金剛山(1125m)
★ひとこと 「花を求めてカトラ谷から国見城跡を経て千早園地経由ツツジオ谷へ」
千早園地の晩春の花満開
★行った日 2022年5月10日(火) 晴後曇 単独
★コース
高槻5:53(名神、近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R309、府道705)=7:12金剛登山口P7:25→ゲート7:35→8:00カトラ谷道分岐8:06→金網8:55→9:30花畑9:38→10:05国見城跡10:13→葛木神社10:25→展望デッキ10:48→10:56千早園地11:04→国見城跡11:58→12:06墓地広場(昼食)12:27→二ノ滝13:10→水場13:17→腰折滝13:34→ゲート13:45→13:52金剛登山口P14:00(府道705、R309、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻16:02
梅雨前線が北上してきてあすからしばらくぐずついた天気が続くとのご宣託、貴重な晴れ間を利用して金剛山カトラ谷の晩春の花見だ。金剛登山口を起点にカトラ谷で山頂を経て、千早園地経由ツツジオ谷で下山の計画だ。平日のため1、2台しか先着していない金剛登山口の最奥のPに駐車だ。
千早本道を右に分けて直進、さらに復路を右に分けてゲートを通り抜け、急な新緑の黒栂道をゆっくり進むとカトラ谷分岐だ。谷筋に入ると小滝が次々現れ、越えたり高巻いたりしながら、所々で咲くクリンソウを眺めながら遡る。岩壁をヘツるロープ場を過ぎると水場だ。少し先で砂防金網をこえて二股の右又に入り、斜面にヤマシャクヤクの点在する谷筋から小尾根に上がるとニリンソウの群生地だ。残念ながら残り花が点在しているだけだが、奥の斜面のヤマシャクヤク群生地で白玉が並んでいる。なお、小尾根北側谷筋のかつてあったクリンソウの群生はなくなり、僅かばかり咲き残っているだけだ。ブナなどの大樹の広葉樹の森の急坂を頑張って登ると通行止のロープが張られたタカハタ道出合だ。
(mont-bell横金剛登山口P出発)(復路を右に見てゲートを直進)(黒栂谷に沿って林道を進む)
(カトラ谷分岐を右へ) (小滝の左を越えて進む) (次々に小滝が現れる)
(砂防金網を越える)
(金網を越えた次の二岐を右へ)
(谷筋に咲くヤマシャクヤク)
(終盤のニリンソウ群生地)
(標高千米の急な階段を上る) (群生するヤマシャクヤク)
すぐ上の国見城跡で霞んだ大阪平野を眺めてから転法輪寺を経て葛木神社に向かう。神社下のブナ林からツツジで赤く染まった大和葛城山頂を垣間見て一ノ鳥居へ向かう。南方の大峰や台高の峰々がびっしり雲に覆われて眺望の悪い展望デッキを経て少し下ると千原園地だ。園地の花の回廊は晩春の花盛りだ。遊歩道には、黄色のヤマブキソウ、薄紅色のアズマシャクナゲ、赤いヤマツツジが咲き乱れ、新緑の木々とのコントラストが最高だ。寂しそうなロープウエイ金剛山駅を経て遊歩道を国見城跡へ戻るが丁度昼時で多くの登山者が休憩中だ。タカハタ道を少し下って六地蔵の下の整備された墓地の広場で昼食だ。
(カトラ谷出口はロープで閉鎖) (国見城跡)
(転法輪寺へ立ち寄る)
(葛木神社へ向かう) (葛木神社に手を合わせる)
(新緑のブナ林)
(ブナ林からツツジの葛城山) (一ノ鳥居へ) (展望デッキに立ち寄る)
(デッキから霞む和泉山系) (千早園地の花の回廊へ) (満開のヤマブキソウ)
(満開のシャクナゲ) (寂しげなRW金剛山駅)
(国見城跡下の広場)
墓地から急坂を下るとツツジオ谷源頭だ。殆んど涸谷に近いガレ場の急坂を一歩一歩確実に踏みしめ、平衡感覚が鈍ってきているのでストックでバランスを取りながら注意深く下る。二ノ滝上縁を横切り、一部崩落した巻道を殆んど涸れた二ノ滝を横目に下る。水場を過ぎてしばらく下り、急な山肌でタカハタ谷の丸太橋を渡り、細い流れの腰折滝の巻道を下る。ここ以降は難所はなく、ゲートで黒栂道に合流、しばらく道なりに下ると駐車場だ。
お目当てのカトラ谷の、ニリンソウは遅すぎたがクリンソウやヤマシャクヤクは最盛期、千早園地のヤマブキソウ、アズマシャクナゲやヤマツツジも最高のタイミングだ。カトラ谷、ツツジオ谷とも崩落個所など危険な所もあるが、注意すれば安全に通行可だ。
(整備された墓地広場) (急なツツジオ谷を下り始める)
(二ノ滝上縁を渡る)
(二ノ滝巻道の崩落個所を下る) (涸れた二ノ滝)
(水場)
(タカハタ谷の丸太橋を渡る) (腰折滝巻道を下る)
(殆んど涸れた腰折滝)
(水路蓋上を下る) (ゲートで黒栂谷道合流) (千早本道合流)
★道で出会った花
ツクバネソウ ミヤマネコノメソウ ヤマシャクヤク(散り際)
ニリンソウ ヤマシャクヤク(白玉) ヤマシャクヤク(花心)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 御所
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