六甲山(931.3m)


★ひとこと   「湯槽谷からシラケ谷を経て春爛漫の六甲高山植物園へ」

六甲高山植物園

★行った日   2021年4月12日(月)  晴後曇   単独
 
★コース

高槻7:01(名神、中国道)=西宮北IC(県道82、県道98)=8:05RW有馬温泉駅P8:12→紅葉谷道分岐8:40→9:26休憩9:34→湯槽谷峠9:47→小川谷林道分岐10:08一シラケ谷林道分岐10:19→10:36林道終点10:44→仙人窟11:15→雲ヶ岩11:48→11:54大休止(昼食)12:17→12:28六甲高山植物園東口13:58→14:16RW六甲山頂駅14:30=14:45有馬温泉駅P14:53(県道98、県道82)=西宮北IC(中国道、名神)=高槻15:56

 昨年はコロナの非常事態宣言のため春の六甲山の諸施設は閉鎖だったが今年は開園だ。未踏の登山道を経て春の花に会いに六甲高山植物園だ。有馬温泉を起点に紅葉谷道から湯槽谷、横谷経由シラケ谷を経て六甲高山植物園を訪れる計画だ。平日とはいえ殆んど人影のない温泉街を経て六甲有馬ロープウエーの有馬温泉駅P到着だ。
 有馬温泉駅横から紅葉谷道の開通した林道を進み、直進の紅葉谷を左に見て湯槽谷に向かう。すぐに堰堤があり、右の急坂を上るが堰堤の先は倒木の巣だ。小尾根へ高巻いて谷筋へ下る。その後、踏み跡は明確になり、最初の堰堤を含めて3個のコンクリート堰堤を越えて渡渉を繰り返しながら進む。ロープウエーの下辺りから切り込み石積みの小形堰堤が連続し、最後に急坂を詰めると湯槽谷峠だ。連続する堰堤から判断すると湯槽谷はよく整備された谷筋だ。峠からナビテープを拾いながら横谷を下り、空間が広くなってくると林道が現れ、すぐ先で小川谷を左に分けてしばらく下ると峠から約30分でシラケ谷林道分岐だ。約1キロ先の水道施設でシラケ谷林道は終点、二又の中央尾根の杉林の急坂を休み休み登り、Ca700から勾配の緩くなった尾根を登ると大石の目立つ道となり、ひときわ大きな岩の積み重なりが仙人窟だ。表示板の外れた棒が立つだけのモニュメントだ。この先から複雑な緩斜面の地形となり、笹原を半藪コギ状態で踏み跡を探して進むと、六甲山の上美術館の駐車場前の車道に飛び出す。先には六甲山アスレチックパークGREENIAがあり、ジップラインを待つ人々の歓声がこだましている。近くの雲ヶ岩に立ち寄り、草叢で昼食後六甲高山植物園だ。早春の花は終わっているが春たけなわの花盛りだ。お馴染みの花と共に聞いたこともない名前の異国の花も艶を競っている。これから初夏の花も咲きだすので是非再訪したいものだ。帰りは優雅にロープウエーで観光説明を聞きながら下山だ。
 六甲高山植物園は、手軽に季節に応じた高山植物を屋外で観察できるので、体力弱者にとって貴重だ。初めての湯槽谷道は最下段の堰堤の倒木以外は通過に支障はなく、シラケ谷ルートは仙人窟から上の笹原の下りに要注意だ。

  (紅葉谷道の林道を行く)   (紅葉谷道から右の湯槽谷へ) (最初の堰堤の倒木を高巻く)

 (幾つかの堰堤を越えて進む) (切り込み石積みの堰堤が続く) (湯槽谷峠から横谷へ下る)

    (右のシラケ谷林道へ)     (林道終点の水道施設)     (急な樹林帯尾根を登る)

 (大石の積み重なった仙人窟) (ナビテープを頼りに笹藪コギ)   (六甲山の上美術館P前へ)

      (雲ヶ岩)         (高山植物園のサンカヨウ)   (高山植物園のミズバショウ)

 (高山植物園のアカヤシオ)     (RW六甲山頂駅)      (ロープウエイで有馬温泉へ)

★道で出会った花

ハタザオとムラサキキケマン(紅葉谷) クサイチゴ(紅葉谷)   ナガバモミジイチゴ(紅葉谷)

    ヤブツバキ(紅葉谷)      タチツボスミレ?(紅葉谷)   ヤマネコノメソウ(紅葉谷)

   イヌガヤ 雄花(湯槽谷)      キブシ(シラケ谷)        シキミ(仙人窟)

    ミヤマシキミ(仙人窟)    コバノミツバツツジ(仙人窟)     アセビ(雲ヶ岩)

     クロモジ(雲ヶ岩)      ショウジョウバカマ(縦走路)   ヒメオソリコソウ(縦走路)

(以下六甲高山植物園)
     コブシ(縦走路)          イワヤツデ              キスミレ

     ヤマシャクヤク         ショウジョウバカマ           サンカヨウ

        ワサビ             ミズバショウ            ヒカゲツツジ

    ショウジョウバカマ          トガクシショウマ          ハルリンドウ

   ルイコフイチゲ(ロシア)     ロードデンドロン・ミクランサム(中国) ロードデンドロン・アルボレウム(ヒマラヤ)

  ヘレボルス・チベタヌス(中国)        タツタソウ      ロードデンドロン・ウイリアムシアナム(中国)

  プリムラ・デンティキュラータ(ヒマラヤ)     プリムラ・ロゼア(ヒマラヤ)       サルマ・ヘンリー(中国)

    アラゲヒョウタンボク        エゾイヌナズナ              ?

      チングルマ           チシマキンバイ            ニリンソウ

 エピデミウム・ベryシコール’スルフレウム'        ?               ユキモチソウ

     キバナイカリソウ         ハクサンハタザオ         マムシグサ

    エンコウソウ            トガクシショウマ           ミヤマカタバミ

      エンレイソウ         オオバナノエンレイソウ        イワカガミ

       アカヤシオ             シデコブシ             ノウルシ

      オキナグサ              カタクリ          タンナゲンカイツツジ(済州島)

     エゾエンゴサク             カキドウシ         クリンソウの新芽

   ムシカリ(オオカメノキ)    ヘレボルス・オリエンタリス(欧州)     プリムラ・ヴルガリス(欧州)

   ペトロラギア・サキシフラガ(欧州)   ポティンティラ・アルバ(欧州)    ゲンチアナ・アコーリス(欧州)

 ロードデンドロン・アルボレウム(ヒマラヤ)       ワサビ            ホクリクネコノメ

     ケスハマソウ               カタクリ           ユリワサビ(縦走路)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  有馬、宝塚

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