呉枯ノ峰(531.9m)大箕山(481.8m)
★ひとこと 「田上山からブナ林とケヤキ巨木の菅山寺を経て呉枯ノ峰へ」
菅山寺のケヤキ巨木
★行った日 2021年10月29日(金) 晴
単独
★コース
高槻4:37(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303)=6:40JR木之本駅P6:48→意富布良神社7:04→7:45田上山砦跡7:56→8:52稜線出合9:00→9:12菅山寺分岐9:21→菅山寺本堂9:41→10:08菅山寺分岐10:16→(481.8m)大箕山10:40→10:53菅山寺分岐10:59→稜線出合11:20→11:27(531.9m)呉枯ノ峰(昼食)11:50→12:27休憩12:34→木之本配水池12:44→13:03JR木之本駅P13:09(R303、R367、県道311、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:15
呉枯ノ峰は湖北の余呉湖近くの北国街道に面した標高500m程度の可愛らしい山塊に菅山寺とともに位置している。木之本駅を起点に市街地から田上山を経て菅山寺に向かい、大箕山を経て呉枯ノ峰へ周回の計画だ。早朝の湖西ルートは交通量も少なく、高速利用とあまり変わらず高槻から木之本までほぼ2時間だ。
JR木之本駅Pから住宅街を東進、北国街道を横切って進むと意富布良(おほふら)神社だ。色づき始めた木々を背景にたたずむ飛鳥時代創建の歴史ある社殿に一礼して、田上山登山口から登り始める。すぐに右から来た林道に合流、ミニ三十三所の石仏の並ぶ林道を穏やかに上る。やがて木之本の街を見下すことのできる広場があり、そこから丸太階段の遊歩道を登り始める。意富布良神社の上宮跡を過ぎて、雑木林尾根をなだらかに登ると田上山砦跡だ。標高約300mの南北500mに及ぶ賎ヶ岳合戦時の遺跡だ。砦跡からだらだら坂を下り、赤川源頭にあたる尾根の鞍部を過ぎて雑木林の道を登り返す。木の間隠れに余呉湖をちらっと眺めながら樹林帯を登りつめると稜線出合だ。呉枯ノ峰を後に見て、稜線をしばらく北上すると展望ベンチのある菅山寺分岐だ。
(JR木之本駅を出発) (北国街道を横切って東へ)
(意富布良神社前を通る)
(神社横の田上山登り口) (ミニ西国33所の林道を進む) (林道から尾根道に入る)
(遊歩道から望む木之本の街)
(丸太階段を登る) (意富布良神社の上宮跡)
(田上山砦跡(主郭))
(北外郭まで平地が続く) (赤川源頭の尾根鞍部)
(雑木林を登り続ける)
(稜線出合を左へ) (尾根道をなだらかに下る)
展望ベンチから南の視界が開け、賎ヶ岳から山本山へ延びる小さな山稜を中心に、湖岸の平野が広がり、びわ湖が霞んでいる。分岐からブナ林の急坂を下ると山門の脇にケヤキの巨樹がそびえている。最近まで2本あったそうだが、一本は途中から折れて枯死した株だけだ。樹齢1000年と言われている貫禄の古木を後にして、巨木の点在する境内を進むと老朽化した本堂と鐘撞堂だ。無住の建物群が朽ちていくさまは寂しい限りだが、時の流れは如何ともし難い。朱雀池を取り巻く五所権現や辨才天堂を経てブナ林の急坂を登ると菅山寺分岐へ戻る。
(菅山寺分岐を右へ下る)
(菅山寺分岐の展望ベンチ)
(菅山寺周辺案内図)
(展望ベンチからびわ湖方面を望む)
(ブナ林の急坂を下る)
(山門のケヤキの巨樹)
(二本の巨樹の内一本は枯死)
(本堂前のモミ巨木)
(五所権現と朱雀池) (イヌブナの急坂を戻る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 木之本
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