) ガクウツギ(落葉山) ツクバネウツギ(灰形山)
コアジサイ(灰形山) モチツツジ(灰形山) ナルコユリ(湯槽谷山)
ツクバネウツギ(番匠尾根) ハナニガナ(番匠尾根) ヤマツツジ(番匠尾根)
タニウツギ(縦走路) ヒメジョオン(縦走路) ヤマゼリ?(縦走路)
ミヤマヤナギ(縦走路) ジシバリ(縦走路) ツクバネウツギi(縦走路)
キンポウゲ(縦走路) ヒメレンゲ(縦走路) ヤブウツギ(縦走路)
カワラナデシコ?(植物園) オオヤマレンゲ(植物園) ヤマシャクヤク(植物園)
ガクウツギ(植物園) シライトソウ(植物園) オオナルコユリ(植物園)
ムラサキツリガネツツジ(植物園)ムラサキツリガネツツジ(植物園)サンショウバラ?(植物園)
?(植物園) コマクサ(植物園)ジプソフィラ・セラスティオイデス(植物園)
エゾルリソウ(植物園) ブルーポピー(白)(植物園) タカネナデシコ(植物園)
キリンソウ(植物園) アサギリソウ(植物園) ヒダカミセバヤ(植物園)
シコタンソウ(植物園) イブキトラノオ(植物園) ヒメサユリ(植物園)
?(植物園) キンロバイ(植物園) ササユリ(植物園)
シコタンハコベ(植物園) サンショウバラ(植物園) ブルーポピー(植物園)
インカルヴィレア・デラバイ(植物園) ノコギリソウ(植物園) タカネマツムシソウ(植物園)
モミジカラマツ(植物園) シラタマノキ(植物園) ヒメサユリ」(植物園)
ムラサキツリガネツツジ(植物園) アカモノ(植物園) ?(植物園)
ヒメシャガ(植物園) ヤマオダマキ?(植物園)
ハクサンハタザオ(植物園)
ヤグルマソウ(植物園) テマリカンボク(植物園) サラサドウダン(植物園)
ニッコウキスゲ(植物園) ミズバショウ(植物園) ?(植物園)
ヒオウギアヤメ(植物園) コウホネ(縦走路) ?(縦走路)
ヤシュウハナゼキショウ(植物園) ?(植物園) チョウジソウ(植物園)
食虫植物(植物園) 食虫植物(植物園) トキソウ(植物園)
ミヤマオダマキ(植物園) オオバオオヤマレンゲ(縦走路) クリンソウ(縦走路)
クリンソウ(植物園) カンパニュラガルガニカ(植物園) アケボノフウロ(植物園)
ゲラニウムサンゲニウム(植物園) オダマキ?(植物園) ユキノシタ(縦走路)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図 有馬、宝塚
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