★ひとこと 「坂下からサカ谷南尾根経由小女郎ヶ池を経てサカ谷道へ」
ガスった標高1000m付近の疎林帯
★行った日 2020年10月10日(日) 曇にわか雨 ガス 単独
★コース
高槻5:11(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R477、R367)=6:30坂下P6:40→登り口6:53→鞍部7:42→8:23P762
8:32→9:05(雨具着) 9:17→9:59小女郎ヶ池10:12→10:41P964樹林(雨具脱)10:46→11:28平地11:36→サカ谷出合11:53→12:01坂下P12:12(R367、R477、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻13:42
10月に入っても季節外れの夏日が続き、折角緊急事態宣言が解除されたのに、すっきりとした秋空を楽しめないでいる。そこで、せめて標高1000mの稜線で涼風に吹かれようと蓬莱山だ(実際は、予報に反してガスった上に小雨模様で小女郎ヶ池止まり)。雲に覆われた山々を見ながら湖西道路を北上、途中トンネルを過ぎると濡れた路面となり、薄暗い坂下に到着だ。下草が濡れているのでスッパツだけをつけ、出発だ。
人並に登れないので、なるだけ人のいないバリルートを、ゆっくり道草を食いながら登るべくサカ谷南尾根ルートだ。葛川橋を渡ってサカ谷道を左に分け、近畿自然歩道の荒れた林道を進み、国道トンネルの上を過ぎた所の尾根端が取り付きだ。杉林の急坂を登ると美しい樹林の小尾根に乗る。左下方の木の間隠れに坂下集落がちらちら見えている。しばらくモミや広葉樹の茂る稜線を登ると太い杉の林立するピークだ。ピークで尾根方向を東から南に変え、しばらくなだらかに進み、次のピークで東へ下って植林帯の鞍部を過ぎると、しばらく劇登りだ。度々立ち止まって息を整えながら標高差200mのこのルート最大の難所を登ると緑したたるP762だ。
(坂下BS付近から左へ) (葛川橋を渡り直進) (近畿自然歩道を進む)
(国道のトンネル上を行く) (尾根端へ取り付く) (植林帯の急斜面を登る)
(美しい樹林尾根に乗る) (左下に見える坂下集落)
(ピークで尾根方向を東→南へ)
(鞍部から杉林の急坂へ)
(急な尾根を登り続ける) (緑したたるP762)
この辺りから体感温度が下がり、少し白濁してきた広葉樹林を気楽に登り続ける。アセビ尾根のプチ藪を過ぎると標高1000mでとうとう細かい雨粒が落ちてきた。木陰に座り込み、しばらく雨に遭ったことがなかったので、ザックの底をひっくり返して雨具を取り出し、レインウエアー上着とザックカバーだけ付ける。ガスでおぼろのブナなど広葉樹の疎林帯をなだらかに登るが、ちょっと神秘的だ。灌木帯の笹原を方向だけを頼りに進むが小女郎ヶ池を外れていたので北へ方向修正、なんとかサカ谷道に合流、何も見えない小女郎ヶ池の畔だ。このまま山頂めざしても何も見えず、疲れも限界に近付いているのでサカ谷道で下山だ。サカ谷道の踏み跡をたどり、P972付近でガスが薄くなり、雨の気配もなくなってきたので雨具を脱いでさっぱりし、元気回復だ。要所に立つ道標や整備された登山道のおかげで、足元だけを注意してゆっくり下り、丁度昼に登山口帰着だ。
暑い日が続いていても季節は確実に進み、1000m付近では広葉樹は黄ばみ始め、黄葉の季節がそこまで来ているようだ。サカ谷南尾根はバリルートのため、ナビテープや道標もなく、踏み跡も薄いのでGPSなど現位置確認手段は必須だ。特にガスった時は要注意だ。
(標高1000で雨具をつける) (方向を頼りに登り続ける) (ガスった小女郎ヶ池)
(Uターンして坂下へ)
(踏み跡を頼りに下る)
(P972樹林で雨具を脱ぐ)
(標高850シバグリ絨毯道を下る)
(標高750に咲くトリカブト)
(標高600平地で小休止)
(杉林の急坂を下るとサカ谷) (サカ谷を渡渉) (サカ谷道登り口)
★道で出会った花
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 花背、比良山
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