牛松山(636m)三郎ヶ岳(613.7m)

 

★ひとこと   「本年干支の牛松山から巡視路を辿って三郎ヶ岳へ」

牛松山頂上の金刀比羅神社

★行った日   2021年1月6日(水)  晴時々曇  単独
        
★コース

高槻7:24(府道6、府道25)=8:25金毘羅神社駐車場8:28→鳥居(三丁)8:41→石灯篭(十一丁)9:13→展望所9:32→鳥居(十八丁)9:48→金毘羅神社拝殿9:50→(636m)牛松山9:58→10:23P578(鉄塔)10:35→11:24P643(林道出合-道間違い)11:40→P620 12:00→鉄塔12:03→七谷川林道出合12:25→巡視路登り口12:36→13:10鉄塔(昼食)13:29→鉄塔14:06→(613.7m)三郎ヶ岳三角点14:27→尾根分岐14:44→15:06休憩15:22→府道三郎ヶ岳登り口15:27→16:32金刀比羅神社駐車場16:35(府道25、府道6)=高槻17:31

 今週末から今冬最強寒波が予想されているので、積雪のない間に近場の干支の低山、牛松山だ。愛宕山の西の前衛峰の牛松山から巡視路を辿って三郎ヶ岳へ稜線歩きの計画だ。JR亀岡駅に隣接する京都サンガFCのホームスタジアムを横目に保津大橋を渡り、府道の北保津BSを右折すると突き当りが金刀比羅神社駐車場だ。
 金刀比羅神社登山口の鳥居から山頂の鳥居まで十八丁の丁石の並ぶなだらかな稜線の参道が続く。木々の切れ目から亀岡盆地を垣間見ながら木漏れ日を浴びつつ落葉絨毯の道を進む。十八丁の鳥居をくぐると金刀比羅神社の小広場だ。神社は保津峡下りの船頭衆が信仰する神様が祀られ、近くの最高点のパラボラアンテナの隣に山名板が立ち、いずれも木立に囲まれて視界はない。三角点は西に少し下った林間にあるが省略だ。山頂から尾根道を北上、鞍部で古い標識「寒谷」を左に分け、ひと登りするとP567の鉄塔だ。


(牛松山登山口金刀比羅神社鳥居)  (丁石の並ぶ参道)        (七丁の石灯篭)

  (所々で見える亀岡盆地)      (十四丁の展望所)        (最終十八丁の鳥居)

   (金刀比羅神社拝殿)     (頂上のパラボラアンテナ)     (林間の牛松山頂上)

    (尾根道を北上)        (寒谷分岐の古い標識)      (P578の鉄塔)

 雑木林尾根をなだらかに下り、鞍部付近のP517から登り返し、見晴らしの良い鉄塔を右下の斜面に見て更に進むと、同じような次の鉄塔だ。鉄塔から東の展望が開け、明神峠を通る郡界尾根越しに愛宕山塊がどっしりと鎮座している。尾根を少し進むと左下に林道が現れ、ほぼ林道と並行して雑木林の尾根を進むと、P643でこの林道と合流だ。ここで巡視路マークを誤認して西南尾根をしばらく進んでから誤りに気づいて元へ引き返し、林道を少し進む。表示は何もないがP620に向かって林道から適当に斜面を下る。進んでいると前方に巡視路マーク発見、P620を経て少し下ると亀岡盆地が山稜の間から垣間見える鉄塔だ。この先から標高差300弱のプラ階段もある激下りで七谷川林道出合だ。一の橋で鎖ゲートのかかった三郎ヶ岳パラグライダー基地に向かう林道を左に分け、七谷川に沿って進む。大きな堰堤の七谷川砂防ダムの右岸に沿って進むと、次の谷筋手前が巡視路登り口だ。

    (P517の先の鉄塔)         (次の鉄塔)          (左下に林道が現れる)

                   (鉄塔から東の愛宕山山塊を望む)

    (P643の林道出合)      (林道から適当に西へ下る)  (斜面で巡視路標識発見)

    (巡視路分岐)           (Ca570の鉄塔)      (急坂を下って七谷川林道へ)

    (一の橋の林道分岐)        (巡視路登り口)         (樹間から見える樒原集落)

 尾根端の急坂を山間の樒原(しきみはら)集落を高圧線越しに眺めながら青息吐息で登りつめ、尾根に乗ると急になだらかになり、Ca500の鉄塔で寒風を避けた斜面で日を浴びながら遅めの昼食だ。熱いコーヒーで元気回復、稜線を登り詰めるが薄雪のため踏み跡がだんだん怪しくなり、尾根芯を外さないように進む。北から来た山道(郡界尾根?)と合流、この辺りから踏み跡消失してGPSで鉄塔を目標に進む。草叢に人の入れる位の奥行き不明の洞穴発見、かつての山師の廃坑跡?ではないかと思われる。鉄塔を過ぎて倒木の多い斜面を適当に西へ下っていると下方に一の橋から来た林道が見え、以降林道を進む。パラグライダー基地に向かう林道と別れて表示に従って三郎ヶ岳へ向かい、しばらく雑木林の道を進むと三角点だ。展望のないぱっとしない山頂を素通り、展望地を探しながら尾根道を下るが適所はなく、所々で亀岡盆地を垣間見ながら下り続ける。稜線と別れて正面に田園地帯を眺めながら下るが、石ころ道に落葉の積もった九十九折の歩き難い道だ。当初、バス時刻に間に合いそうだったので早足で下ったが、難路のため足が痛くなり間に合いそうになくギブアップ、途中の林間でフルーツゼリー休憩だ。心身ともに落ち着きを取り戻し、府道の三郎ヶ岳登り口を経て、途中の出雲大神宮に手を合わせ、しんどい約1時間の府道歩きで車へ帰り着いた。
 牛松山のきょうのコースは丁石の並ぶなだらかな登り易い道だ。山頂の展望は望めないが途中から眺める亀岡盆地が美しい。三郎ヶ岳へ向かう巡視路は落葉と薄雪のせいもあってルートが分かり難いのでGPSなど必携だ。


  (Ca500の鉄塔で昼食)          (P625)         (北から来る尾根道と合流)

 (付近の廃坑跡のような洞穴)         (鉄塔)        (一の橋から来た林道に合流)

  (林道の表示通りに左折)   (見晴しのない三郎ヶ岳三角点)(時々亀岡盆地を目にして下山)

      (尾根別れ)        (歩き難い九十九折の下り道)   (府道の三郎ヶ岳登山口)

   (沿道の出雲大神宮)        (北保津BSを左折)         (竹藪を金刀比羅神社Pへ)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山(牛松山のみ)
・2万5千分の1地形図  亀岡

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