観音峯(1347.4m)三ッ塚(1380m)

 

★ひとこと   「みたらい渓谷遊歩道経由観音峯山を経て法力峠へ周回」

みたらい渓谷(白倉谷合流点)


★行った日   2020年10月13日(火) 曇一時晴    単独

★コース
高槻5:02(近畿高速、阪和道、南阪奈道、京奈和道)=御所南IC(R309、県道21)=6:59観音峯登山口P7:13==自転車(2.9km)==7:27川合つり橋(自転車デポ)7:34→みたらい遊歩道入口7:51→みたらい遊歩道ゲート8:20→みたらい橋8:26→白倉谷分岐8:49→観音峯登山口分岐9:10→9:33第1展望台9:41→10:10観音平10:17→10:42観音峯展望台10:47→(1347.4m)観音峯山11:26→12:00(1380m)三ッ塚(昼食)12:31→法力峠13:16→13:46母公堂分岐13:50→五代松鍾乳洞13:58→稲村ヶ岳登山口14:11→みたらい渓谷遊歩道入口14:36→みたらい遊歩道ゲート15:03→黒門15:11→15:15観音峯登山口P15:20(県道21)=川合つり橋(自転車ピックアップ)(県道21、R309)=御所南IC(京奈和道、南阪奈道、阪和道、近畿高速)=高槻17:41

 台風14号余波の雨のため増水した渓谷美を訪ねて、みたらい渓谷から観音峯を経て法力峠経由洞川へ周回の計画だ。いつも右岸道路から川迫川渓谷を眺めるだけなので、川合からみたらい渓谷遊歩道を通って左岸から渓谷を探勝し、白倉谷合流点のみたらい橋からは増水した滝群を眺めながら観音峯登山口まで辿るのが今回の目玉だ。高槻から洞川へは高速や山間部の路線も改良されて観音峯登山口まで約2時間だ。一番乗りの登山口に車を置いて自転車で川合へ下り、川合のみたらい遊歩道入口付近にデポ、つり橋から出発だ。
 天ノ川を吊橋で渡り、弥仙登山口を正面に見て左折し、田園地帯を経て山間へ進む。南角(みのずみ)の集落を経て新しいオートキャンプ場のそばを通ってしばらく進むと赤い弁天渕橋だ。その手前の遊歩道ゲートをくぐると遊歩道、歩き易い水平歩道が続く。ゲートから10分ほど歩くと怪物のようなカツラの木が茂り、眼下には大石ゴロゴロの河原を激流が流れ、対岸には車道のガードレールが木々の間に見え隠れしている。激流を左下に眺めながら少し行くと赤い関電吊橋があり、その手前の急傾斜の階段を上ると、橋からの道と合流して再び水平歩道が続く。歩道は水面から高い位置にあるため流れはあまり見えず、岩壁をへつったり、休憩ベンチの小広場のそばを通ったりしてしばらく進み、今は崩落のため閉鎖されている展望台への道を右に見て直進、枝沢の橋を渡って進むと川迫川を渡る高度感たっぷりの吊橋だ。橋の中央部に立つと川迫川上流の色づき始めた山間に一筋の流れが光る姿が美しいが、足下のラス網を通して真下を覗くと固まってしまいそうだ。橋を渡って下り、遊歩道ゲートをぬけると白倉林道だ。ちょっと下るとR309に出合い、トイレや売店もあるみたらい橋だ。この辺りから白倉谷と川迫川合流点を眺めると天空に遊歩道の吊橋がかかる絶景ポイントだ(トップ画像)。


(観音峯登山口Pを自転車で出発)(川合つり橋付近に自転車デポ) (川合つり橋から出発)


 (色づき始めた渓谷を渡る)      (南角辺りを進む)    (新しいオートキャンプ場もある)

(弁天渕橋手前から遊歩道へ)  (渓谷沿いの遊歩道を行く)      (カツラの大木)

 (美しい渓谷に沿って進む)  (関電吊橋から高い遊歩道へ)  (岩壁をへつる道もある)

  (緑の休憩ベンチもある)   (展望台へは閉鎖のため直進) (高い吊橋で川迫川を渡る)

 (吊橋から熊渡方面を望む)  (遊歩道ゲートで白倉林道へ) (みたらい渓谷核心部の地図)

 みたらい渓谷核心部の地図は階段上り口の案内図(2014,6,20撮影)で、かつての様子がよく分かる。空中を飛んで流れ落ちる豪快なみたらいの滝を右下に眺めつつ急な鉄階段を登る。長い吊橋から右下方にみたらい橋を中心とした美しい渓谷が俯瞰でき、左上前方には岩壁に沿って連続する小滝群が望める。岩壁沿いに付けられた急な鉄階段や桟道を、谷の回廊を振り返りながら登り、ついでブナ林を丸太階段で上ると光の滝の上に出る。間近で見る増水した光の滝の流れ落ちるさまは迫力満点だ。小高い平地の避難小屋跡に休憩ベンチがあり、すぐ先の堰堤の上流部に静かな水面が広がっている。かつて見た渇水状態では、光の滝は一筋の白糸ノ滝で堰堤上流は砂州に水溜りの状態だった。渓谷探勝は増水時に限る。すぐ上でテープで閉鎖された白倉谷を右に分け、ここから穏やかに登る歩き易い遊歩道だ。途中から河原へ下って右岸沿いに堰堤まで下る探勝道は崩落して通れない。崖沿いの桟道や下方に青い渕の見える所もあるが、概して歩き易い広葉樹林や針葉樹の入り混じった緑の道をしばらく進むと、左の林間から休憩施設の青い屋根の見える観音峯山登山口分岐だ。

(みたらい橋から鉄階段を上る) (最も手前のみたらいの滝)     (長い吊橋を渡る)

  (みたらい橋を見下ろす)   (階段沿いに連続す小滝群)  (岩壁沿いに急な階段を上る)

  (光の滝横の休憩ベンチ)         (光の滝)          (堰堤上の静かな水面)

 (白倉谷(テープで閉鎖)分岐)   (青い渕の上を行く)        (緑の遊歩道を行く)

     (桟道を行く)         (観音峯登山口分岐)       (観音水の水場)

 植林帯をなだらかに登り、観音水の水場を過ぎてしばらく登ると第1展望台分岐だ。ちょっと立ち寄ってみるが周囲の木々が成長して、掲示されている展望図との差が著しく、山頂稜線が何とか見えるだけだ。登山道へ戻り、植林帯の山肌を斜めに緩やかに登る。自然林になると鉱山跡の人工物が散見され、その先が木漏れ日のブナ林が美しい平地が休憩舎もある観音平だ。小休止後、石段を上って観音祠を右に分け、岩の点在するブナ林の斜面を西へトラバース気味になだらかに登っていく。稜線を越えると進行方向を東に変え、急な杉林の斜面をジグザグに登り、東北になった尾根方向通りに進むとススキ原に記念碑の建つ観音峯展望台だ。きょうは全体に霞がかかり、山頂稜線は雲の中だが、いつもながら広々とした展望台地だ。透明度の高い厳冬期の景観は評判通りだ。いままで何回もここを訪れているが頂仙岳左下の双門の滝を目にしたことはなく、きょうこそはと思ったが霞んで見えなかったのが残念だ。花季にはベニバナヤマシャクヤクの咲くススキ原を北へ向かい、急な樹林帯を休み休みフーフー言いながら登るとP1285だ。ピークから少し下り、細尾根を経て少し色づき始めた美しい広葉樹の森をなだらかに進み、山林作業中立入禁止表示の旧登山道分岐を経た先が林間の観音峯山三角点だ。当初、旧登山道で下山予定だったが、まだ時間的体力的余裕があるので法力峠回りに変更だ。

  (見晴しの悪い第1展望台)    (鉱山跡付近を登る)        (観音平のブナ林)

 (ブナ林をなだらかにトラバース) (ジグザグに杉林を登る)     (観音峯展望台)

                 (記念碑から霞んだ展望)

               (記念碑から厳冬期の展望(2017.2.19))

(色づき始めた樹林帯を登る)  (立入禁止表示の旧道分岐)     (観音峯山三角点)

 植林帯とブナ林が交互に現れ、時折ガスのかかる尾根道をアップダウンを繰り返しながらおだやかに登っていくと三ッ塚のピークだ。かつてあった山名表示はなく、法力峠の矢印を示す黄色の表示だけだ。この南面に草原が広がり、稲村ヶ岳の岩峰が正面に望める休憩の適所だ。きょうの岩峰群は雲に隠れ岩本谷やクロモジ尾がかすかに見える程度だ。色づいた山肌を眺めながら、鈴なりの小さな赤い実をつけたウラジロノキが散見されるちょっと肌寒い草原に座って今秋初めての熱いカップラーメンの定番昼食だ。じっとしているとうすら寒いのですぐ下山開始だ。なだらかに樹林尾根を下って上り返すとCa1370のピークだ。梢越しに姿を現しはじめたバリゴヤノ頭の岩峰群を見納めにして、尾根をしばらく下ると法力峠だ。同じ景色の続く植林帯のだらだら坂をどこまでも下り、母公堂分岐を過ぎて緑の苔に覆われた岩場の先が五代松鍾乳洞だ。モノレール乗り場を経てそのまま下ると車道出合、稲村ヶ岳登山口だ。街角の家の床几に腰かけていた老婦人から「お疲れさん」の声をかけていただき、暖かい笑顔にほっこりして洞川温泉街へ入る。人通りはコロナ前より少ないが提灯がやたらと目につく洞川温泉街を通り、久しぶりに陀羅尼助を購入してみたらい遊歩道へ向かう。間違って温泉センターに迷い込んでしまったが、手前の遊歩道に入り、川上川に沿って歩く。北山杉を思わせるまっすぐに伸びた美しい杉林の水平道を進み、幾つかの枝沢を渡って木漏れ日の道をどこまでも辿ると遊歩道ゲートのある県道出合だ。しばらく県道を進むと旧登山道分岐点の広場のある黒門だ。この林道入り口も山頂と同じ立入禁止表示だ。観音峯バス停を過ぎて、あぶこえ橋手前から観音峯登山口分岐へたどる閉鎖中の道を左に見て直進、橋を渡ると観音峯登山口駐車場だ。2台だけ残っている登山口を出発、川合で自転車をピックアップし、黒滝道の駅で恒例の草餅をゲット、いつもの橿原高田ICの渋滞にも遭わず順調に帰阪した。
 このルートの見所は、みたらい渓谷、観音峯山、洞川温泉の三つだ。きょうの目玉のみたらい渓谷は、全線を初めて歩いたが雨後の豊富な水量のため、大岩をぬって流れる激流や岩壁下の青い渕、連続する滝などの渓谷美が素晴らしい。渇水期には細い流れの滝が轟音を響かせて流れ落ちる奔流になり、その姿はド迫力そのものだ。観音峯山は展望台からの展望が売りだが天候がすっきりせず最高とまではいかなかった。大峰参りの洞川温泉は日頃の賑わいが戻りつつあるように感じた。標高の高い所は色づきはじめ、紅葉の季節に再度訪れたいものだ

  (表示のなくなった三ッ塚)  (三ッ塚等南面の草原で昼食)       (法力峠)

 (植林帯をなだらかに下る)       (母公堂分岐)           (岩場を行く)

   (五代松鍾乳洞入口)     (稲村ヶ岳登山口に帰着) (温泉センター隣の遊歩道入口)

 (山上川沿いに樹林を進む)    (幾つかの枝沢を渡る)     (遊歩道ゲートで県道合流)

  (黒門手前の旧道登り口)         (黒門)          (観音峯登山口P帰着)

★道で出会った花

       ミズヒキ(川合)         ヨシノアザミ?(川合)             イタドリ (川合)

  シラネセンキュウ (みたらい)     マツカゼソウ(観音峯)        トリカブト(観音峯)

     ウラジロノキ(三ッ塚)           ? (三ッ塚)         ミヤマガマズミ (三ッ塚)

     ミカエリソウ (法力峠)       アキチョウジ(法力峠)       シロツリフネ(五代松)

      ジンジソウ(五代松)       シラヤマギク (洞川)        ヒメフウロ (洞川)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大峰山脈
・2万5千分の1地形図  洞川(どろかわ)、弥山、南日裏、中戸

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