岩湧山(897.1m)
★ひとこと 「岩湧寺からススキが出揃った秋の花満開の岩湧山へ」
岩湧山三角点
★行った日 2020年9月15日(火) 晴一時曇 単独
★コース
高槻5:50(近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R310、府道221)=7:17岩湧寺P
7:26→登山口7:42→8:08展望デッキ8:12→ダイトレ出合8:38→五ッ辻8:45→9:31(897.1m)岩湧山10:22→ダイトレ別れ10:31→11:10岩湧寺P
11:11(府道221、R310、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻12:54
今年は長雨に続く連日の酷暑でぐったりだ。秋雨前線が南へ下がり、この一両日蒸し暑さも収まりかけたと言っても熱帯夜をちょっと下回っただけだが、秋海棠(しゅうかいどう)満開のネット情報もあって岩湧山だ。和泉山脈の雄峰岩湧山は山頂からの大阪平野の展望とススキ原が有名だが、ハギやキキョウなど秋の花の山でもある。まだまだ日差しが厳しいので午前中に下山できるように早朝出発、平日とあって途中のいわわきの森Pを見送って登山口近くの岩湧寺Pへ一番乗りだ。
満開の秋海棠で飾られた小径を辿ると岩湧寺本堂と多宝塔前の大杉の林立する広場だ。大きなレンズで撮影に余念のない人に交じって手を合わせ、すぐ先の登山口へ向かう。急勾配のきゅうざかの道は僕の体力では無理、なだらかないわわきの道をゆっくり登るがそれでもしばしば足を止めて息を整えながら登る。静かな樹林の道をしばらく進むと水場もある展望デッキだ。サワグルミの樹間から河内平野の彼方に生駒山から二上山の山並みが望める。ここまでは汗を搾り取られるが、ここからしばらく勾配が緩くなりいわわきの森を愛でる余裕ができてぶらぶら歩く。最後に標高差100の急な丸太階段を頑張ると稜線のダイトレ出合だ。稜線を紀見峠へ向かって少し進むと五ッ辻、右へ草深い小径を下ると千石谷林道だ。オトコエシやアケボノソウの咲き揃うだらだら坂の林道を西へしばらく進むと稜線のダイトレ出合だ。穂が出揃ったススキ原の丸太階段を周りの咲き始めたマルバハギを眺めながら上ると岩湧山三角点だ。足元のオミナエシや眼前に揺れるコオニユリに癒されながらちょっと下ると無人の山頂広場だ。
(いわわきの森を石段で上る) (展望デッキ) (展望デッキから生駒山方面)
(千石谷林道を西へ)
(林道のアケボノソウ)
(マルバハギの階段を上る)
(ススキ原に咲くオミナエシ)
(山頂広場) (山頂広場から大阪平野)
広場から北方に大阪平野が広がり、はるか彼方に六甲山系の山並みや明石大橋の主塔が望めた。山頂からススキをかき分けて少し西へ下ると針山のようなハバヤマボクチが群生し鮮やかなキキョウも点在する美しい斜面だ。三国山から槇尾山へ伸びる山稜越しに関空を眺めたり、ぶらぶら徘徊してから山頂広場へ戻る。山頂から気持ちの良いススキ原を正面の金剛山を見ながら下り、樹林帯に入ってひと登りするときゅうさかの道分岐だ。標高差350のしんどい急な下り道を、元気に次々登ってくる登山者と挨拶を交わしながら下ると、付近に縦列駐車までして溢れかえっている岩湧寺Pだ。
毎年恒例の秋海棠は無論、山頂付近の秋の花、ススキ、ハギ、キキョウ、オミナエシ、ハバヤマボクチなど、陽光を浴びて輝く姿は素晴らしかった。体力が衰えてくると行動が消極的になり、コロナを言い訳に、このところ読書三昧(中毒?)の巣ごもり状態だ。今後とも体力相応の山へ出かけ、自然の癒し効果を期待するつもりだ。
(岩湧山からの大展望)
(山頂西斜面を少し下る) (斜面に点在するキキョウ) (斜面に多いハバヤナボクチ)
(ダイトレを東へ戻る) (山頂に点在するコオニユリ)(ダイトレからきゅうざかの道へ)
(きゅうさかの道を下る) (道端のヤマジノホトトギス)
(登山口に戻る)
★道で出会った花
シュウカイドウ(岩湧寺) イヌコウジュ?(上り道) ノブキ(上り道)
ミズヒキ(上り道) ?(上り道) アキノタムラソウ(林道)
ツリフネソウミ(林道) ダイコンソウ(林道) ツユクサ(林道)
?(林道) アケボノソウ(林道) オトコエシ(林道)
ヤマジノホトトギス(林道) オオヨモギ(岩湧山) マルバハギ(岩湧山)
マルバハギ(岩湧山) ヨシノアザミ(岩湧山) オミナエシ(岩湧山)
イタドリ(岩湧山) コオニユリ(岩湧山) シシウド(岩湧山)
キキョウ(岩湧山) ハバヤマボクチ(岩湧山) キキョウの開きかけ(岩湧山)
コガンビ(岩湧山) ススキ(岩湧山) シラヤマギク?(岩湧山)
キンミズヒキ(岩湧山) ヒヨドリバナ(岩湧寺) ゲンノショウコ(岩湧寺)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 岩湧山
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