小倉山(296m)

 

★ひとこと   「鳥居形火床から清滝を経てミツバツツジ満開の小倉山へ周回」

嵐山中之島公園から渡月橋を望む


★行った日   2023年4月4日(火) 晴    単独

★コース
 高槻6:47(R171、葛野大路通、府道29)=8:04阪急嵐山P8:08→保津峡展望所8:41→護法堂弁天9:17→9:30鳥居火床9:38→10:08Ca243 10:20→10:41清滝不動尊10:49→清滝赤橋11:11→11:35落合11:42→六丁峠12:04→12:33小倉山ベンチ(昼食)13.03→小倉山展望台13:14→保津峡展望所13:30→阪急嵐山P13:53(府道29、葛野大路通、R171)=高槻15:02

 3月は全国的に気温が高く記録的な暖かさとなり、サクラの開花、満開とも過去もっとも早い記録となった所が続出だ。おかげで近隣のサクラの名所からも落花盛んの知らせが届くようになり、あわてて遅まきながら嵐山周辺へサクラ見物だ。嵐山を起点に、鳥居形火床から清滝を経て小倉山へ周回の計画だ。観光渋滞の始まる前に嵐山の駐車場にとめ、ぼちぼち観光客が姿を見せ始めた中之島公園へ出発だ。
 真っ青な空に散りかけのサクラ並木が美しい公園を通り抜ける。桂川縁から望む、遠景の愛宕山を背景に朝日に輝く渡月橋の姿が秀逸だ。渡月橋を渡り、左岸沿いに亀山公園に向かうが、急に日本語以外をしゃべる人々が増え、コロナ禍が過ぎ去って日常が戻りつつあるのを実感だ。石段を上って亀山公園の西端に上がると保津峡が真正面だ。いつもは櫓の音を響かせて川下りの船が通るのだが、3月28日の事故で当面運航中止だ。そのせいばかりでないが、両岸を岩稜にはさまれた山峡を流れる保津峡は鏡のように静かだ。亀山公園のサクラはほとんど終わったが、薄紫のミツバツツジが今を盛りと咲き誇っている。朝日に映える公園から竹林を抜けて小倉池畔のヤシャブシ?をひやかしつつ北上すると常寂光寺だ。開門を待つ人々を横目に通り過ぎ、落柿舎を過ぎて二尊院まで来ると人の姿はなくなり、奥嵯峨野の雰囲気を味わいながら進む。八体地蔵から紅葉で有名な護法堂弁天に向かう。石楠花が咲き始めた御堂前から山道に入るが、少し上った所で倒木のため通れず迂回だ。道なき羊歯藪コギで急坂をよじ登ると鳥居形火床の草原に飛び出す。

     (中之島公園へ)      (サクラ終盤の中之島公園)     (愛宕山を望む)

  (桂川左岸を亀山公園へ)    (ツツジとサクラの亀山公園)         (保津峡)

 (花の亀山公園をブラブラ)   (重たそうな花穂のヤシャブシ?)   (常寂光寺前を右折)

        (二尊院)       (紅葉の名所の護法堂弁天)   (御堂前の石楠花)

 (山越えの道が倒木で封鎖)   (羊歯藪コギで急坂を登る)     (鳥居形火床へ飛び出す)

 鳥居形上端から、嵯峨野が足下に広がり、きょうは霞んで見えずらいが大文字山や京都市街の中心部も望める。鳥居形笠木の盃状火床列の右端から少し藪っぽい尾根へ入る。ミツバツツジが彩をそえる羊歯と笹原の混在する薄い踏み跡をたどり、先程の護法堂弁天から上ってきた道と合流、さらに尾根筋を進む。アセビとミツバツツジの尾根道をなだらかに登り、最後に急坂をしのぐとP254だ。薄い踏み跡を尾根を外さないように一旦下って登り返すとドライブウエイだ。歩行禁止なので、すぐ先の清滝不動尊の車道入り口からサクラの咲き残る道をちょっと下ると本堂前の休憩所だ。清滝不動尊に手を合わせ、石楠花満開の本堂前から参道の石段を下る。試峠から車道を清滝へ下って、サクラの殆ど散った赤橋から清滝川沿いの東海自然歩道だ。しっかりした道を下流へ進み、コメカイ道を右に分け車道に上がると落合だ。

               (鳥居形火床から嵯峨野を望む)

   (鳥居形笠木の火床の列) (火床右上端からツツジ尾根へ) (羊歯藪っぽい踏み跡を行く)

(DW車道に出てすぐ不動尊へ)     (清滝不動尊)       (石楠花の参道を下る)

  (清滝不動尊参道登り口)  (試峠付近から愛宕山を望む) (サクラの終わった清滝赤橋)

 (清滝川沿いの遊歩道を行く)   (落合のコメカイ道登り口)        (落合で車道へ)

 落合から、時々樹間から保津峡を垣間見ながら車道をくねくねしばらく登ると六丁峠だ。峠から山道に入り、急な山腹をへつるようにトラバース気味に登っていく。時々、右下に保津峡の流れが見えるが殆んどが見通しのきかない灌木に覆われた細い道だ。やがて、車道わきの広い道となり、コンクリ舗装のダラダラ坂を上る。小倉山の三角点を右に分け少し進むと小倉山ベンチだ。疎林帯のベンチから広沢池や京都市街が望める。ここで昼食後、ミツバツツジが点在する尾根道を下る。小倉山展望台を過ぎて正面の林越しに渡月橋を眺めながら下り、亀山公園に入る。急に観光客が増え、渋滞気味の桂川沿いの道から渡月橋を渡って駐車場へ帰り着いた。
 サクラは終盤だったが、山間に点在する薄紫の花が美しいコバノミツバツツジが最盛期を迎えていた。護法堂弁天から清滝へ抜ける道は踏み跡が薄く要注意だ。

   (車道から見える保津峡)    (車道を六丁峠へ進む)       (六丁峠から山道へ)

  (急坂をヘツル道を行く)    (DW横から広い道を進む)      (新緑のカエデの道)

    (小倉山ベンチ)      (ベンチから京都市街を望む) (ミツバツツジの尾根道を行く)

    (小倉山展望台)          (尾根道を下る)         (小倉山案内図)

     (亀山公園へ)         (保津峡展望所)       (観光客で渋滞の渡月橋)

★道で出会った花

     (ヤシャブシ?)           (カキドウシ)          (ヒメオドリコソウ)

     (ホトケノザ)              (アセビ)          (コバノミツバツツジ)

     (シャクナゲ)           (ヤブツバキ)           (クサイチゴ?)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部

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