★ひとこと 「緑台から東尾根経由神座ノ窟を経て西尾根へ周回」
神座ノ窟から外を覗く
★行った日 2020年12月29日(火) 晴時々曇 単独
★コース
高槻7:09(中国道、山陽道)=山陽姫路西IC(県道545、県道411)=8:45やまざくら広場P8:55→東尾根分岐9:07→東尾根鞍部9:19→9:28P298
9:46→(353.0m)伊勢山10:13→神座ノ窟10:24→10:44(270m)空木城跡10:56→神座ノ窟11:13→11:21P316
11:28→11:34西尾根分岐11:45→やまざくら広場分岐12:04→12:19展望広場(昼食)12:43→13:10やまざくら広場P12:43(県道411、県道23、R312、県道8、県道86、県道77、R372、府道407、府道46)=高槻17:05
12月中旬の一級寒波により関西の山々も積雪、待ちに待った雪の季節の訪れだ。しかし体力弱体化した我が身にとって新雪は高嶺の花、今回は雪のない播磨の里山めぐりだ。未踏の兵庫100山のうちでも伊勢山は低山ながら、山麓の薪炭林、巨大洞窟など魅力的な山だ。やまざくら公園を起点に東尾根経由伊勢山へ登り、神座ノ窟(しんざのいわや)から空木(うとろぎ)城跡に寄り道して西尾根へ周回の計画だ。山陽姫路西インターから伊勢山と尾根続きの峰相山の山稜の東を回り込むように進み、西洋の城郭や凱旋門のある太陽公園を左山麓に眺めながら北上すると緑台の突き当りがトイレや駐車場もあるやまざくら公園だ。
東屋のあるやまざくら公園からコナラやヤマザクラの多い雑木林を沢沿いになだらかに進む。かつては20〜30年ごとに更新される薪炭林だったが、いまは常緑樹が進出してきている。道標通りに東尾根へ右折し、雑木林をしばらく東進すると東尾根鞍部だ。フーフー言いながら稜線を標高差100ほど急登するとP298のピークだ。小休止後、ちらほら咲いているヤブツバキの多い稜線を進むと伊勢山手前ピークCa321の展望岩頭だ。岩頭から北の山並み越しに明神山、雪彦山、七種山、西南には間近に書写山が望める。すぐ先の林間の伊勢山三角点を素通りして少し下ると神座ノ窟だ。メタボでも十分入れる窟の入口から中へ入ると内部空間はずいぶん大きく、岩棚には2体の石仏が祀られ、開口部から山麓を見下ろすことができる。
(やまざくら広場を出発) (コナラなどの薪炭林を北上) (分岐から東尾根へ)
(なだらかに雑木林を登る) (鞍部から東尾根を北上) (林間のP298)
(稜線に咲くヤブツバキ) (ヤブツバキの稜線を行く) (Ca321の展望岩頭)
(神座ノ窟の入り口) (神座ノ窟から外を覗く) (神座ノ窟に祀られた石仏)
窟入口からロープ場の急坂を下り、播磨の低山でよく見られる一枚岩の岩尾根もある稜線を辿るとP270小広場の空木城跡だが小さな砦のようだ。途中2ヵ所から入口広場へ下る道が分岐している。山上を散策後来た道を戻り、神座ノ窟の岩頭へ登ると360度の大展望だ。しかし、山名は殆ど分からず、家島諸島や小豆島も見えるという播磨灘も霞の彼方だ。西側が地形図の崖マークの並ぶ景色のよい稜線を南下、P316からロープ場の岩尾根を下る。西尾根分岐を見過ごして調子に乗って中尾根を少し下ってしまい、途中から引き返して西尾根を進む。小さなアップダウンを繰り返しながら樹林帯尾根を進み、やまざくら公園を左に分け急坂を頑張ると展望広場分岐だ。尾根を直進すると展望台のある展望広場だ。正面に緑台の住宅地が伸び、掲示されている展望写真によれば播磨灘まで望めるはずだ。ここで昼食後、先程の分岐まで戻り、途中で西尾根の延長上に位置する峰相山を右に分け、歩き易いだらだら坂をのんびり下るとやまざくら広場だ。まだ早かったので、播磨の自然を楽しみながら多可町から丹波篠山を抜けて一般道で帰阪した。
伊勢山は低標高ながら兵庫100山の中でも変化のある楽しい山だ。特に山麓に広がる美しい雑木林、巨大洞窟の神座ノ窟、稜線からの見晴しなどが印象的だ。
(神座ノ窟から急坂を下る)
(一枚岩の岩頭を行く) (山頂の空木城跡)
(神座ノ窟を登る) (神座ノ窟上の展望の岩頭) (展望のP316を下り始める)
(神座ノ窟上から西南を望む)
(急な岩場の尾根を下る)
(西尾根分岐を右へ) (やまざくら広場分岐を直進)
(展望広場分岐) (見晴らしの良い展望広場) (展望台から南方を望む)
(爽やかな山道を下る)
(やまざくら広場P帰着) (木漏れ日の森コース図)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 姫路北部、龍野、前之庄、安志
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