音羽山(593.2m)逢坂山(324.7m)長等山(354m)

 

★ひとこと   「皇子ヶ丘公園から長等山経由音羽山を経て牛尾観音へ」

逢坂山から霞む蓬莱山を遠望


★行った日   2021年1月26日(火) 晴後曇 単独

★コース

高槻7:09(名神)=京都東IC(R161)=8:05皇子ヶ丘公園P8:21→山上不動堂8:32→長等山テラス9:01→如意越9:23→(354m)長等山9:33→三井寺分岐9:47→小関越10:04→10:11鉄塔10:20→(324.7m)逢坂山10:36→音羽山分岐10:45→東海自然歩道出合11:03→逢坂山歩道橋11:28→11:46休憩11:53→NTT中継塔跡12:36→P534休憩地12:46→13:03(593.2m)音羽山(昼食)13:33→牛尾観音分岐13:42→牛尾観音14:01→牛尾観音P14:12→14:40露山小屋14:45→四宮歩道橋15:07→15:24JR山科駅15:32(JR)=JR大津京駅15:39→15:51皇子ヶ丘公園P16:02(R161)=京都東IC(名神)=高槻駅17:01

 このところ雨が続き、昨日から晴れたが今日も夕方から雨の予報だ。この晴れ間に湖南や京都市街が見渡せる音羽山界隈の低山めぐりだ。皇子ヶ丘公園を起点に長等山から小関峠を経て東海自然歩道に合流、逢坂山を経て音羽山経由牛尾観音へ下り、長い林道歩きでJR山科へ戻る計画だ。
 予定より早い目に皇子ヶ丘公園P(開門8:30閉門21:30)に着き、早い目に開けてくれた駐車場を出発、すぐ隣の早尾神社の石段を上る。いつも通る西大津バイパスの流れを見ながら赤い欄干の橋を渡り、早尾神社を前にしてすぐに左の小径を下ると山上不動堂だ。門前で手を合わせてすぐ先の急なロープ場の山道を登ると、すぐ下にバイパスが見える杉林の尾根端だ。植林帯から竹林を抜けて、雑木林の尾根道を時々樹間から琵琶湖を眺めつつしばらく登ると長等山テラスと称する湖南が一望のもとに望める展望岩頭だ。この先からゴルフコースをなぞるように進み、道端の三角点△370を過ぎて杉林に入ると四ッ辻の如意越だ。大文字山方面を右に見て左折、急坂を下ると長等山手前の小広場だ。長等山頂上は樹林が一部が切り開かれて柳ヶ崎方面が少し見えるが現在倒木処理中だ。小広場から尾根道を南下、路傍の石仏、児石(ちごいし)を過ぎ、三井寺分岐からしばらく直進して倒木処理中の沢筋を下ると、鞍部が小関越だ。車道を横切り、泥濘でジュルジュルの急坂を頑張って尾根端の緑の鉄塔で小休止だ。

  (早尾神社の石段を上る)  (西大津バイパス歩道橋を渡る)(山上不動堂に手を合わせる)

(道端のロープ場の急坂を登る)  (樹林帯の尾根を登る)    (気持ちの良い尾根を行く)

(長等山テラスは湖南の展望台)    (路傍の△370)        (如意越の四ッ辻)

(あまり展望の良くない長等山)  (南へ向かう尾根筋の児石)   (三井寺分岐を直進)

 (倒木処理中の谷筋を下る)     (小関峠から南へ)     (泥道を抜けて鉄塔で小休止)

 木漏れ日を浴びて気持ちの良い雑木林の尾根道を進むと一通過点の△324逢坂山だ。東北の視界が開け、比叡山や蓬莱山を背景に湖南の西岸一帯が美しい。さらに尾根道を南下、鉄塔の手前から戻る方向に左折、ほぼ水平道を東へ向かうと長等公園から来た東海自然歩道と合流、音羽山へ向かう。京阪大谷駅へ下る道を右に分け、照葉樹林の尾根道をすぐ下の名神の騒音を聞きながら進み、尾根端のウラジロの茂る急坂を下ると逢坂の関趾だ。R1の逢坂山歩道橋を渡って急な丸太階段を上り、尾根のベンチで小休止だ。だらだら坂の尾根道を進むと再び地獄の階段が続き、疲れた身体に鞭打って休み休み頑張る。ネットに沿って緩斜面を進むと府県境のNTT中継塔跡ピークだ。この先に広葉樹林の爽やかな疎林帯平地が続き、林間のP534の休憩地に寄り道して、ぶらぶらと美しい広い尾根道を進むと休憩ベンチもある音羽山だ。灌木帯広場の山頂から西〜北方向が開け、霞んでいるが京都市街から琵琶湖にかけて広大な景観だ。

   (一通過点の逢坂山)     (鉄塔手前の音羽山分岐)    (明るい水平路を行く)

    (東海自然歩道出合)      (照葉樹の尾根道を南下)      (逢坂の関趾)

 (逢坂山歩道橋を振り返る)   (しんどい丸太階段を上る)   (尾根に上がって小休止)

  (再び長い丸太階段が続く) (府県境出合のNTT中継塔跡)    (P534の休憩地)

   (疎林帯の平地を行く)     (音羽山休憩広場)        (音羽山山頂広場)

 大阪の最高気温が19℃と1月としては異常に暖かかったが、さすがに山頂は微風でも寒く木陰で風を避けて熱いコーヒーで暖まって出発だ。山頂から急な尾根道を南下、鳴滝不動を経て膳所へ下る道を左に分け、その先で東海自然歩道を左に見送って牛尾観音へ下る。赤松の多い小尾根を下り、樹間から寺院の屋根がちらちら見えだすと急坂を下って牛尾観音だ。不便な山間にもかかわらず参詣の人が絶えないようだ。ここは清水寺の奥の院として建立、本堂下の大杉は樹齢千年、とご住職?に教えていただいた。牛尾観音から公共交通機関はなく林道歩きだ。門番の赤鬼青鬼に見送られて車道(参道)を下り、木製の大灯ろうのある黒門を下ると桜の馬場の駐車場だ。上醍醐への道を左に見送って、ここから約2キロの渓谷下りだが、山肌の枝沢にかかる小さな滝群、本流にかかる音羽の滝や銚子の滝、など退屈せずに下ると水車のある露山小屋だ。紅葉の季節にぜひ再訪してみたい渓谷だ。ここでフルーツゼリー休憩後、住宅街を抜け、四宮歩道橋でR1を渡り、小さなお堂がその面影をとどめるだけの旧東海道筋を西へ、牛尾観音から約1時間半でJR山科駅だ。すぐ来た湖西線のJR大津京駅から約15分疲れた足を引きずると駐車場だ。
 長等山から音羽山にかけて、冬枯れた雑木林など低標高の稜線の里山歩きが楽しい。山頂や展望所からの琵琶湖や京都市街の展望は言うに及ばず、古刹牛尾観音などもあり、エスケープルートも多数あるのでぶらぶら歩きに好適だ。

                (音羽山から京都市街〜琵琶湖を望む)

      (音羽山三角点)         (稜線を南へ下る)    (赤松の多い小尾根を下る)

  (清水寺奥の院の牛尾観音)      (牛尾観音本堂)     (本堂下の樹齢千年の大杉)

     (牛尾観音の黒門)   (山科音羽川の渓谷沿いに下る) (水車の露山小屋で小休止)

    (四宮の歩道橋を渡る)      (旧東海道を西へ)        (JR山科駅到着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  京都東北部、京都東南部

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