弁才天丁石の残る尾根道を少し進むと、左から来た東海自然歩道と合流だ。コンクリ手摺道の遊歩道をなだらかに登りつめると夢見ヶ丘だ。すぐ先に眺望の良さそうなドライブウエイや駐車場が見えているが自然歩道からは立入禁止だ。ここから杉林の九十九折れの階段を延々と下ると、出発時に渡った四ツ谷川の源流部だ。川沿いに下る道を右に見て長い急な丸太階段で標高差100mを休み休み息を整えながら上り、車道の下で修学院から来た雲母坂の道と合流、その先が石の鳥居の建つ桜茶屋だ。名称からかつては桜の木の下に休憩所があったと思われるが、いまは単なる広場で休憩ベンチもない。しばらく等高線にそって2キロ弱の美しい針葉樹林の遊歩道が続き、木の間隠れに弁天堂の建物を見ながら無動寺谷へ急坂を下る。涸れた谷筋を渡って対岸の急坂を上ると弁天堂だ。庫裡のワン公にグフグフと唸られ?ながら石畳の道を登ると無動寺道出合だ。閼伽井を経てしばらく奇麗な巨木の道が続くが、いつもながらしんどい坂道だ。コロナ禍も下火になり久しぶりに賑やかなケーブル延暦寺駅を目にしてほっとした感じだ。駅前展望広場からは少し霞んでいるがびわ湖が絶景だ。
(左から来た自然歩道と合流)
(穏やかに尾根道を登る) (閉鎖されている夢見ヶ丘)
(九十九折れの階段を下る)
(四ッ谷川道出合)
(長い急な丸太階段を上る)