(湿地展望台と山門湿原) (ヒノキの森を行く) (小窓展望台から伊吹山を望む)
(稜線出合ピーク) (間違って稜線を北上して引き返す) (展望ピーク)
展望ピークの見晴しはよく、南に伊吹山や湖北が望めるが、北の木々の切れ目から敦賀湾も垣間見える。美しい落葉樹林のP544付近を過ぎて急坂を登り、尾根方向を西南から東南に変えてなだらかに県境稜線を進むと東ヶ谷山だ。はっきりした踏み跡はここまで、ピーク以南は藪コギはなさそうだが灌木帯をかき分けて進む必要がありそうだ。展望はあまりよくないが、灌木越しに金糞岳など湖北の山々が望める。山頂はあまり居心地がよくないので早々に辞去、県境尾根を元へ戻り、展望ピークで女性の団体さんと挨拶を交わし、新緑の眩しい守護岩付近の樹林で店開きだ。まったりしていると彼方から嬌声が聞こえてきたので早々に店じまい、尾根道を下り始める。大窓展望所は周回ルート随一見晴しがよく、日計(ひばかり)山から南へ伸び葛籠尾(つづらお)崎でびわ湖へ没する尾根を正面に、さらにその奥に賎ヶ岳や伊吹山が望める。尾根をさらに下って薄暗い照葉樹林のアカガシの森やユキバタツバキの群生地を過ぎると天然更新試験地だ。ここはかつて薪炭林として森が更新されてきたが、近年荒廃してきたので森の若返りの試験地だ。ここから東ヶ谷山に最後の挨拶をして下り続けると森の楽舎を経て水源の森Pだ。
山門水源の森は次世代に引き継ぐ会のご努力により自然環境の整備が行われ、貴重な湿地帯の植物が保護されている。今回は満開のミツガシワや500たらずの標高ながらブナ林をはじめとする緑したたる落葉樹林が印象的だった。初夏にはトキソウやサギソウなどの貴重な植物が咲き、秋には紅葉が期待できる湿原の森だ。
(展望ピークから敦賀湾を望む)(P544の美しい樹林尾根を行く) (急坂を登る)
(稜線の踏み跡を南下) (展望の良くない東ヶ谷山) (稜線を戻る)
(東ヶ谷山から灌木越しに東の金糞岳方面を望む)
(守護岩付近の美林で大休止)(大窓展望台から湖北の山々)
(アカガシの森を行く)