半国山(774.2m)大野山(753.5m)


★ひとこと   「千ヶ畑から半国山往復後大野山岩めぐりへ」

大野山
 

★行った日   2022年6月10日(金)  曇時々晴   単独
 
★コース

高槻5:02(府道46、府道407、R372、府道731)=6:01千ヶ畑登山口路駐6:11→6:45半国林道終点6:54→るり渓分岐7:32→7:47(774.23m)半国山8:02→千ヶ畑分岐8:11→巡視路分岐8:39→8:43休憩8:50→9:05千ヶ畑登山口路駐9:08(府道731、府道54、府道502、県道507、大野山林道)=9:49大野山山頂P9:57→10:02(753.5m)大野山10:08→岩めぐり入口10:24→太鼓岩11:00→11:11岩めぐり出口(昼食)11:32→12:06大野山山頂P12:18(大野山林道、県道507、府道502、府道54、府道732、府道733、県道46)=高槻14:04

 本州南海上に梅雨前線が停滞し、この数日は北から寒気が入ってきて山沿いでは不安定な天気だ。そこで午前中の涼しいうちに北摂の低山のハイキングだ。丹波の国の半分が見えるという半国山とアルプスランドと銘打った大野山だ。
(半国山)
 半国山へはいつも東麓の宮川から登っているが今回は南麓の千ヶ畑から登るつもりだ。高槻から東別院経由でどちらの登山口も1時間かからない。宮川には登山者駐車場があるが千ヶ畑は登山口近くの車道拡幅部に路駐だ。登山口で鎖ゲートをまたいで立派なスギの並ぶ半国林道を進む。すぐに舗装が切れ、左下に小沢を見ながら植林帯を進むと自然林となり、小沢を横切るごとに路盤が流出して荒れ模様の林道となる。30分ほど進むと林道終点となり山道に入る。しばらく雑木林のだらだら坂を要所にある道標通りに進み、やがて植林帯に入り小さな流れを横切りながら穏やかに高度を上げると自然林の稜線出合だ。るり渓を左に分け、右の宮川方向へしばらく進むと半国山分岐だ。美しい落葉広葉樹の森を木漏れ日を浴びて、エゴノキの落花絨毯の道を進み、最後に急坂を登る。かつてより生長した小松の茂る斜面を登ると半国山頂上広場だ。愛宕山はじめ周囲の山々は霞に閉ざされ、時折陽のさす山頂のみ晴れやかだ。

     (千ヶ畑登山口)         (コース案内図)        (半国林道鎖ゲート)

    (緑の林道を進む)     (半国林道終点から山道へ)  (なだらかな山道を登る)

     (植林帯を登る)    (稜線出合でルリ渓分岐を右へ)   (半国山分岐を左へ)

  (落葉広葉樹林帯を登る)       (咲き残るエゴノキ)        (急坂を登る)

  (小松が成長した山頂付近)       (霞む愛宕山)           (半国山三角点)


 朝8時にすでに21℃の山頂を後にして下り始め、半国山分岐から稜線を西へ進むと高圧線切り開きの千ヶ畑分岐だ。赤い大鉄塔を経て切り開きに沿って灌木帯をしばらくなだらかに下ると樹林帯に入り、歩き難い谷筋を飛び石伝いに下る。自然林と植林帯が交互に現れるプラ階段の点在する道を下ると半国林道出合だ。林道終点の少し南寄りに出たようだ。往路通りにブラブラ林道を下ると千ヶ畑登山口だ。まだ時間が早いので大野山へ向かう。
 宮川コースは金輪寺や宮川神社などの社寺、赤熊コースは音羽渓谷などがあるが、千ヶ畑コースは前者のような目玉はないが、最も手軽に頂上を踏めるのが売りだ。残念ながら今回は山頂からの展望も得られなかったが静かな自然を楽しむことができた。

    (緑の樹林を下る)        (半国山分岐を左へ)   (高圧線切り開きを千ヶ畑へ)

    (赤鉄塔を下る)         (高圧線切り開きを下る)    (歩き難い谷筋を下る)

    (V溝の道を下る)     (巡視路分岐で半国林道合流)   (千ヶ畑登山口へ戻る)

(大野山)
 千ヶ畑から剣尾山の南を迂回して杉生を経て柏原へ向かい、ゴルフ場への道を左に見て右の上り一方通行の道を登りつめると大野山山頂Pだ。山頂周辺は天文台やキャンプ場などがあって夏場のアウトドアが楽しめる所だ。キャンプの1台のみとまっている大駐車場にとめ、展望豊かな大野山頂上をめざす。山頂からは天文台やキャンプ場が足元の草原に広がり、少し霞んでいるが、三岳山などの多紀アルプス、剣尾山や深山などの北摂の山々などが、木立の間に切れ切れに並んでいる。山頂を後にして、車道を少し下って岩めぐり遊歩道に入る。岩のオブジェが名札つきで色々現れるのも興味深いが、自然林の遊歩道歩きも優れものだ。木立の切れ目から北の視界が開け、弥十郎ヶ岳の山塊や西ヶ岳や小金ヶ岳の多紀連山が望める。太鼓岩を過ぎて車道に合流すると岩めぐりの出口だ。ベンチで昼食後、体力弱体化と暑さで疲労の極に達しているが、標高差100mのしんどい車道歩きで山頂駐車場にようようたどり着いた。帰りは下り一方通行の先程の車道を下り、ゴルフ場からの道と合流して往路通りに帰阪した。
 大野山は山頂まで車で上れるので、歩き登山は二の足を踏む山だ。夏場の山頂は爽快、テント泊で岩めぐりや星空探索などがお勧めだ。

  (大野山岩めぐり案内図)   (山頂駐車場から大野山へ)      (大野山頂上)

   (大野アルプスランド)        (車道を下る)         (岩めぐり遊歩道へ)

    (緑の尾根道を行く)     (清々しい木漏れ日の道)    (点在する名札つき大岩)

               (大神岩から弥十郎ヶ岳や三岳など北の展望)

  (ひときわ目をひく太鼓岩)    (岩めぐり遊歩道出口)         (車道を戻る)

                  (車道から大船山など南の展望)

★道で出会った花

       モチツツジ             エゴノキ              カタバミ

      キランソウ              ガマズミ              ウツギ

      ジシバリ              タツナミソウ              ニガナ

        ニガナ              コナスビ            タケニグサ

★ルート断面図
(半国山)

(大野山)


★地  図
(半国山)

(大野山)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  埴生(半国山)、福住(大野山)

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