堂山(384m)笹間ヶ岳(432.9m)


★ひとこと   「天神堰堤から絶景岩尾根の堂山を経て笹間ヶ岳往復」

堂山から比叡山方面

★行った日   2022年1月22日(土)  曇一時晴   単独
 
★コース

高槻7:08(京滋BP)=笠取IC(県道3、R422、県道29、県道109)=8:24天神堰堤路駐P8:41→右岸登り口8:48→堰堤9:16→9:55(384m)堂山10:13→新免分岐10:40→11:07鎧ダム11:17→鎧ダム堰堤11:19→迎不動堰堤11:40→迎不動11:45→富川道分岐11:58→尾根道分岐12:32→笹間ヶ岳分岐12:35→12:49大石分岐広場(昼食)13:13→13:46(432.9m)笹間ヶ岳13:57→大石分岐広場14:22→尾根道分岐14:42→富川道分岐15:05→15:08天神堰堤路駐P15:16(県道109、県道29、R422、県道3)=笠取IC(京滋BP)=高槻16:42

 平年より寒い日が続き、昨日は高槻でも薄く雪化粧、近くの山々は新雪だ。体力弱者にとって新雪は強敵、雪がなくてもアルプス気分が味わえる湖南アルプスの堂山だ。天神堰堤を起点に堂山を経て迎不動に下り、さらに富川道で笹間ヶ岳往復の計画だ。大津市田上から天神川に沿って進み、堰堤の先の拡幅部に路駐だ。
 車道から堰堤上流の河原に下り、遥か下流の第2名神工事のクレーンを見ながら飛び石伝いに右岸へ渡り、流れに沿って少し下ると堂山登り口だ。羊歯をかき分けて進むと岩場の続く沢登だ。水量は少ないが滑り易い濡れた岩に注意しながら、羊歯道に入ったり、岩を飛び石伝いに渡ったりして、沢筋を辿ると大きな堰堤だ。その左を高巻き、谷筋を右下に見て雑木林の尾根筋を登る。やがて展望が開け、正面に堂山の鋭鋒、左後方には第2名神の工事で削られた山の地肌が痛々しく続き、左下には田上の住宅や田園が広がっている。風化した丸い花崗岩の間に小松が点在する尾根は庭園のようだ。最後に丸い花崗岩の積み重なった急坂を頑張ると堂山頂上だ。山頂からの眺めは標高が低いにもかかわらず、三上山、太神山、醍醐山、比叡山など湖南の山々がびわ湖を中心に雄大だ。

  (左岸の車道から河原へ)    (飛び石伝いに右岸へ)      (右岸の堂山登り口)

    (花崗岩の沢筋を登る)      (沢を登り続ける)      (堰堤の左を巻いて登る)

  (堂山を正面に尾根を行く)   (左下に広がる関津の団地)   (堂山へ展望尾根を行く)

   (工事中の第2名神)       (岩場の急坂を登る)           (堂山頂上)

                    (堂山頂上から西方を望む)


 堂山から樹林地帯に入るまでの、大岩の間に松の点在する岩稜地帯が湖南アルプスの核心部だ。本峰と東峰間が切れ落ち、残置ザイルを利用して岩稜を下って登り返す。東峰からは近くの太神山から笹間ヶ岳に続く稜線に遮られて鈴鹿山脈は見えないが、霞んだびわ湖東岸が望めた。展望尾根を少し東進すると大戸川沿いの新免への分岐だが、いまは第2名神工事のため通行止だ。しばらく進むと樹林帯に入り、雑木林の薄雪の谷筋を東進、湿地帯を抜けると鎧ダムの平地だ。小松点在の美しい薄雪と白砂の平地で休憩後、鎧堰堤から谷筋沿いに下る。しばらく下ると鎧堰堤と同じ砂防堰堤の迎不動堰堤だ。美しい石積み堰堤横を下って天神川を渡渉するとちょっと先が迎不動だ。不動寺に参る時に最初に出会う祠のため迎不動と呼ばれているそうだ。ここから車道を1kmほど下ると富川道分岐だ。

                     (堂山東峰から東方を望む)

  (堂山から白い蓬莱山)     (残置ザイルで岩尾根を行く)   (まだら雪の尾根を下る)

    (展望尾根を行く)     (工事のため新免へは通行止)   (薄雪の樹林帯を東進)

  (雑木林の湿地帯を行く)   (小松点在の鎧ダムの平地)     (鎧ダム堰堤)

       (迎不動堰堤)            (迎不動)           (富川道分岐)

 笹間ヶ岳から上関バス停間が工事通行止なので、富川道で御仏河原を経て山頂往復だ。最初は歩き易いなだらかな道だが、途中から岩角の道を経て御仏河原は雪がつくと滑り易い岩盤の斜面だ。復路で通る予定の尾根道分岐を経て、矢筈ヶ岳方面を左に分けて笹間ヶ岳に向かう。シーズンにはサギソウが艶をきそう、半分凍結した池が点在する美しい池畔の道を経て、峠を越えると大石富川分岐の広場だ。晴れの予報に反してどんよりとした曇り空を眺めながら、遅めの昼食だ。この鞍部から徐々に高度を上げ、雑木林の尾根をたどり、舗装林道に出合ってすぐに山道を登ると、大岩だ。傍らの梯子を上ると、大岩上が笹間ヶ岳山頂だ。周りの木々のため絶景とまでいかないが、湖南の展望台だ。三角点は大岩の傍らに鎮座している。下山は往路通りに大石分岐まで戻り、その先から尾根道をたどる。山並み越しに湖南を見渡したり、左下前方の御仏河原を眺めたりしながら進み、往路と合流だ。滑り易い濡れた岩角に注意しながら下り、富川道分岐で車道に合流、堰堤近くの路駐Pに帰り着いた。
 低標高ながら湖南アルプスの堂山からの大展望は優れものだ。眺めてよし、登って魅力たっぷりの風化した花崗岩の積み重なった岩稜帯だ。大岩の笹間ヶ岳も池点在の谷筋や御仏河原など魅力たっぷりだ。

    (岩角の道を登る)         (御仏河原を登る)      (尾根道分岐付近を行く)

    (笹間ヶ岳分岐を右へ)      (池畔の道を行く)       (大石分岐広場)

   (樹林帯尾根を登る)     (大岩の梯子を上ると山頂)   (笹間ヶ岳からびわ湖)



  (大岩下の笹間ヶ岳△)     (展望尾根道からびわ湖)     (見晴し尾根を行く)


     (往路に合流)         (御仏河原を下る)       (富川道分岐へ帰着)


★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田

 

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